ご厚意のおかげで、ようやっと西尾鉄也氏が参加してるパートが判明。まだ
『フリクリ』の二本目だけど。
しかしなんですな、西尾鉄也氏の特長は、リアル作画ではまだまだ掴めませんな。
今石洋之(いまいしひろゆき)氏や平松禎史(ひらまつただし)氏は、非常に個性の際立った画風だから、見ていても
「これかな?」という推測ができるんだけど、あるクオリティを超えてしまうと、どうにも手がかりが見つからない。
今をときめく磯光雄氏が、一躍その名をとどろかせた
『機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争』にしても、うまいな――ということが分かるぐらいで、
「これが磯光雄!」というところまでは行かなかった。
大ショックを受けて熱烈にすすめまくったという井上俊之氏も、
「反応がまちまちなんだよね」(WEBアニメスタイル)と語っているから、そういうことなんだろうか。
でも、これだけうまい人たちがインパクトを受けた――その衝撃を感じとれないのは実に寂しい。
絵を学んで何が良かったって、うまい人が瞬間的に分かるようになったことだったんだけど、うーん、
「観る」ことについては、まだまだ修行が足りないんだろうか。