少年誌・青年誌は、どうも自分の欲するところと、雑誌としてのターゲットがかみ合わないようで、たまに眺めるぐらいだったのだけれど、目についた二作品がどっちもメガネ。
先日話題にしたなぎなたマンガの
『あさひなぐ』も、いま流行りのスクウェアフレームとは違う、メガネ女子が主人公。
そのときたまたま面白かった――というのでなく、あっ、この人の実力は本物だ!と確信することができたので、もうすぐ発売だという単行本で精読しよう。
もうひとつのメガネっこものが、
『ヤンキー君とメガネちゃん』(講談社)。そのまんまですな。
割合に最近の掲載誌に目を通すことができたので確認すると、その一回だけではなんともいえないけれど、清潔感のあるヒロイン像がとても印象的。
作者名から推して(こざき亜衣・吉河美希)、上記二作品は、ともに女性の書き手なのだろうか。(「みき」という男性名もないこたないけど)
だとすっと、自分が無意識に好感を持つ作品は、ほぼすべてが女性作家のものだということになるなぁ。知らないで見ていて、あとからそうだと気づくケースがやたら多い。
(ロシアの画家だというジナイーダ・セレブリャコワもそうだし。ヴィジェ・ルブランもそうだった)
だからどうするということもないんだけれども(笑)。マンガで持っているものはその傾向があまりに強いので、ちょっと自分でも驚いた次第。