ちょっと前にYoutubeで全編公開された、Trigger製作のアニメーション『リトルウィッチアカデミア』。すげぇ、スーパーアニメ―ターの吉成曜さんの初監督だよ!と興奮して観賞したけれど、資金集めということでも独自の視点あるみたい
アニメーションに限らず、何かを作るのにはお金がかかる、じゃあその資金をどうやって集めようか、というのは誰しも考えるかと思うけど、
アメリカにはKickstarterというものがあって、クラウドファンディングをやっているらしい。
どれどれ、とさっきちょっと見ただけなので、まだまだ全然概要をわかってないんだけど、要するに募集する資金額があって、それがどれだけ集まったか(%)で表示され、集まった金額自体を(Pledged)で表示しているのだと思う。
日本のアニメーションだと、製作委員会という方式で資金を集めるそうで、いったいどういうことなのかなーと詳しく知りたいんだけど、要は、仮に1億円を集めるとして、それを1000万円ずつ10社が手を挙げれば、ちゃんと目的の金額が集まると。
ただこれでは、当然ヒットした場合の利益も10社で分けることになるから、実入りが減る。そこを自社でオリジナル企画を作ってヒットさせれば利益率も向上するのでは、というのが、GONZOのやり方だったように記憶している。
前者の資金集めがEquity(イクイティー)だとすると、後者はたぶんDebt(デット)になっているので、GONZOはいま再建に向けて奮起されているそうだけど、このやり方でヒットすればそれは大きいけど、やはり作品作りのリスクは相当大きいと思うし。
前にデットとイクイティーの例え話で聞いてわかりやすかったのは、新薬の募集の話。
たとえば
「〇〇の特効薬を作ります!」とあって、それが実現すればとんでもないことだけど、当然開発の資金も桁違い。これをデットでやってできなかったら、お金を貸した側も大損害。一方、イクイティーパートナーで投資という形で募集すれば、お金を出す方もリスクを抑えられるという。
なので、リスク(=不確実性)の高いものほどイクイティーパートナーでやったほうがいい、と聞いたんだけど、そうするとそもそものKickstartは、どういう形でお金を出した人たちに還元していくのだろう?
アメリカは寄付文化だというから、出来上がった作品それ自体を
「対価」として提供するということかな。もちろん、なんだかイマイチだな、という企画にはお金は集まらないんだろうし。