待ちに待った
『アオイホノオ』の単行本、その発売日がついに決定!
「80年代群像劇」とでも言うべき回顧録で――とはいっても、
「あの」島本和彦氏が描くわけだから、ノスタルジーものにありがちな湿っぽいところは微塵もなし。
たとえば同時代に庵野秀明氏や高橋留美子氏、あだち充氏が登場したときのインパクトが、マンガという媒体であるがゆえに、
「なるほど、こういう風に見えていたのか!」と、その衝撃がじかに伝わる。
毎回、連載で読んでいてスゴイと思うのは、そうした過去のマンガの資料が、雑誌掲載時のものをそのまま使用している(!)ということ。
だから単行本には絶対載っていない、アオリ文句であったりハシラの文章もちゃんと読むことができる。これにはちょっとビックリした。
いわゆる
「オモシロイ」マンガとはまた違った楽しみがあって、今までは掲載誌のスクラップを取っておいたけど、単行本という形で整理されれば、その楽しみも倍増。
2月4日前後に発売される
『ヤングサンデー』には、盟友(?)庵野秀明氏との対談も載るとのことだから、これはなんとしても手に入れなきゃいけない。
(『ヤンサン』は部数の関係で、あっという間に書店から消えるから気をつけないと)