(ギリシャ・ローマの古典をかじると、かならずお世話になるロウブ古典叢書[Loeb Classical Library]。赤色がラテン語文献、緑色がギリシャ語文献と色分けされてるのが特徴。フランス語訳がついてるBelles Lettres叢書というのもあるそうだけど、まずどこに売ってるのかケントーもつかない。ロウブはハーバード大出版局からシリーズで出てます)
先日プロティノスがどうしたという話をしたばかり、チラッと本文を眺めたら、マズイことにポルピュリオスさんという舌を噛みそうな名前の御仁がプロティノスさんの伝記を書いている様子。
で、その伝記がやけに親しみやすい平易な口調、また出てくる人物が「いかにもいそう」な語られ方をされてるため、「さて原文はどうなってるのかな」と要らぬ好奇心が湧いてしまう。
赤色のロウブ古典叢書は何冊か買ってみたけど、いかにも「教養の殿堂」という存在感が、まず本としてカッコいい。買ったはいいがラテン語たいして分からないし(^∇^)。英訳も「それはない」という英語なので、あまり読む上での助けにはならない。
山本貴光さんがしきりにギリシャ語を引き合いに出すので気になってはいるんだけど、ラテン語以上にわかるはずもないギリシャ語の古典叢書を買ってしまうのかね、これは。買わなくていいから、どんなページフェイスかだけは見てみたいな。