マンガとアニメーションと人文を、脱線(Digression)でつなぐブログ。
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これ一本で

 ここ最近、本についてはフランス語一本槍――というか、他のものは読まないようにしている。
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 同時平行にアレコレやってはいるけれど、今はこれだ!と思い定めたら、やっぱり集中したいので。

 で、何を読むかというと、『Les Miserables』。結局、フランス文学ではこれが一番性に合ってるのかもしれない。長いけど。
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 でも不思議なことに、フランス語が読みにくいと感じたことはないんだよね。むしろ相当読みやすい方だと思う。

 いまやってるNHKラジオの語学テキスト、内容については「そういうものだから」と割り切るにしても、応用編の文章が、ちぃ~っとも良くない。
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 なんだか文の構造や単語の使い方が今の英語(米語)っぽくて、違和感がすさまじい。これ、フランス語なの?という。

 ただ単に文章の下手な人なのかもしれないけど(笑)。これはもう、語学以前の問題。やっぱり力のある人の文章は、わかんなくても、なんかすごいぞ!っていうのは伝わってくるもの。
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 (語学力がつくと、その「輪郭」がはっきりするようにはなるけど、ツマラナイもんがオモシロくなることは、まずないなー。

 まだ読めない!と思うことはあっても、そういうのはちゃーんと読む時期が来るもんだし。それは「つまらない」というのとは全然位相の違うことでしょう)
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by ulyssesjoycean | 2008-10-31 18:41 | 駄文 | Comments(0)

「先生とワタシ。」の人

 タカヤマ学派におなじみ、四方田犬彦(よもたいぬひこ)『先生とわたし』(新潮社)。それとまったく同名でこんなマンガがあったよ――というのが、ほり恵利織『先生とワタシ。』(竹書房)
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 一発ネタというわけでなく、これがけっこう気に入っていて、今もたまに読んだり。で、登場人物に「月島さん」なんていうのがいるから、案外、四方田氏のファンなのかな――って。

 それが今日、所用ついでに本屋に立ち寄ると、なーんか気になる表紙がある、で、ページをめくると、「あっ、『先生とワタシ。』の人だー!」と。
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 なんとなく明るい雰囲気が気に入っていたんだけど、魅力的な女の子の造型に比べて、男性キャラの落差がすごい。

 これは勿体ないな――と思っていたのが、新作を見ると、おお、かなり自然に読めるよ!
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 読者仁義(?)として、そういう良い感想を持った以上、一冊本を買ってアンケートを出したいんだけど、これが言ってみればエロ雑誌らしく、アンケート欄や広告ページの内容にドン引き。

 これがまた、引くような内容なんだなー。『Fellows』だってまだ買ってないのに。案の定、アマゾンで探しても出てこない(『S*ガール』)。思案のしどころですな。
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(版型としては、こういう感じなんだけど。あれだ、『ネムキ』とかと一緒)
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by ulyssesjoycean | 2008-10-30 19:03 | 駄文 | Comments(0)

これだよ!

 どうもこっちでは、現時点で公開の予定はないと思(おぼ)しい『Genius Party Beyond』。まあ、公開されるにしても、『スカイクロラ』を観に行く時、けっこう痛い目にあったので、ちょっと考えてしまうけど。
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 まあな――なんて思っていたところに、公式ガイドブックがどん! すげー、盛りだくさんの内容じゃん!なんて感動しながらページをめくっていくと、森本晃司(もりもとこうじ)氏の絵コンテがすばらしいんだ、コレが。

 いま、自分の考えている理想の絵柄というものを文字通り「体現」していて、うわー、やられたー!という感じ。



 ①すっきりとした均質な描線でキャラクターを立体的に捉える、②その上でマンガ的なデフォルメを加える、③そして、見た人が「描きたい!」「描ける!」と思えるもの、これがぜんぶ入ってる。

 やっぱり一番大事なのは③だよね。最近、人に何かを説明する際、必ず絵を描くようにしてるんだけど、すると決まって「絵描きの方ですか?」なんて。
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 それ自体悪気があるんではないにしても、絵描きじゃなかったら、絵は描いちゃいけないのかなぁ――とも思ってしまう。

 でもまぁ、こっちも「スタフォード・ショック」がなければ、そう思っていたかもしれないし。
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 とはいえ、そこを突破するにはやっぱり、見た人が「描きたい」と思うものを形にするのが唯一の道なんじゃないだろうか。

