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[タカヤマ学派のブログ]マンガとアニメーションと人文を脱線(Digression)でつなぐブログーーだったのが、現在は語学人目線で理数系にガチチャレンジ中の内容増えた。あと「文系と理系を両方マジで取り組んでみた」など。理数系とピコピコの話題多め。あと学魔・高山宏の影響を受ける「タカヤマ学派の1人」らしい。その方面では主に経済学担当。(2020年8月に追記)
by ulyssesjoycean
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ロビンソン漂流記(3):銃があればこそ

 文化史的なテクストとして読み始めた『ロビンソン・クルーソー』だけれども、読んでいると、どうにも気になる箇所がある。それが銃。
ロビンソン漂流記(3):銃があればこそ_d0026378_18383532.jpg

 とにかくお話の流れが、「銃ありき」なんだよね。奴隷の状態から脱出するにも銃を使い、島に流れついてからも、とかく銃を携行する。

 そのための火薬と弾丸も、なぜか他の物資に比べて大量に見つかって、そうしたご都合主義も気になるんだけど、一番首を傾げざるを得ないのは、銃を使うことに一切のためらいがないこと。
ロビンソン漂流記(3):銃があればこそ_d0026378_18444142.jpg

 食料調達のための狩猟――ともいえないんだな。面白半分に殺してるというか、それが「面白半分」という意識すら微塵も感じられない。

 宮崎駿氏の児童文学解説DVDでも、やはり同様の趣旨が述べられていた。いや、そりゃ気になりますよ。
ロビンソン漂流記(3):銃があればこそ_d0026378_18461134.jpg

 そこでふっと思い出したのは、映画『ラスト・サムライ』。その宣伝でトム・クルーズがあるアメリカのトーク番組に出たときのこと。

 竹刀だったか木刀だったか忘れたけれども、一時期剣道をやっていた人間から見ても、トム・クルーズの構えが実にサマになっていた。
ロビンソン漂流記(3):銃があればこそ_d0026378_19184489.jpg

 ビックリしたのはその次で、その番組の司会者は、もう構えるどころか、竹刀を「持つ」ことすらできない。持ち方が分からないんだね。

 剣道の経験はいざ知らず、日本人であれば、誰しも刀の構え方は見たことあるだろうし、持って構えることはできるだろう。できて当たり前と思ってたけど、そうじゃないんだと。
ロビンソン漂流記(3):銃があればこそ_d0026378_19225924.jpg

 その反対に、自分が銃を持って構えろ――と言われても、たぶんできないだろう。そういう文化圏に属してないから。

 そのことを、『ロビンソン~』を読んでいて思い出した次第。銃が身近だということを、まったく意識していない世界というかね。
ロビンソン漂流記(3):銃があればこそ_d0026378_19195681.jpg

 (今の英文学研究は、帝国主義と植民地政策が中心になっているらしいけど、さもありなんという感じだった)
by ulyssesjoycean | 2011-10-20 18:44 | 駄文 | Comments(0)
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