パソコンの勉強から、
『ほぼ日』をいとなむ
糸井重里氏にたどり着くのは、ごく自然な流れといえる。好みはわかれる文章だけれども、さすが広告に長くたずさわった人だけあって、
「経済書」として読むと、ものすごくオモシロイ。
こっちが
詐欺なんていう得体の知れないものを研究したのも、経済のことが知りたかったからで、しかしマトモな経済書というのはないように思えたから、詐欺という、経済の裏返しの存在を勉強することで何とか理解しようとしたわけである。
そのおかげで、
「紙は平気でやぶけるのに、同じように紙でできている紙幣をやぶけないのはなぜか」――などといったことも説明できるようになったけれど、ありゃ、イトイ氏関連の著作で、経済学者の
岩井克人氏もおんなじことを言っている。
要は
「信用」というものの話になるが、これもイトイ氏がからんだ著作で、手がかりが掴めそうだ。