大会といいながら、やるのは自分ひとりで――つまり、
「持ちネタ」のようなものですな。
文章で人を笑わせる才に乏しいのは実に残念だけれど、それを言ってもはじまらないから、口頭で人を笑わせることにつとめる――
そんな形式ばったもの言いをすることもないと思うけど、人が笑ってくれると嬉しいし、こっちも元気になる。コメディアンのロビン・ウィリアムスも同じようなことを言っていたな。
で、そういう中、場が盛り上がって、自分も興が乗るとついやってしまうのが、冒頭の
「人文モノマネ」。
レパートリー(?)として名前を挙げてもいいんだろうけど、万一気を悪くされるといけないのであえて名を秘すことにして、そういう人文ファンとしてはビビッとくる演目(?)をやる。
ただその手の人たちは、本や文章が基本のお仕事であるから、僥倖でも天佑でも、言い方はなんでもいいんだけど、その声咳に接する機会あれば、その声音を記憶する――
こんな風に勿体つけてもしょうがないので、要するに、オモシロイ人にお会いできたのに、オモシロイ人がいたよ――では話にならないから、それを演じるわけですな。
テレビに出てる人ばかりでなし、そういう意味では希少価値の高い
「細かすぎる」モノマネになるのかどうか。たくさんあるわけじゃないけどね。
ただそういう
「どうかしてる」人のモノマネを、少しも恥ずかしいと思わないでやってしまうあたり、こっちも多分に
「どうかしてる」のは確かだなー。