思うところあってケータイストラップをつけよう、どうせつけるのであれば、
『電脳コイル』がらみのものにしよう――
グッズ情報のひとつもあれば――という感じで関連のHPを見て廻ると、
磯光雄(いそみつお)監督の更新記事を見て、「うーん」と唸ってしまう。
前に押井監督が書いていたけど、
「ここだったら戦える、ここだったら勝てる」という
「場所」をつくり出すこと、それ自体が
「勝利」なんだ――と。
じゃあその
「場所」ってなんだ、
「環境」ってなんだ――ということを考えていくと、結局
「人」だろうなー、というところに落ちつく。
その押井監督はProduction I.Gの石川光久氏と、宮崎監督は鈴木敏夫氏と、それがお二人の
「戦える場所」なんだろう――と。
「なにもかもうまくいくことはありえない」以上、目指すべきは
「9勝6敗」の線、線というよりバランス感覚かな――
色川武大(いろかわたけひろ)氏は戦後間もないころ、ばくちの世界でこのことに開眼したというけれど、なんかつい、思い出してしまった。
六分勝って四分捨てる、その捨てる四分をどうするか――とかね。それを持続するフォームを自分でつくんなきゃいけないんだ――とかとか。
なんだかやけにマジメな話だけれど、たまにはこういうのもいいでしょう。で、肝心のケータイストラップは見つからず。そう簡単には見つからないよね。
(だってこれ、限定版DVDの特典でしょう。一般のショップなんかには売ってないよね、きっと)