(向いてない割になんか気になる古代ギリシャの世界。京都大学の西洋古典叢書で今度、ロンギノスという人の論集が出版されたようだ。税込4,968円にて発売中)
2017年は哲学思想にドップリ、ショーペンハウアーさんが名文家だとか、ルソーさんがヴォルテール以上にキテる人だったなど、色んな発見が。
清水書院のセンチュリーブックスのほとんどに目を通してわかったのだけど、やはり自分が「なんかキョーミ持てない」分野として、古代ギリシャとインド哲学と仏教思想が浮かび上がってきた。
ある意味、地図を塗りつぶしてるみたいなもんで、シリーズ全巻に目を通したはずが、あれ、この区画だけキレーに色が塗られてないみたいな。
好き嫌いというより、頭に入ってこないという感覚だから、「体質」みたいなことなのかも。同じ古典でもラテン語は割合一生懸命やっているし。
とはいえ、ヨーロッパ思想の2大潮流がラテン語とギリシャ語だから、向いてないなりにギリシャ語にも関心は続いている。
それで言うと、なんかの本で名前だけ知った「ロンギノス」さん。決して有名ではない、どころか、どマイナーな古代の書き手の名前になんか引っかかったのは、きっと「ロンギヌスの槍」が頭にあったからだな(^∇^)
実際、ロンギノスとロンギヌスは違うものらしいけど、この古ーい時代に文芸批評的なことをやっているというのに興味が湧いた。
古代ギリシャというと演劇と哲学が2本柱だから、そのどっちにも馴染めない中で、文芸批評は珍しい。古代ギリシャと言っても、アレキサンドリアとか、時代と場所は違うかもだけど。
京都大学の西洋古典叢書、こうしてラインナップが揃ってくると、法政大学出版局の叢書ユニヴェルシタスと印象がカブるな。その価格帯含めて( ´ ▽ ` )ノ
*でもアチラのハードカバーとか探すと、この倍はするのがズラッと揃ってるから、あんま驚かなくなってきた
*Brill社なんかはその最高峰だなー、眺めてるだけでお腹いっぱいです(´∀`)