「どうかしてる」映画の巨匠・テリー・ギリアムが監督した
『ブラザーズ・グリム』が非常に好印象だったので、じゃあ
『フィッシャー・キング』も見てみようか、ロビン・ウィリアムスも出てるし――と思って見てみたら、さすが巨匠だなぁ、かなり
「どうかしてる」内容であった。
ただ、確かに内容はブッ飛んでいるんだけれども、それをうつす映像の方は本当にすばらしい。レイアウト――この場合は実写映画だからカメラ位置――も、カットのつなぎ方も、目を見張るものがあって、もう感心のしっぱなし。
会社帰りの雑踏が、あれあれっという間にダンスシーンに変わったりして、実写でもこんな自由な演出ができるんだ――と、目からウロコ。ちょっとついていけないところもあるけれど、もうちょっとテリー・ギリアムの作品を見てみようか。