MIT出版局の本は、ちら見するだけで、とてつもなくオモシロそうなものが山ほど出てくる。どれもこれも垂涎のデキで、特に本の表紙がすばらしい。画像をアップしておくので、ぜひ見ていただきたい。
筆頭にあげた
『About Face(顔とはなにか)』なぞ、この
表紙の色彩とレイアウトを見ただけでゾクっとくる。これだけのブックデザインをやる本がつまらないはずなどなく、そしてこの手のカンはまず外れない。イチローの得点圏打率なみに高い確率で的中する。しかも内容が
『顔』とくれば、間違いようがない。
出版不況だなんだと言われて久しいけれど、それを打破するヒントはMIT出版局のブックデザインにあるはず―――アルファベットのデザインは自由度が高いのは知っているが、日本語だってできぬことはないだろう。全く同じことをやる必要はないんだし。いいかげん、
「文章オンリー」には見切りをつけてるべきおどしが来たのではないだろうか。図版を入れると高くつくし権利交渉が面倒―――なんて言ってる場合じゃないだろう。