 いや、なんでこんな「絵」とか「ヴィジュアル」とか「イメージング」に拘るのかっていったら、もう、言葉(論理)では行き詰ってるからだよね。
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 何かを分析する、分けていく、そしてそれを言葉にしていくなんて、たかだか1660年からなんだから。それで上手くいってるうちは良かったんだけどね、もう限界。

 それ以前、ドイツ30年戦争で人口が三分の一だか四分の一だか、国土は荒廃、残らず焦土と化して、そういうときにライプニッツ氏が「つなげる」知性ってものを考えたわけでしょ。
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 できるだけ色んな分野のことをやれ――ってライプニッツさんは言ってるわけだから。で、その百学を連環させるのが、絵だ――と。こっちはスタフォードかな。

 だから、絵は、趣味でもなければ道楽でもないし、個人的にもアレやコレやを経た上で、かなり切迫した動機からはじめたわけで。いや、もちろん楽しいんだけどね。
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 そうすると、絵を描くのは絵描きの仕事――となっちゃうのでは、どーにもなんない。普通のことにしていかないといけない。

 「いけない」といったって、坊主じゃあるまいし、それを説諭して歩くのでは本末転倒だから、「見た人が描いてみたいと思う」ことが大事になってくる。
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 クオリティを上げるのはいいとしても、「うわっ、これは自分じゃ描けねぇ」って思わせるんじゃなく、「これだったらいけるかも」って。

 ――といったことをつらつら考えるようになったわけだけれど、そもそもの出発点、「正方形をフリーハンドで描けるようになる」、これを知るまでが長かったなぁ。
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 右手のコントロールがあれば、あとは認識の問題だから、それから先は「観る」だけでいいんだもん。

 車のタイヤから木の葉まで、どうなってるのか集中して見ていれば、自然描けるようになるんだから。これはビックリですよ。湖川友謙(こがわとものり)氏の言っていたことはホントだったんだなぁって
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 ただ最近、実物を見て、ヘタクソでもいいからとにかく描くようにした方が、明らかに上達(理解)は早いみたい。

 これが不思議と写真じゃダメなんだよねー。なんでなんだろう――というところまでで、今日の脱線は終了。森本晃司氏の絵がいいってところから、随分遠くまで来たなぁ。
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by ulyssesjoycean | 2008-10-29 18:17 | 駄文 | Comments(0)

グッド・「フェローズ」!

 あらためて書店で中身を確認したら、やっぱりいいんだよねー『コミックビームFellows』(エンターブレイン)
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 立ち読みではもったいないと思いつつページをめくっていて、「おやっ?」という感じで気づいたのが、女性の描き方。

 特別だれが――というのでなく、載っている作家諸氏の絵柄が、みんな「ふくらか(plump)」
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 以前、『エヴァ』が流行ったあたりで、貞本義行氏の絵柄に影響されてなのか、「細身に描く!」というのが主流としてあった気がするから、変わってきたってことなのかなー。

 そんな、雑誌一冊読んだだけで「そうだ」と決めつけるわけにはいかないけど、前はそういう絵柄そのものを目にすることがなかった気がするから、よけい新鮮。
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 それと、描いているマンガ家氏がみんな、アカデミックな素養といっていいのか、きちんと立体として人体をふまえて描いているので、読んでいて非常に落ちつく。
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 そういえば、先週からの楽しみだった、宮崎駿氏の講演。これがやっぱりオモシロイ

 やっぱりこんな風にして、好き放題、言いたいことを言ってるのを聴くのは楽しいもんですな。講演は一時間半だというから、相当編集してるんだろうけど。飛行機バナシのあたりは、つい爆笑。
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by ulyssesjoycean | 2008-10-28 18:20 | 駄文 | Comments(0)

まとめてアップ

 ちょっと必要あって借りてきた『電脳コイル』のDVD第一巻。

 ついでといっちゃなんだけど、DVDはとにかく静止画がキレイだから――というので、近藤勝也(こんどうかつや)氏のパートをまとめて絵コンテにおこす。
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 いいなぁ――と思ったシーンは、ヘタはヘタなりに、自分の手で描いたものを残しておきたくなる。

 なにより、そうやって見ると、ああ、こんなこと描いてあったんだ――と気づいたりして。
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 それにしても、近藤勝也氏と磯光雄氏は、どこに接点があったんだろう。お二人ともジブリ作品に参加されてるから、そういうところで知り合ったのかな。

 今度やっぱり、『おもひでぽろぽろ』見なきゃいかんか。なんとなーく高畑作品とは、縁遠くなっちゃうんだよねー。
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(『じゃりん子チエ』は相当オモシロかったのに、その次にどうしても手が伸びない。なんでかいなー)
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by ulyssesjoycean | 2008-10-27 18:28 | 駄文 | Comments(0)

