ここ最近、昼食時には弁当を持ち歩くようにしていて、料理を作ること自体は物心ついたときからやっているのでいいとしても、案外、出先では座って食べる場所がない。
そうやってうろうろしていて見つけたのが、神社。自分の生まれ年の神社だから、それなりに足を運んでいたけど、なるほど弁当スペースとは考えつかなかった。
でも人間、考えることはいっしょなのか、割に小さい神社だけれど、けっこう人がいんのね。来ている人の年齢層も幅広い。
不思議なもので、やっぱり小なりとはいえ鳥居をくぐるせいなのか、中に入ってしまえば乱暴狼藉をはたらくものもいないし、喋るときの声も、自然、小さくなる。
そうやって人が集まっていても、公園で眼にするような陰惨な感じがしなくて、
「ふーん」と思ったな。やっぱり
「神さん」の前では、ちゃんとしなきゃ――なんて。
(で、まつってあった申[サル]の格好がおかしかったので、ちょっと形をとってみた。もう一体べつなのがあったけど、それはまたの機会だな)