これは手持ちの資料では調べがつかない!――ということで、ヴァニダを読むために窪川英水氏
『映画のなかのフランス口語』を注文する。
手持ちの
『Pardon My French』(Harrap)にも色々と語釈が載っているんだけど、フランス語の口語が英語の口語になっている場合が多く、これでは二度手間三度手間。
その点、窪川氏のはすべてが実例だから、読み応えもあるし、大変有用な資料。ありがたい。
ただ困ったのは、俗語というのがそうであるように、言葉の意味にだいぶ膨らみがあって、用例としてはこれなんだけど、文脈からすると、ややズレるな――みたいなことが多々ある。
あとは単純に、こういう俗語・口語に特化したものでも、載ってない表現があるなーということ。そうすっと、さらに俗語に特化した資料を探さねばならない。仏語でもいいから、なんか良い資料があるといいな。