ネガティブな内容のものは本当に受け付けなくなっている昨今、絶対苦手なはずなのにどうしても気になるのが、押見修造さんの作品。で、今回連載を読んでいた
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(太田書店)を手にする。
タイトルにあるように、自分の名前を言うことができないヒロインが、同級生とぎこちない交流をしていくというもの。
いろいろ
「すごいな!」と思う部分はあるんだけど、一番びっくりしたのが、学校が嫌いな人に見えている学校風景の描き方。うわー、まさにこれだー!!という感じ。
こういうあたりをガッツリ掴まれているからこそ、嫌だなぁと内心思いつつも、ついつい読んでしまうのだろうと思う。
あと絵柄に清潔感があるので、それで読めるというのもあるなぁ。でもさすがに
『ぼくは麻理の中』はキツクて読めなかった。