『アオイホノオ』の連載目当てで購入した
『ヤングサンデー』。当然、他の連載マンガにも目を通すわけだけど、やっぱり書道マンガの
『とめはねっ!』はオモシロイわー。
何より、作品の中に人を傷つける要素や、言葉遣いがないのがいいですな。
ちょっと文脈はズレるけど、以前
『NARUTO』を見てて、人が人をぶん殴ったりする描写が、最近、ことにツラくなった。
ツライ――というか、あまりもう、そういうものを必要としなくなったんだろう。
この間、奥浩哉(おくひろや)氏の
『GANTZ』というマンガを教えてもらって、事実これが相当オモシロイんだけど、ごめんなさい、読めません!と頭を下げてしまった。
ただこれが
「暴力はいけません」的なものの考え方をしてるかっていうと、それもまた違うしなぁ。
頭で考えてそうなったわけでなく、身体がなんとなしに拒否反応を示したのを、
「あれっ、これなんだろう」という風に、後追いで頭の方が気づく感じ。
島本和彦氏が、
「人を傷つける笑いと、自分を傷つける笑いと、誰も傷つけない笑い」という話をしていて、自分が目指すものは
「誰も傷つけない笑い」だ――
これ聞いて、やっぱりただ単にオモシロイマンガを描いてるからファンになったわけじゃないんだな――と痛感。
でも対談相手の庵野秀明氏によると、一番オモシロイのはご本人なんだって。
北海道でやってるラジオ聴くと、
『吼えペン』のネタとか、想像以上に実話みたいだからなぁ。