ソニーと任天堂の新しいゲーム機――プレイステーション3とWii(ウィー)――が発売されたというのはけっこう大きなニュースらしくて、アチラの新聞にも記事が出ていた。
内容自体は
「ロンドンで二晩徹夜したファンがいた」とか、
「DVD読み込み不具合があって、欧州発売は来年になる」とか、まあどうでもいいようなことであるが、
「語学狂」(西脇順三郎)としては、ゲームにまつわるちょっとした表記に興味をそそられる。
「DVDの読み込み」を
「lecture de DVD」と表現するとか、ゲーム機のことを
「Spielkonsolen(遊ぶ+機械)」と言うとか、古臭い単語しか知らない人間には、非常に新鮮に響く。ゲームをやることを
「divertissement(気晴らし)」と言ったりして、
「jeu(遊び・かけごと)」とは区別してるんだな――とか、色々なことが分かる。別に、だからどうしたということでもないんだけれども。