脱線しまくりでさまざまなメディア文学アニメ哲学映画美術を無理やり「つなげる」マニエリスム書評(!)を目指したりしつつ要するに「アニメ・マンガ」以外も読めばいいんじゃないかという建前ではあっても事実上ここの管理人(以後「シロクマ(仮)」)の読書記である、ということにすることにして句点を打つ。
「BETSUCOMI」連載の和泉かねよしの「そんなんじゃねぇよ!」(シロクマ注1)に呵々大笑。
注1:「島本和彦」的作風で少女マンガ界を疾走するハイテンション兄妹(またかよ!)ラブコメディー。女から見た「ヤナ女」の視点を「笑い」でまとめる(注2)あたりに作者のインテリジェンスを感じる作品。安野モヨコさんあたりまで行ききらないで「少女マンガ」で勝負する姿勢に好感が持てる作品。☆☆☆☆☆
注2:この手の文学作品だとやはりジェイン・オースティンでしょうかねぇ。「自負と偏見」ですねぇ。中野好夫訳ですけれどねぇ。信頼できる翻訳なのになんで男の会話の語尾がかならず「~ですねぇ」なんでしょうねぇ。☆☆☆
ジェイン・オースティンでヴィクトリアンといえば森薫の「エマ」(注3)。
注3:稀代の「メイド好き」の作者、森薫(女)の作品。リアルなメイド(!)なので「萌え」系(ってなに?)ではない。第五巻は傑作。