ちょっと前の日経新聞
「春秋」(某ナントカ人語のスペース)に、文化部マンガの人気作ということで、当方イチオシの
『とめはねっ!』と並び紹介されていた
『けいおん』。
アニメーションで音楽をやるのは作業的にちょいとした地獄絵図になるはずなので、そうしたテクニカルな面の興味もあって今回拝見。
軽音部の話ということで、見る前から勝手に、昔のロック音楽がバシバシかかる、ある種
『スクール・オブ・ロック』的な作品なのかと思っていたら、ぜんぜん違うのね。
むしろ
「バンドはじめて物語」といった体裁で、ギターを買うには、エレキギターとはなんなのか、アンプの使い方は――などなど、解説的な要素がすごく多い。
なるほど、弾くようになってしまうと当たり前だけれども、そういや最初に買ったときはこんな感じだった――とか、アンプにつないで鳴らしたときは感動した――といった
「皮膚感覚」が、やらない人にも分かりやすく伝わる気がする。
笑ったのが、その軽音部の部室が広くて小ぎれいなこと。
今はどうなのか分からないけれども、ああいった部活は(こっちも含めて)行き場のない人間が集まるカオス空間という印象があるので、そこはズバーッと外したんだなぁ――と。いや、それが正しいです。
(追記:昨日は所用あって更新できませんでしたので、本日は二回更新にしたいと存じます)