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マンガとアニメーションと人文を、脱線(Digression)でつなぐブログ。
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連載誌『ハルタ』に九井諒子さんのカラー小冊子!

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(新旧のゲームファンを巻き込んで大人気、九井諒子さんの『ダンジョン飯』。つい先日待望の第4巻が発売になり、ストーリーは新展開へ。でも食べるのはきっとモンスターのまんま( ´ ▽ ` )ノ エンターブレインより税抜き620円で発売中)

連載初回から大ファンになった『ダンジョン飯』、ドラクエやFFでもなく、『ウィザードリィ』のテイストがシブい!と思ってたら、まさかの大人気。レトロゲームを知らなくても楽しめるのはすごいな、と。

大きな魅力として九井諒子さんの端正な絵柄があるけど、新刊の発売と同タイミングで書店に並んだ連載誌『ハルタ』に、九井諒子さんのカラー小冊子が綴じ込み付録でついてきた。眼福!
こういう付録ものは応募に一手間かけるのが普通だけど、雑誌自体に綴じ込みなので購読している読者には嬉しいサプライズ。

しかしまぁ、よくスラッとした線でこれだけ描けるもんだなと、一応は絵も嗜む人間としてちょっと妬ましい。じゃなかった、羨ましい。画材は何をお使いなんだろう。

前に五十嵐大介さんがボールペンで絵を描いてると知って驚愕したけど、九井諒子さんの均一な描線が「何を使ったら引けるのか」とても気になる。パソコンだから強弱が出ないってわけでもないし。ロットリング?

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# by ulyssesjoycean | 2017-02-18 12:07 | Comments(0)

UXから心理学に里帰り『Lean UX』

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(「UX? 何それ?」だった数年前とは打って変わって、耳にしない日はないくらいの認知度になった「ユーザー・エクスペリエンス」。IT系では地味な技術書から華やかなのまで、オライリーの本を手に取ること多くなったな)

カタカナ語が多いと言えば、経済学とITというくらい、色んな概念が登場する。そんな中でちゃんと定着したっぽいUX(ユーエックス、ユーザー・エクスペリエンス)という言葉。

書籍も手に取りやすくなったのでツラツラ眺めてるんだけど、UX系の書籍はどれも、ある意味大変まっとうなことを述べているーー

変化の速い時代に合わせて、完成度よりスピード重視、ユーザーからの反応をすばやく製品に反映させ、仮説検証のサイクルを回していく。

ユーザーの動向や反応を予測するには日々の好奇心が欠かせないし、分野を横断するチームを作ろう、失敗を恐れない精神を培おう、などなど。

どれも一つとしておかしいことはないので、ある意味、ジョン・ロックの経験主義哲学に触れたような印象も。「一見当たり前に見えることを主張するだけにむしろ難解である」と、『奇想天外英文学講義』に書いてあった気がするな。

そんな次第で、UXにまつわる「当たり前さ」が、かえってこの分野に没個性的な印象を与えてるのではないかとも。UXを謳いながら、「本」としては読みにくいものも散見されるだけに、色々考えさせられる。

もちろん、その分野で優れた仕事をしてる方も沢山おり、棚橋弘季さんの『デザイン思考の仕事術』が書籍として抜きん出て鮮烈な印象を与えるのも、人文学を含めた長大な射程があるからだろう。

それで言うと、UXの勃興と時を同じくして、「心理学」もググッとブームの波がきてる気がする。でも不思議と、心理学の成果を直接UX研究に導入してる書籍は少ないような。

UXの方を調べてたら、認知科学だけでなく、マズローの欲求段階仮説とか、むかーし目にした気がする理論がすけて見えたり。フロイトさん前後からスタートした分野がモバイル全盛の影響で今また活況を呈するのだから、世の中わからない。

ーーで、UXを確認するのも大事だけど、心理学を掘っていくことで見つかることも多いように思う。アメリカのプラグマティズムの代表、パースやデューイのやってることが、どーも何が大きなカギになる気がしてる。

パースさんの理論は推理小説研究に、デューイは教育学と図書館の分類など、何か奥深いところでITと繋がってる気がしてならない。特にデューイさんは全くアンテナないのでこの機会にキチンと調べてみたい。

