テルマエに続き、人気作を読んでみよう!週間ということで、今度は花沢健吾
『アイアムアヒーロー』(小学館)を読むことに。
掲載誌のスピリッツはちょいちょい読んでいるから連載開始時のことも知っているんだけど、なんだかネガティヴな立ち上がりに、また極端にそういうのが苦手になっている昨今、思いっきりスルーしていた。
で、読んでみると非常にオモシロイ。
『Walking Dead』な世界観でグイグイ引き込まれる。
一方、読んでると非常にくたびれる。女性作家の作品しか読まなくなった現在、こういう鬼気迫るバトルが苦手になったことを感じる。このあたり、
『GANTZ』に対するのと同じ気分だな。面白いけど、疲れちゃうという。
8巻にて、男二人が決意を固めるシーンがあったけど、これは
「あった!」という感じ。おんなじこと思ったよ!と、そこだけ強く感情移入。そういう時の反応は人それぞれみたいだから何とも言えんけど、自分はこんな気分でした――と。
でもそうやっていろいろなこと考えながら読み進めていて、一番気になるのは
「終わらせ方」だよなー。これ、どうするんだろう?ということをずーっと考えちゃう。
『攻殻機動隊SAC』の第二期でも、話がデカくなりすぎたら、アレっ?という終わり方になっちゃったりと、このあたり、実作者としては本当に難しいところかと思う。
(最初と最後を決めてスタートしてるんだろうとは思うけど、10巻まで来てまだ全然お話が見えてこないから、期待半分、不安半分という感じ)