こんなのあるんだ!と思わず手に取った、『少しかしこくなれる単位のはなし』。カンは正しかった、これがすこぶる面白い。
もともと、外国文学を読んでいると、いろんな単位が登場する。イギリスの小説だと、通貨のポンド、シリング、ペンスが10進法じゃないから、マジメに覚えようとすると大変なことに。
お金に限らず、重さや長さはやっかいなので、気が向いた時に調べようとは思うんだけど、日常ではメートルとグラムしか使わないのに、ポンドやヤードとなると、まるで実感ない。
そんなわけで、この小冊子では色んな単位が、その発祥から使われ方まで、イラストつきで説明してくれているのでたいへんありがたい。
もちろん、小冊子だから、あっさりとした記述だけれども、とっかかりとしてはこれで十分。あと欲しいのは、軍隊の階級表だけど(これも小説で読んでいるとまことにややこしい、major, sergeant, captain, colonelなどなど)、もしかすると気の利いた人が書籍にしてたりするんかな。