急に思い出した
『南国少年パプワくん』――あらためて読み返すと、
「トンコツ丸」の造型に笑ってしまった。
こうしてみると、いわゆる
「かわいい動物を描こう!」というデフォルメの仕方じゃないよね。特徴の掴み方が独特。
そもそもの動物にしてからが、
「イリオモテテナガコガネ」(昆虫)とか、
「ヘリグロヒキガエル」とか、もうそんなのばっかりだし。
で、読んでると、笑いの感覚が、どうしても
『エマ』の森薫氏とかぶる。
森薫氏が継いだ――というとヘンな言い方になるかもしれないけど、印象としてはまさにそんな感じ。
(『エマ』五巻のあとがきを読んだとき、直感的に「これは柴田亜美に似てる!」って思ったから。別に絵柄が似てるわけでもないんだけど、何か理由があるんだろうな)