今年度はご縁あって、ずば抜けてマンガを読みましたなー。当然、嬉しい発見も数多くあり、その中のひとつが、先日
『Kiss PLUS』(講談社)に載っていた、磯谷有紀
『屋根裏の魔女』。これは良かった!
たしかな画力とマンガ的な魅力の両立というのが、今後、ありうべき方向性ではないか――と感じていたところだったので、すっきりと端正な画風が心地よい。
最近、お教えいただいてチェックする少女マンガ家諸氏の画風が、どことなく中原淳一っぽい。ジュンイチ+タカノフミコな印象を、色々なところから受けるね。実際に訊いてみたら違ったりするんだけど(笑)。
12月22日には、待望の
『友達100人できるかな』(講談社)の第二巻も発売されるし。冬なのにプール(笑)。
あとはちょっと気になっているのが、この
『チャイナガール』。こういう良い表紙絵を見ると、中身もどんなんだろう?って思う。
先日、今年度のイチオシ!みたいなことをやったけれど、注目作家枠として
「冬目景(とおめけい)」氏だなー。
増刷慶賀な
『アコニー』と、
『ももんち』はひたすら再読。それまでの代表作にあった、どこかトゲトゲしい雰囲気がすーっと抜けて、朗らかな作風へと進まれたのは読者として嬉しい限り。
特に後者は、なにがってワケじゃないんだけど、飽きの来ない良作で、美術系予備校を舞台としているだけに、絵と関わり深い方がご一読されると、
「あるあるネタ」でつまってるんじゃないかな。
油彩のキャンパスをザシザシ紙やすりで削ってるのは、いまだになんなんだろうと思う。ダンマルワニス、カルトン、ハーフトーンなどなど、知らん言葉がいっぱい出てきたなー。