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「タカヤマ学」と「経済学」の相性の良さはなぜ?

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(「タカヤマ経済学派」をそれこそ勝手に自称してるけど、実際「ビジネスの世界」と高山宏御大のお仕事は親和性あるようだ。自分が経済学に興味を持ったのは、『エクスタシー』収録の種村季弘さんとの対談からだった気がする。)

タカヤマ学のエッセンスと経済の考え方は不思議と相性良いみたい。大妻女子大の理事長・花村さんも金融の世界が出自だし。山本貴光さんはそれとなく、棚橋弘季さんは確信的にタカヤマ学を活用なさっている。

さて自分はというと、具体的にタカヤマ学のあれ、というのでなく、「タカヤマ文化史を念頭に置いてると経済学の考え方がやけにわかりやすい」という印象。

何かあればOED、という姿勢は経済の世界でも強力。というより、むしろ使わないとソンなくらい。Investに投資の意味が出はじめたのは東インド会社からとか、法人を意味するCorporateも、そのほとんどの出典にヘンリー8世が絡んでる、とかとか。

近代風の会社法が成立したのも、なぜかピューリタン革命の主導者オリヴァー・クロムウェルの時代とか、どっかで聞いた文化史の人名がこれでもか、というくらい出てくる。

一方、なんでビジネスの世界とタカヤマ文化史が親和性高いのかな、と思ってきたけど、ようやく読了したロベルト・ベルガンディの『突破するデザイン』に、そのヒントらしきことが出てきた。

今は生産が消費を上回ってる状況だから、「安く・早く・たくさん」製品を作るのは強みにならない。むしろ製品やサービスに「質」が求められるようになってきた、と。

その「質」というのも、1年に1個しか作れません的な、労力をかけさえすれば良いというものじゃない。「深み」「深く考える」ことがバックボーンになると。

それが「教養」という言葉で表現されてたけど、要は「今あるものを、ちょっと違った角度から捉え直す」という、言うのはカンタンだけどやるのは相当むずかしいチャレンジになる。

そう言う時に、今あるものの「オリジナル」を「素朴な好奇心」から探っていく、さらにそれが「歴史ベース」でチャート化されてるタカヤマ文化史が役立つのかも。

好奇心の研究書を読んだら、新しい発想は「長期記憶に大量の情報を保有してる人にだけ訪れる」そうで、なんだか最近よく聞くピコピコ系の話とはまるで逆の結論。

タカヤマ文化史はヨーロッパを基準にしながら、知識の枝葉が伸びていく形だから、長期記憶は多方面にうわっと張り巡らされる。そうすると、多様な視点を求められるビジネスの世界に対応しやすいのかも。

ビジネスというと、即BMW的なアルファベットの何かを連想しちゃうけど、あまりにシステマチックになった結果、AさんもBさんもCさんも何だか同じような話ぶりだな、と思ってしまう面も。

超のつく高級セーターを作ってるイタリアのオジさんは、口を開けばヴォルテールとかマルクス・アウレリウスとか古典の話ばかり。しかも時間が1,000年単位。

もちろん、そんな古典はスラスラ読めるわけじゃないから、腰を据えて取り組んでるイタリアのオジさんとアルファベット的な世界では随分ちがうな、と感じてしまう。

くだんのベルガンディさんも「ソリューション」と「イノベーション」は両輪だと主張してやまないので、カタカナ的な世界と文化史的な射程の両方が自在に使えるといいんだろうなぁ、理想的には。

そんな次第で、「意味のイノベーション」が求められる領域でタカヤマ学が活用されるのは、そんな背景があるのかな?と思った次第。

あとはなぜかタカヤマ学とピコピコ系が相性良いのかは、次の謎として取り組みたいと思います( ´ ▽ ` )ノ
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by ulyssesjoycean | 2017-08-10 21:18 | Comments(0)
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