マンガとアニメーションと人文を、脱線(Digression)でつなぐブログ。
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「◯◯統計」は「確率のピカレスクロマン」?

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(大きな情報がどうした、というのをよく耳にするこの頃。ちょうど数学の学習もしてるところだし、昔からなぜか確率だけは得意[*まだマシの意]だったので、どれどれと見ていくうちに、ヘンリー・フィールディングの傑作小説『トム・ジョーンズ』を思い出した。朱牟田夏雄さん訳の岩波文庫は超超オススメ)

「風が吹けば桶屋が儲かる」セオリーと何か通じるものを覚える、大きな情報がどうのこうの。

天邪鬼なので、流行りものにはあまり関心なかったのが、数学を学ぶうちにラプラースとか、ゲーム理論とか、そっちの方にも馴染みができるように。

で、ラプラースさんじゃない方の流派をポツポツ調べ始めると、おや、これは「イギリスの17〜18世紀」と関係がありそうだぞ、という気がしてくる。

この辺り、タカヤマ学派お馴染みの「ディスコース」というアレ。旅をしながらロンドンを目指すというピカレスクロマン。「旅もの」の小説がやたら流行ったのが18世紀という。

で、そんなことはなーんにも知らなかったころ、読んでただただオモシロイと感激したのが、ヘンリー・フィールディングの『トム・ジョーンズ』。岩波文庫では「ジョウンズ」になってた気が。

朱牟田夏雄さんの訳で読んで感激し、その後ぶ厚い原書を読破して、それ以来原文で本を読むのが楽しみになったようなもの。実際、それくらい冗談満載で楽しい一冊だった。

で、その後に哲学思想の方に行くと、イギリスの18世紀は「確からしさ」をテーマにしてたと見えてくる。ジョン・ロックさんのも「ascertain」という表現がやたら出てくるし。

道の向こうから「人影」がやってくる、どんな人かはわからない、近づいてきたら「服装」が見えた、商人のようだ、話しかけたら「ロンドンに店をかまえるXXさん」とわかるーー

ハッキリしないものが旅をしながら確実になっていくのを、ムツカシイ言葉で「蓋然性」とあらわすそうだけど、こういうのが大変に流行してた世紀の由。

だから18世紀の作品や思想には、probable, certain,といったワードがやたら出てくるのだな、ナルホド、なんて。

以上のまんまのことを、なぜか「統計学」をやっていて感じた次第。ラプラースさんじゃない方の流派は、「向こうからやってくる誰かさん」を統計学にアレンジしたものみたい。

どんな人か段々わかってくるにつれて内容も変わっていくというのは、『トム・ジョーンズ』と一緒じゃない?という。ジョン・ロックでもいいんだけど。

いま手にしているものには伝記的な情報はないのでまだわからないけど、ロックの同時代人だったりしたら笑うなー。自分のカンとしては、それこそ「確実」なものなんだけど♪( ´▽`)。
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by ulyssesjoycean | 2017-07-07 12:00 | Comments(0)
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