「初めましてゴミ虫です」

 月に一度、もはや「これを読むために生きる!」な楽しみ、『オトメン』を確認するため『別冊花とゆめ』を手に取ると、なんかどっかで見たことのある絵柄が。
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 『ガラスの仮面』連載再開につき、毎号数ページ単位で載るトリビュートマンガが、今回はなんと久米田康治(くめたこうじ)氏。興味のある方はご確認ください。『絶望先生』『ガラスの仮面』が読めます。

 それでハズミがついたのか、雑誌のコーナーをうろつくと、なんと『コミックビームFellows』が出ている!
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 森薫氏の新連載をチェックするためページを開くと、そこに載っている新人諸氏の作品が実にすばらしい。ほとんど全部と言っていいんじゃないかな。

 今後、マンガはこの方向に進むべきだ――となんとなく思っていた方向性を、きちんと雑誌単位で実践してくれていることにムチャクチャ嬉しくなる。
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 その中でも、絵柄から何から「これだ!」と一発でファンになったのが宮田紘次(みやたこうじ)氏。

 最初に読んだときから「スゲー」と思っていたけど、この『Fellows』でも、そのみずみずしい魅力にぶっ飛ばされる。
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 それ以外の作品も実に良くって、いい作品に出会ったら、模写を添えた上で一筆啓上するのが習わしになっているから、これ、丁寧に読んで手紙書いてたら、けっこう大変な量になるなぁ。

 で、最後が吉増剛造『表紙(オモテガミ)』(思潮社)。こっちはいったん惚れこむと見境がないから、こういう一著にもすさまじい衝撃を受ける。
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 多重露光のテクニックを駆使した、これもまた「どうかしてる」ヴィジュアルの数々。折々にさし込まれる日記の断片も、もう何がなんだか。

 普段から、吉増氏はこういう文体でものを書いてるんだなー。文体もすごいけど、あの書体もすごい。一回臨書したら、戻れなくなっちゃったからなぁ。
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by ulyssesjoycean | 2008-10-26 18:10 | 駄文 | Comments(0)

――って言われてもなぁ

 「いつもと何か違えば激アツよ!?」と言ってましたな、逆境ナインのマネージャー月田明子氏が。
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 何の話かっていったら、パチスロになった『逆境ナイン』

 勝負事はなんでも、自分の思う「楽しいこと」とかぶるところがないので(楽しいと思うのは先日言った二つのことしかないから)、基本的にやらないんだけど、パチンコ屋にはよく立ち寄る。
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 なぜといって、とにかくトイレがきれい。ぴっかぴか。お腹の調子が整わないこちらとしては、本当に助かります。緊急避難場所。色んなところにたくさんあるし。

 で、今日もそういう火急の用件(?)で立ち寄ったんだけど、そういえば島本先生のマンガ、パチスロになったんじゃなかったけ~というので、パンフレットだけ貰ってきた次第。
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 それ読んでると、とにかく「アツい!」という言葉が出てくるんだよね。最初は島本マンガの「熱血」とかけてるのかなぁ――と思ってたら、どうもそういうことじゃないらしい。

 『逆境ナイン』は相当な思い入れのあるマンガ作品だから、その中のキャラクターが「アツい!」と連呼してると、さすがに「ぼへっ!」となる。
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 でもこれで、島本作品にふれる人が一人でも増えてくれれば――なんて思ってたんだけど、相当な敷地面積のあるパチンコ店で、たった一台しか入ってなかったからね。

 島本先生らしい!なんて言ったら失礼なんだけど、まさに「逆境!」というようなシチュエーション。
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 そして勿論、今日が発売日の『YSスペシャル』も見つからず。

 ホームページに「書店で予約を!」というアオリ文句があったけれど、あれは営業戦略じゃなく、本当に部数が少ないってことなんだろうな。ホントに見つかんなかったからね。
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by ulyssesjoycean | 2008-10-25 17:59 | 駄文 | Comments(0)

帰ってきたアイツ

 連載誌が休刊という憂き目にあっていた島本和彦氏の『アオイホノオ』。明日25日に『YSスペシャル』として続篇が掲載される由。
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 もはや興味関心が少女マンガにシフトしてしまった現在、なかなか青年誌を丁寧に読むという機会がないんだけれど、これはちゃんと、購入した上で精読しなくては。