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# by ulyssesjoycean | 2017-02-15 18:39 | Comments(0)

5枚のカードでひとネタ狙い!『ひらがなポーカー』

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(「言葉遊び」をテーマにしたアナログゲームの幾つかある中で、「ネタづくり」にフォーカスした製品『ひらがなポーカー』。クラウドファンディングで第一弾を呼びかけ無事目標金額を達成、現在はその第二弾を2017年3月末日まで募集中。画像はそのクラウドファンディングページより。https://camp-fire.jp/projects/view/21510)

「しりとり」をテーマにした『ワードバスケット』、また抽象的なイラストのカードにタイトルをつける『Dixit(ディクシット)』など、アナログゲームの中には「言葉遊び」のテイストを盛り込んだものもあって興味が引かれる。

今回の『ひらがなポーカー』は、5枚一組で「おもしろい言葉」を作るという「ひとネタ」を軸にしたものみたい。アナログゲームは「勝ち負け」とは違う次元の面白さを狙っているもの多いけど、これはまたヒネってきたなー。

50音の表意文字として、日本語の特性を生かしたゲームだと思うし、知育玩具はもちろん、日本語学習の教材としても使えそう(実際、そういう風に説明されてるんだけど)。

画像処理には「透明化」という手法もあるけど、それを模してるのか、濁点なんかのカードも通常のカードに重ねて使えるように配慮してるなど、芸が細かい。

だからこそ一般的な商品として大規模に流通させるのは大変なので、ネット上で資金を募るクラウドファンディングになるのだろう。『この世界の片隅で』も後半はそれで完成にこぎつけたというし、仕掛ける中身によっては有効なジャンルだと思う。

――という前置きはさておいて、さっそく支援しました(^o^)丿 だって普通にお店で買えない以上、ファンディングで頼む(注文する)ほかない。現在は3,000円×先着100名と、その後の3,500円、5,000円コースなどある様子。

実際、普通のトランプや花札に比べると値段が少々お高く感じるかもしれないけど、アナログゲームに接してみると、カードゲームは特に「紙質」で差が付きやすい分野だけに、きちっとした商品を世に送ろうという作り手の場合、3000円は妥当なところ。Dixitなんかもそこそこするものね。

達成してくれないと、自分のところにも商品が届かないため(*達成した段階でお金を払う形式)、第二弾ではあるけどぜひ応援したい。アナログゲームは実際にプレーするまでのハードルが高いけど、やってみるとオモシロイ!というのが、ゲーム好きとしてグッとくるものがある。

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# by ulyssesjoycean | 2017-02-10 18:47 | Comments(0)

ヘンリーとウィリアム、2人のジェイムズ兄弟

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(心理学者として名前を知ったウィリアム・ジェイムズ。ありふれた名前なのでそこを気にしたことなかったけど、実は小説家ヘンリー・ジェイムズのお兄さんなの?と後追いで気づいたのはいつだったか。違ったキャリアを歩んだ2人だけど、「画家志望」というのは共通してたみたい。)

調べるものをしていたら、どーやらこの分野のキーパーソンがウィリアム・ジェイムズらしいと分かる。心理学者の草分け的な存在としてしか知らなかったけど、この機会に眺めてみるのもオモシロイかもしれない。

あいにく弟のヘンリーさんは、例の「どうかしてる」英文に全く馴染めず今に至る。ヒョイとした弾みに『Daisy Miller』を読んだら面白かったけど、あれは比較的初期の作品で、それで英語が読みやすかったみたい。『Turn of the Screw』の英文を読み切る気力がないよ。

で、そういう先入観がジェイムズ兄の方にもあったのか、知らぬ存ぜぬで来たけれど、幸いに翻訳を見る限り、ヘンリーさんほど読みにくいことはなかったので一安心。

でも不思議だな、20世紀初頭に書かれたウィリアムの本は、最近の科学偏重、科学でなんでも解決できるみたいな考え方は如何なものか、という疑問を形而上学の方面から呈している。

コナン・ドイルさんも晩年は神秘思想に進んでいったように、物質文明への反動がグワッと出て来たのが20世紀初頭なのかな。でもウィリアム兄さんは「プラグマティズム」という言葉の由来を作った人のようなので、地に足のついた議論をしてる雰囲気。

