マンガとアニメーションと人文を、脱線(Digression)でつなぐブログ。
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日本のソシュール、「言語学者」の本居宣長先生

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(『紫文要領』『石上私淑言』を岩波文庫で読んで大感激、本居宣長さんはスゴイ人だった!といっぺんでファンになる。古文も読めるようになったので、ついに『本居宣長全集』に手を出すことに。)


むかーし何の機会だったか、本居宣長全集を手に取ったときは全く読み進めることができなかった。


その後、色々あって古文をちゃんと学び直した結果、ちょこちょこと古文に親しむ形に。最初に読んでいいな、と感じたのは『土佐日記』かな。


ヘコタレてる時など、古文の落ち着いた雰囲気が素晴らしく感じられる。映画もタルコフスキーとか楽しむようになってるし、こっちの調子を合わせる必要もあるんだなーと。


で、古文をやって一番良かったことが、本居宣長先生の大ファンになったこと。必ず「先生」をつけるくらいだもの(^∇^)


『源氏物語』についての論考は、一語一文もゆるがせにしない徹底した姿勢で、柳瀬尚紀さんがジョイス作品に向き合うような真剣さを感じる。


宣長先生がそういう非常に厳密な考察をやれたのも、言語学者としての素養がそうさせたんだなーと、今回全集を読んでみて思ったな。


言語学なんかで言われる音韻変化がビッチリ書いてある。このときはこうで、この言葉の後に○○が来ると、音がこんな風に変化する、で、その例はコレコレで、と、全く淀みない手つき。


江戸時代にどんな言語学があったか知らないけど、本居宣長先生のやり方など見てると、ソシュールとか、グリムの法則とか、そういう言語学上の立派な仕事に接するときと同じ気分。


その意味で、大変に近代的な学者だったんだなぁーと、感銘を新たにする。実際、「古い日本語トリビア」のように「へぇー、そうだったんだ!」という小さな発見がいくつも。


母語はつい、無自覚・無意識で感覚に流れやすいだけに、それを理路整然と研究しつつ、しかも面白いというのはスゴイ。


もっとも、古い歌を熱心に唱導した稀代の批評家・宣長先生も、ご自分で作られた歌にはあまり見るべきものがないとか。


いいじゃない、あれだけ名作批評を残せば、という気もするし、「歌の実作はそーでもなかった」あたりに、何か人間らしささえ感じるけど( ´ ▽ ` )ノ


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by ulyssesjoycean | 2017-11-15 12:00 | Comments(0)
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