なんのかんのでようやく
『キック・アス』を見ることができた。先日の
『小さな悪の華』とはまた別の意味で完全に
「どうかしてる」作品。
かなりざっくりざっくりな観方をしたけれども、
「ヒットガール」のキャラクターが凄すぎて、あとのキャラクターがかすむかすむ。
とても言えないような言葉を口にしながら、悪漢どもをバッサバッサと切り倒していくシーンはひたすら圧巻。ただバイオレンスがきついので、賛否両論という話には、なるほどとひざを打つ。自分もちょっとツラかったです。
そうした本編とはぜんぜん違うところで興味深かったのが、他のマンガ作品に対する言及。作中に
『スコット・ピルグリム』という言葉が出てきたり。
「少女漫画」という言葉も出てきて、必死に耳を澄ますも、
「Shoujo B」としか聞き取れなかった。
「Shoujo Books」の略語なのかなぁ。英文字幕も確認しなくては。
あとは
「コスプレ」を
「Impersonator」と言うとか、日ごろ、そんな英語は耳にする機会がないから(笑)、これは見ていて面白かった。
このところ、色々の理由からヨーロッパ映画に接近してるせいなのか、カットの切り替わりが早い最近のハリウッド映画のスピードには、ついていくのが大変。
以前、スタジオジブリの鈴木敏夫氏が、
「アメリカでヒットするためには、英語が分からなくてもいい映画にする必要がある」と、そんなことをおっしゃっていた。
映画そのものをたくさん見ていないのでなんとも言えないけれど、最近目にするハリウッド映画の異様なスピード感というのは、畢竟、そういう理由なんだろうか。
(そういえば、ついにガスが復旧しました。近畿ガス・大阪ガスのみなさん、ありがとうございます。これで風呂に入れます。感謝)