プラグマティズムで思い出したけど、教室が暑くて暑くて仕方ないとかいう、あの人の名前もサッパリ目にしなくなったな。その後は20の次の時代のお金がどうしたで、嫌われたくないけど勇気が出ないとか、そんな話が続いたような。

さしずめ今は競馬でも麻雀でもなくて、ポーカーやババ抜きに関係ありそうなのが狙い目だろうか。ジェイムズ兄さんの本に出てくる同時代の哲学者の名前が聞いたこともないものばかりで、フトそんなことが頭をよぎった次第。

ジェイムズさんはアメリカ的な知性の代表で、おんなじようにアメリカ発で教育界に旋風を巻き起こしたデューイさんも同時代人くさい。

デイビッド・ロックフェラーさんの自伝を読んでたら、「両親はデューイの教育思想を支持していたから、私はギリシャ語やラテン語といった古典語ではなく、フランス語とドイツ語を学んだ」と言ったことが、ハーバード大時代の思い出として語られてた(気がする)。

もしかするとエズラ・パウンドさんも同時代人? パウンドさんは物書きとしてはもちろん、「文学作品のプロデューサー」として敬愛してるけど、そういやどんな経歴なのか全く知らない。

ウィリアム・ジェイムズをキッカケに、この辺のアメリカ近代史を眺めてみると案外キョーミ深いことがわかるかもしれぬ。でもウィリアムさんもそうスラスラ読める雰囲気ではないので、いつになることやら^_^

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# by ulyssesjoycean | 2017-02-07 20:35 | Comments(0)

フランスと競馬とステータスと

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(フランス人ジョッキーのデムーロさん、今は日本に滞在して活躍されてる由。フランスでも名の通った騎手かと思ってたけど、日本でプロとして活動するとなると、何か大きなプラスがあったのだろうか。フローベールさんの『L'Éducation Sentimentale』にも競馬のシーンあったような)

フランス人ジョッキーのデムーロさん、いまは日本で騎手としてご活躍のそうな。それはいいんだけど、フランスでも著名な騎手だったと思うけど、日本の方が騎手として活動しやすかったのかな。

フランスの小説読んでると、フローベールやクロード・シモンの『フランドルの道』にも競馬のシーンがあって、Champ de Course とか、Adresserとか、その手の用語もなんとなく覚えた結果に。

競馬があるからといって、ジョッキーのステータスが高いかというと、それは違うのかな。自転車競技は大人気だし、超メジャー新聞のLe Mondeでも、Tour de Franceの時期はずっと一面トップの扱い。あれで「すごい人気なんだな」わかったようなもの。

一方の騎手はそうでもないのかなと、デムーロさんの日本在住でのご活躍を聞いて、そんなことを思ったな。

フランスは数学でも有名だけど、一方で物理系へのサポートは充実してないそうな。工学を学ぶために日本にやって来るフランス籍の人が多いのは、そうした理由もあるという。エコール・ポリテクニークみたいな超エリート校はそうそう入れないだろうし。

以前そうした話を聞いていたので、フランスに競馬があるというのは聞いてたけど、騎手のステータスはそーでもないのかなと思ったりして。それにしたって、ボクサー並みの減量をこなした上で活躍するのだから、脱帽するばかり。


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# by ulyssesjoycean | 2017-02-05 15:56 | Comments(0)

自然科学の調べ物用に『観念史大事典』?

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(さまざまな分野を横断する観念史(History of Ideas)だけど、最近になって自然科学の方面にも馴染みができ、むしろそっち方面の資料として持ってた方がいいのかもと思い始める。今はオンライン版(英語)もあるみたい)

2016年から「やってないことやってみよう」ブームが到来し、いまや数学の学び直しを英語の入門書でスタートさせてる次第。避けてきた分野はそれだけ発見も多いので、地味に面白い。

ただ一方で、避けてきた分「おおざっぱな見取り図」がないため、そこを掴むのに骨が折れる面も。実際、使ってる教科書がなぜか「行列」(matrix)からスタートするので、なんで?と思ったりする。

