講談社現代新書の
「はじめて語学シリーズ」の中でも屈指の名著、大西英文
『はじめてのラテン語』。ドイツ語も一段落したので、またしてもこりずにラテン語に手を伸ばす。
もう足かけ何年っていうラテン語だけど、どうもギリシャ・ラテンはそうやってやるものらしい。集中的に勉強して、やめて、また何ヶ月かして勉強をはじめて――というのを繰りかえす。
そんな面倒なものならやんなきゃいいじゃん――というと、これがなかなかそうもいかない。ヨーロッパの言語はだいたいラテン語から派生したもので――これをヴァーナキュラーというらしい――だから、その大本をおさえとかないと、結局、肝心かなめの部分がわかんないってことになる。
ただ、ずっと最近までドイツ語をやっていたのが功を奏し、今までなんだかピンとこなかった
「格変化」というものが、ちょっとはわかるようになった。ドイツ語の活用
「デルデスデムデン」、あれが考える上でけっこう役立つ。
それにしても、ラテン語の辞書っていうのはアレなものが多いよなぁ。羅英辞典は二冊持ってるけど、どっちも使いにくくて――というか、そもそもの英語がなんかヘン。最近、羅和辞典の大冊が出て、内容もよさそうなんだけど、これがまた
「おしぇー!!」という値段。すごいです。
(恩師が使っていたのは
『ガフィヨ』というこの羅仏辞典。辞書は長く使うものだから、一度、ちゃんと内容をたしかめときたいんだけど)