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[タカヤマ学派のブログ]マンガとアニメーションと人文を脱線(Digression)でつなぐブログーーだったのが、現在は語学人目線で理数系にガチチャレンジ中の内容増えた。あと「文系と理系を両方マジで取り組んでみた」など。理数系とピコピコの話題多め。あと学魔・高山宏の影響を受ける「タカヤマ学派の1人」らしい。その方面では主に経済学担当。(2020年8月に追記)
by ulyssesjoycean
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「文系」と「理系」どっちもガチに取り組ん
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高山宏講演『脳にいい人文学』
佐々木果、「コマ」を語る
グルンステン×高山宏
物語の中の動物
ヴィジュアリゼイション
詐欺の文化史
探偵する小説
美しい洋書たち
翻訳小説『七人の男(抄)』
翻訳小説『サンタール』
ピコピコ武者修行
翻訳小説『不安な墓場』
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作画監督(くがかんとく)。アニメーション制作において、(基本的には)動作の始まりと終わりの絵を原画といい(最近では第二原画というのもあるようであるが、詳しくは不明)、その間に中割り(なかわり)をいれるのが動画、そして上がった動画をチェックする動画チェック、そうした全ての絵を統括する存在として、作画監督がいる。またこの作画監督によって、テレビアニメーションならその回の絵柄が決定される、というよりその人の持ち味である絵柄になる。作画をする人間による絵柄のばらつきは、岡田斗司夫「オタク学入門」に、アニメーション監督北久保弘之氏による、「うる星やつら」の主役ラムの書き分けが非常に参考になる。

座頭市(とういち)。それまで泣かず飛ばずだった勝新太郎の大ヒット作。ヤクザのあんまが仕込刀を逆手にもってばっさばっさと居合いで斬りまくるそのスピード感あふれる姿には「いったい今まで見てきた時代劇というのはなんだったのか」と思わせるほどの素晴らしさ。アクションだけでなく笑いも充実していて、きれいどころと酒に弱いお調子者の市(勝新太郎)の姿が、実に嫌みのない、上品な笑いを提供してくれるあたり、唸らされるものがある。「関所破り」では、「三匹が斬る」の平幹二郎(ひらみきじろう)氏が出演しているが、この人も恐ろしく格好がいい(「二段斬り」には勝新太郎氏の実兄、若山富三郎氏が出演している)。盲人に対する使用語彙の関係で、現在テレビでは放送できないというのは無念の極み。

塩沢兼人(おざわかねと)。声優。非常な美声の持ち主でありながら、「ハイスクール奇面組」などではコメディもやるなど、その美声なるが故のアンバランスさが魅力であった。この魅力が最大限に発露したのが、ご存知「クレヨンしんちゃん」に登場する豚(?)キャラの「ぶりぶりざえもん」。これ以上は崩れようがないというほど情けないキャラクター造形に塩沢氏の美声と演技で、アニメ史上唯一無二のキャラクターとなり、クレヨンしんちゃん映画シリーズにおいて、傑作「ぶたのひづめ」は事実上ぶりぶりざえもんが主役となっているほど、すばらしい魅力をもった存在であったが、誰も予測していなかった塩沢氏の死により、以後クレヨンしんちゃんシリーズから発話する存在としてのぶりぶりざえもんは姿を消す。その直後制作されたのが「オトナ帝国の逆襲」であるわけで、映画シリーズの方針転換には、塩沢氏の死が大きく影響していると思わざるを得ない。合唱。

Visual Studies/Visual Culture Studies・視覚文化論(かくぶんかろん)。視覚一般ということはヴィジュアルからイメージから思想哲学歴史やエロ本にも着目するという殆どなんでもありな分野。したがって勉強する側も何でもかんでもの知識が必要とされる。旗頭はMIT(マサチューセッツ工科大学)出版局から著作を発信しているバーバラ・マリア・スタフォード(Barbara Maria Stafford)。MITから著作を出しているからてっきりMITの人かと思っていて「グッドルッキング」の謝辞を読んでいたら、シカゴ大学美術史学科所属ということに気づいて己が思い込みに唖然とした。やはり思い込みはアカンですな。ちゃんと調べよう。

篠田一士(のだはじめ)。その語の意味する通り「Amateur(愛するもの)」批評家であった。英・仏・伊・独・西・羅・希でありとあらゆる現代小説・現代批評を論じ、ボルヘスがこれほど日本で注目を集めたのは、ひとえにこの人のおかげといっていい。なぜだか知らないが、この人が名前を挙げた文士・作家はなんとしても読みたくなるので、やはりこれは文学の「Gourmand(食いしん坊)」の氏であるからこそ、できる業(わざ)なのだろうなぁ。エドマンド・ウィルソン、シリル・コナリー(Cyril Connolly)、ヘンリー・ミラー(Henry Miller)、マックス・ビアボーム(Max Beerbohm)、V・S・プリチェット(V.S.Pritchett)などなど、この人のおかげで親しんだ名前を並べていくときりがない。これもひとえに書狼(しょろう)の精神の賜物だろうが、おなじ書狼の由良君美氏とは犬猿の仲だったそう。両者の著作を読むと、それが良く分かる。

島本和彦(まもとかずひこ)。デビューから一貫して熱い作品を書き続け、「映画化しちゃう監督がでてくる」ぐらい根強いファンを持つ、「日本一の二番手なんだよ」(マンガ夜話)マンガ家。岡田斗司夫によれば「島本和彦ってマンガとおんなじヤツ」だそうだが、このインテリジェンスはなんなんだろうね。ものっすごい頭いい。

ョン・アップダイク(John Updike)。典型的な東海岸的エスタブリッシュ(Establish)の古参作家。一連のウサギシリーズ(といっても動物モノではない)が有名だが、コリに凝った文章とアメリカ臭さが鼻について、実はこの人の小説類はあまり好きではない。しかしエッセイの類は面白く、「Self consciousness」という自伝は素晴らしかった。ときおり「New yorker」に書評を書いている(があまり面白くはないね)。

しりあがり寿(りあがりことぶき)。田中圭一氏と同じくサラリーマンマンガ家だったが現在はマンガ一本(田中氏はいまでも二足のわらじ)。「コミックビーム」連載の「真夜中の弥次さん喜多さん」が映画化されるなど注目を集める、ってその前から注目されてるんだけどね。しかし「恋の門」「砂ぼうず」「エマ」とコミックビームの勢いがスゴイ。みんな読んでたの?
by ulyssesjoycean | 2005-04-28 17:55 | Comments(0)
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