作画主体でアニメーションを見るようになって以来、なかなか声優の方々にまで注意が廻らない中、能登麻美子(のとまみこ)氏の名前だけは一発でおぼえた。
名前を知ったのは
『地獄少女』かな。でも作品自体は、肝心の地獄のヴィジュアルがツラくて一本しか見れなかった。それでも、
「あ、この人はすごい」と、久しぶりにキャストに対して感心がわいたんだから。
いま楽しんでいる
『ケロロ軍曹』でも、
「アンゴル・モア」というなかなかに魅力的なキャラクターを演じていて、こっちはこっちでちゃんと印象に残る。
(うわー、やっぱり自分の志向する絵柄じゃないと、がくんと描けなくなるなー)
ただ、
「名前はおぼえた」なんてエラそうなこと言いながら、実を言うと、今日の今日までその読み方は分からなかった。もはやそういう記号として、クレジットを見る感じ。
調べてやっと、
「麻美子」は
「まみこ」と読むんだと知り、それと同時に、
『オジャ魔女どれみ』の
「伊集院さん」であることも分かった。
「伊集院さん」なんていうと、どうしてもあっちの顔が思い浮かぶけど、そうではなくて、いわゆる
「委員長」キャラですな。
「伊集院さん」の回は、長ーいテレビシリーズの中でもとりわけ印象的だったし、記憶にも残ってる。それにはやっぱり能登氏の力も大きかったのかな。
(『どれみ』の絵もかなり極端なデフォルメーションだけど、立体をふまえた上でそれをやってるから、「アンゴル・モア」と違って圧倒的に描きやすい。ぱっと見は同じようなのに、ぜんぜん違うもんなぁ)