別な回路から経済学でおなじみ(らしい)「ゲーム理論」もスタートさせたけど、この観念史大事典でもちゃんと立項されてる意外な気がした。知らなかっただけなんだけど。

辞書なだけあって、見開き数ページ単位でその分野の「歴史」が通覧できるのが嬉しい。自然科学は馴染みない分、関連テーマをこの事典でさらってから着手するのがいいのかも。

最近はオンライン版として無料で英語原文が見られるようだし、紙とデジタルを組み合わせるとより使いやすそうな気配。


数学や経済学は「英語で」学んだ方がはるかに親しみやすいので、この観念史大事典も旧版で揃えようかなと思う。次に調べたいのは「確率」と「数学」かな^_^

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# by ulyssesjoycean | 2017-02-01 18:46 | Comments(0)

野生動物の食事は栄養バランスとれてるらしい『動物たちの自然健康法』

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(野生動物たちの「健康管理」をテーマにしたケーススタディの一冊。草食動物はナトリウムが足りない傾向あるから、塩分やミネラルを求めてゾウが岩場を掘ることもあるとか。たまたま目に付いた程度だったけど、相当オモシロイ。紀伊国屋書店より税抜き2,200円で発売中か)

ここ最近は運動だけでなく、「運動後に摂ると疲労が取れやすい」各種栄養にも興味が向くように。

筋トレの場合はその30〜40分前にヨーカンを食べて血糖値を上げる(エネルギーを補給)とか、破壊した筋肉の回復にプロテイン(タンパク質)を摂取すると良いとか、非常に理にかなっている。

野生動物も自然淘汰で鍛え抜かれた結果、どういう時に何を食べればいいかを身につけたらしい。ホネをかじってカルシウム補給するとか、岩場を舐めて塩分補給とか、「草食動物」とは思えない行為も多い。

どれもオモシロイ上に示唆に富む報告が載ってるんだけど、「野生動物の観察」がベースになってるだけに、研究する側はメチャメチャ大変みたい。まず野生動物を長期間追うのが難しい上に、とうの動物が「調子悪い」のかどうかはパッと判断できない、などなど。

最近は工学の分野で動物の知恵を活かしてるそうで、新幹線こだまの形状はカワセミだとか、パンタグラフの風切り音を軽減するためにフクロウをモチーフにしたとか。

そうした一連の発明を興味深く思っていたので、健康管理も野生動物を参考にする部分も大きいのかもしれない。とうの動物たちからすれば知ったことではないんだろうけど^_^

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# by ulyssesjoycean | 2017-01-27 12:02 | Comments(0)

いよいよ古典ギリシャ語?ソフォクレス『オイディプス王』

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(あえて避けて来た古典ギリシャ語なんだけど、ロシア語学んでキリル文字に検討がつくようになり、数学に再入門した結果としてムズムズと気になるようになってきた。Wheelock's Latinのように、英語の参考書でやった方がはるかに学びやすいこともわかりーーしかし肝心のギリシャ語作品はどうするか。ロウブ叢書のソフォクレスあたりが狙い目か)

色んな回路を経たことで、なんとなく縁遠いギリシャ語もやってみようかなという気になりつつある。それまで学術書にギリシャ語引用あってもスルーを決め込んできたけど、αρκήとかが「単語として」意識できるようになったので、もうこれはやったほうがいいんじゃないかとも。

ところが語学はテクニックというより、「どうしても原語で触れてみたい」という一種キョーキじみた面がないとものにはならないとイタリア語で痛感。ロシア語もある意味そうだけど。

ソクラテスやプラトンも「ヌー」という感じで、ホメロスにもさして食指は動かない。後年エラスムスの解説書を読んだところ、古典ギリシャ語は、実質「各地の方言」だそうで、アッティカとかドーリアとかで違いが大きいそう。これもヌーヌーと唸るばかり。

そんな中、読んで心底感激したのはソフォクレスの『オイディプス王』かな。クライマックスのシーンでドッと落涙したのは、「悲劇」に馴染みないだけにビックリ。

そして何より、『オイディプス王』は短いのが良い( ´ ▽ ` )ノ 劇作は会話がメインだからその点でも少し気が楽。自分にとって「演劇」も何か親しめないジャンルとしてあるけど、ギリシャ語経由で入門するのも悪くない気がしてきた。

