このところ頭を英語にギアチェンジするべく、愛読するEdmund Wilsonの著作を読んでいたけど、やっぱいいわー。
Classics and Commercialsという40年代の回想録では、推理小説をけちょんぱんに叩いていたり、叩いたことの弁明があったり、挙句の果てに自分のホームズ熱が再燃したと弁明していて、なんだか人間らしくてとてもおかしい。
クトゥルー神話やサマセット・モームについての記述もあり、手厳しいなぁと思いながらも、ちゃんと楽しんで読める内容にしているのは、他ならぬウィルソンさんの文章の力だろう。
あんまり面白いので、読み切らないうちに、The American Earthquakeなる、ウィルソンが恐慌を取り扱った金融レポートを購入してしまった。相当分厚いけど、このところ経済関係の交流が多いので、その分野の英語に馴染めるといいなぁ。