ちょぼちょぼと読んでいるドイツ語だけれど、なにがといって、カンで補って読むことができないのが一番ツライ。
今まで、英語からフランス語、フランス語からイタリア語へと足を伸ばしてきた語学街道だけれど、新しく語学をはじめるといったって、なにも一から覚えなおすわけじゃない。
英語とフランス語はかなり似通った部分があるし、フランス語をきちっと覚えてしまえば、イタリア語はもう出来たも同然と言っていい。そういう手法が、ドイツ語にはまるで通用しないのだ。
ドイツ語だってラテン語のヴァーナキュラー(口語)として生まれたはずなのに、この違いはなんだろうと、思わず首をかしげてしまう。音の響きがまるで違うから、
「Geschichite」が
「History」の意味だなんてことは、言われなきゃ分かりません。
そうは言っても、ある程度読めるようになってくれば、やはり楽しい。英語やフランス語をおぼえたときもそうだったけれど、どうかすると、日本語で読むより原書で読んだ方がはるかに分かりやすいことがあったりする。
別に小難しいことを持ち出さなくても、クラシックのCDを見て、そのタイトルの意味が分かるようになっただけでもありがたい。これまでは、指くわえて眺めてるだけだったからなぁ。