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# by ulyssesjoycean | 2017-01-21 20:28 | Comments(0)

何から何まで心理学!『インタフェースデザインの心理学』

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(もはやバズワード[流行り言葉]として扱われるデザインと、その影響でグッと存在感が前に出てきた心理学。調べてみるとつくづく色々あるものだ。Susan Weinschenkさんの『インタフェースデザインの心理学』は図版も多く、論旨もまとまった好著だなー。しかしオライリーの本はなんで著者が英語表記なんだろ。)

このところ色々の必要に迫られて、新旧を問わず、またジャンルもフロイトから認知心理学まで、心理学書ばかり読んでる格好に。

くだんのスティーブ・ジョブズさんも、禅や東洋思想に影響を受け、使いやすさを極限まで推し進めたムダのない製品づくりも、そうしたバックボーンからからとか。

じゃあ使いやすいってなんだろうーーという話になるので、それでせっせと心理学書を読むことになるわけだな( ´ ▽ ` )ノ 先年読み込んでメチャ大きな影響を受けたOgilvyさんも、人間の知覚メカニズムを意識して広告業界で名を成したようだし。

人間の目は上から下に動くとか、またどうして人は初めて見たテーブルをテーブルだと思うのか、とかとか。それこそヒュームやロックのような話も出てくる。

でも一方でアレだな、そうした知覚や認識についてリサーチし始めると、「色んなものの見せ方が気になって仕方ない」という弊害あるな。自分レベルのリサーチでもそうなので、ジョブズさんが時と場所を選ばず怒りまくっていたのもその辺が理由だろうか。

近年話題の「UXデザイン」を学ぶ人なんか、その点の「頭の切り替え」をどうされているのだろう。映画監督になると映画が見られなくなると聞いたけど、そういう世界に近づいていくのかな。なんかもう果てしないナー。

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# by ulyssesjoycean | 2017-01-20 19:37 | Comments(0)

会計の歴史に清教徒革命のクロムウェルが

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(会計の歴史を調べていたら、なぜか清教徒革命の中心人物クロムウェルが出てきた。会計といっても法律に関わる以上、必要に応じて作ったり改めたりが必要。で、それをやったのがクロムウェルさんらしい。思想系の伝記ではハンディかつ名著の多い、このセンチュリーブックスから入りたい)

幕末から明治にかけて、これではマズイとエライ人たちが西洋の文物を熱心に取り入れた結果、言葉も膨大に作られることに。

そういう歴史の必然があったのと、漢文が公文書として使われていた下地があって、福沢諭吉から西周まで、色んな人たちが造語をこしらえた。

それはいいんだけど、元がヨーロッパの言語で記されている以上、オリジナルで見た方がはるかにわかりやすいというのもまた事実。こっちに漢語の素養がなくなったのもあるけれど。

で、会計に使われる言葉というのはとにかく特殊なものが多い。日本の商業リテラシーは極めて高かったらしく、翻訳語が少ないとか。入札とか相場とか、いつからある言葉なんだろう。

そこへヨーロッパ系の言葉も入ってきたから、今になって会計をやろうという人間にはたまらない。貸方・借方などの表記と、その表記があらわす内容をやった上で会計の流れを掴まなくてはいけない。

ところがオリジナルで見るとメチャ簡単な表現が使われてたりする。これ、オリジナルでやった方が良くない?的な。勢い、その歴史から入ることに。

そしたらなぜかクロムウェルが出てきた。要は無限責任(unlimited liabilities)から有限責任(limited liabilities)に移行する法案の成立にクロムウェルが噛んでるとか噛んでないとか。

清教徒革命とかピューリタンというのはなんとなく聞いているけど、自分が清教徒でもなければ身近にピューリタンもいないので、映画『目撃者』のアーミッシュから連想したりしてる(けど多分ちがう)。

世界史で名前を知った人が、なんで会計の歴史に出てくるのか分からないけど、まあ、おいおいわかるようになるんでしょう。実際、歴史からおさえた方がハッキリ内容を掴めるので、こうした回り道は致し方ない。

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# by ulyssesjoycean | 2017-01-11 21:22 | Comments(0)