 愛読してる河合克敏『とめはねっ!』も、最新刊が近々上梓(じょうし)されるようなので、まずは一安心。
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 追記:昨日の『実体への旅』のレジュメ、分量が多くなったからなのか、エキサイトのサーバの問題なのか分かりませんが、めちゃくちゃアップロードしづらかったので、「深追い」はせず、ここまで!ということになりました

 スタフォードはあまり言及する人もいないようなので、このブログではきちんとフォローしていきたいのですが、あんまり長々書くのもアレなので、今後、必要が生じた場合は、何回かに分けてアップするようにしたいと思います。ご報告まで。
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by ulyssesjoycean | 2008-10-24 18:38 | 駄文 | Comments(0)

まとめてみよう

 結局読みきるのに丸ひと月かかった『実体への旅』(産業図書)。スタフォードファンを自認――どころか、そもそも絵を学ぶきっかけを作ってくれたお人だから、ここは丁寧にまとめてみよう。
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 タカヤマ文化史批評とも大きくカブるところだけど、要するに17世紀後半になって、ロンドン王立協会の誕生からニュートン力学の発表、その他くさぐさの科学的新知見(顕微鏡など)が、それまで「芸術」の対蹠地にあった「自然」「読む」対象に変えていく。

 王立協会のプロモートでせっせと旅立つ探検家諸氏が行った先で何をやっていたかというと、これがまんま「観相学(フィジオノミー)」
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 バルザックやシャーロックホームズに通底する「顔を読みとる技術」

 いま日本で流行っているアレとかコレとかも、要はひとっところに人間がたくさん集まった結果、「この人はどういう人だろう?」というIdentificationが必要になる――
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 ムチャクチャだろうとなんだろうと、とにかく「分ける」ことによって安心する、「調停のコード」が望まれていたということ。ある絶対数を超えた段階から、人間心理として、そういうものが必要になるんだろうなー。

 そう思ってこっちでも割合丁寧に調べていたところ、スタフォードは、観相学は自然にも使える技術だということを詳細に図示していく。
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 「山師」というのはもともとそういう意味らしい。山肌を見て金が出るとか銀が出るとか、途方もないことを言うから、そこから転じて「詐欺師」の意味になったとか。

 そういう意味で言うと、探検した先をことごとく植民地に変えていくわけだから(そういう言及はないけれど)、行った土地を「搾取(exploit)」する前段階として、「採掘(exploit)」する作業だったとも見える。
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 そういう外へと開かれた目は、不可知の領域とされていた人体内部へも同様の視線を向け、解剖学というinvasive(侵襲)医療が、なにもかも「見える」ようにしてしまった。これが『ボディ・クリティシズム』の要諦。

 それを考え合わせると、「外」「内」『実体への旅』『ボディ・クリティシズム』は丁度、姉妹編という感じ。

 たださすがのスタフォード氏も第二作ということで、探検家が外へ出て行った行為を、割合ノーテンキに肯定していたのが、「これじゃまずい」ということに気づいたのか、次作ではきちんと批判的な考察もあるようになったと。

 それと同時に、「何かを越えるためには、言葉でなく、絵(イメージ)でやらなくてはいけないんだ」という主張がはっきり出てきたのでしょう。
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by ulyssesjoycean | 2008-10-23 18:21 | 駄文 | Comments(0)

「フィールド全開!」

 『グレンラガン』最終巻のコメンタリーを聞くと、メカデザイナーの吉成曜(よしなりよう)氏は相当な「超人」らしい。
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 気になって作画関連のページを調べると、’71年の生まれということだから、『エヴァ』に参加していた頃は、まだ20代前半――というか、アニメーターとしてほぼ新人ぐらいか。

 それで「フィールド全開!」あたりのシーンを描ききるんだから、とんでもねぇな。
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(落っこちてくる使徒を受け止めるあれ)

 そのシーンをあらためて確認しようと同作のビデオ(!)を引っ張り出すと、戦闘シーンより、探してる途中で見つけたシンジ君のエプロン姿にビビっとくる。
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 少年! 料理!! エプロン!!! やっぱりこういう牧歌的というのか、コメディ調の生活描写が自分のツボなんだろうな。

 そういや『電脳コイル』でも、後半に登場する少年タケル君の「テレ顔」がすばらしい――とかとか。
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 こういう「嬉しい困った」みたいな表情は、やっぱ男の子でやった方がいいと思うんだよねー。ヘンな意味でなく。

 いま描いたら、タケルももうちょっとしっかりした絵になるんじゃないかなー。
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by ulyssesjoycean | 2008-10-22 18:07 | 駄文 | Comments(0)