マンガとアニメーションと人文を、脱線(Digression)でつなぐブログ。
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好奇心の心理学!『子どもは40000回質問する』

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(ヴィゴツキーから発達心理学へと関心を伸ばした結果、結局は「好奇心」がテーマじゃないだろうかと思っていた。それはそれで広いテーマなので困っていたところ、おお! ちょうどいいタイトルが4月に出ていた!! 光文社から1,944円で発売中)

何をするにも、「好奇心」があるのとないのとでは、結果にえらい差が出るなーというのが年来の思い。

ちょっと前に目を通した『影響力の武器』という心理学書では、「日々たくさんの情報に接する必要あるから、人間は可能なかぎり思考停止=省エネ化するのが自然」だという。たしかにそれもそうだなぁ。

でもそうなると、「思考の省エネ」と「好奇心」では向いてるベクトルがまるで逆。どっちも人間の本性だと思うけど、なんかのスイッチがあるんじゃないだろうか。

で、この本でも「好奇心格差」とうまい言い方をしてるけど、好奇心ゼロでやったことは基本「やらされてる」ことなので往々にしてつまんなくなる。

一方、好奇心の持ちようによれば、キョーミない分野でも案外楽しめたりする。自分にとってのプログラミングとか工作とかがそうかな。

この道の先達がみうらじゅん法師で、「そこがいいじゃない!」の精神さえあれば、ツマンナイとこが面白くなって帰ってくるというスゴイ発想(^∇^)。

でも結局、みうらじゅんさんも「人が目をつけないところに関心がいく」人だろうから、そもそもの好奇心が旺盛なんだろうと思う。旺盛すぎて振り切れてしまったという見方も( ´ ▽ ` )ノ

なんにしても好奇心はキョーミあるテーマなので、この一冊をキッカケにスタートしてみたい。

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by ulyssesjoycean | 2016-05-29 12:23 | Comments(0)

体験しか売れない時代の入門書『UXデザインの教科書』

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(そもそも心理学に再び関心を持つようになった大きなキッカケが、このUX=User Experienceだったりする。執筆は、千葉大でUXを専門とする安藤昌也さん。丸善出版より3,240円で6月1日発売予定)

「体験を売る時代」から、今度は「体験しか売れない時代」という言葉まで聞こえる昨今、そうしたもろもろを広義のデザインとして捉えてみよう!というのが、UXという分野に思える。

体験を売るというとわかりにくいけど、「ラーメン二郎」が良い例みたい。食べ物としての味(内容)を売っているのではなく、「食べきった!」という達成感(体験)を売っているんだとか( ´ ▽ ` )ノ

で、そうしたことを考える、さらには商品やサービスに組み込むことを考えたとき、心理学や広義のデザインが有効になってくるという。

で、そうした流れに片足を突っ込んでいる以上、目を通さなくちゃいけないでしょう!というので、今まで、関連書籍を色々と手に取ったけど、考えさせられる面も。

本を読むのなんか、まさに「読書という体験」だと思うけど、こうしたUX系の翻訳書や研究書では、肝心の誌面という「インターフェース」が見づらかったりすることも多い。

分野自体が新しいから、それを既存の本というメディアに落とし込むのは本当に難しい作業だと思う。

今回の一冊は表紙も「本読み」としてグッと来るものあるし、ぜひ一度、手に取って確認したい。

ぜんぜん余談だけど(*というか、このブログには余談しかない)、近年の「読書離れ」も、UXという分野から捉え直した方がいいんじゃないだろうか。

こっちも本好きではあるけど、読書離れはケシカラン!な物言いは、悪者探しや抽象的な話になるばかりで、なんかズレてる気がしてならない。

自転車と同じで、一度乗れるようになっちゃうと、乗れなかった時の苦労は思い出せないけど、本との向き合い方もそんな面ある気がするな。

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by ulyssesjoycean | 2016-05-27 18:11 | Comments(0)

これがRPGの原点?『最初のRPGを作った男』

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(RPGの歴史はここから始まったーーらしい。テーブルトークRPGの原点としても有名なダンジョンズ&ドラゴンズ、その生みの親に迫る翻訳が6月下旬に発売予定。*画像は英語版です)

このところ「ゲームを考える」動きが多方面から起こってきて、じゃあRPGの原点を紹介しよう!というのが、この『最初のRPGを作った男』の由。

D&Dことダンジョンズ&ドラゴンズ。カプコンから横スクロールのアクションとしてアーケード版あり、戦士にエルフだドワーフだというのも、もともとはテーブルトークRPGからスタートなのかな?

だとすると、九井諒子さんの人気作『ダンジョン飯』から、古くは『ロードス島戦記』のディードリッドまで辿れることになる。

モノホンのテーブルトークは遊ぶのに1日がかりだそうで、海外のボードゲームなんかやると、チュートリアルも含めて数時間かかるのはザラにあるので、その辺で引いてしまっている面が。

こうした「ゲーム学」の名作も一杯あるんだろうけど、今までは英語ができる上にゲーム好きという、相当にモノ好きな人(失礼!)が手にする書籍だったと思うので、近年のゲームを考える流れから邦訳されるのはありがたい。

最近はテレビゲームそのものが、高価格・高機能のゲーム+テレビを買わないと遊べなかったりして、しかし「基本無料」のスマホゲームはどうも縁遠いーー

だったらもう、ボードゲームやカードゲームで「ゲームそのもの」を遊べばよくね?という心境になりつつあるので、こうした原点回帰の試みは大いに歓迎したい。

アナログゲームは面白いんだけど、ルールも含めて普及させるまでのハードルは相当高い気がするので(人集め、ルール説明、場所の確保、長時間アレコレ)、その辺をどう突破したのかというケーススタディとしても見てみようと思う^_^

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by ulyssesjoycean | 2016-05-26 18:20 | Comments(0)

これからは「ルパン三世」式の働き方!『アライアンス』

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(「ほぼ日」でCFOを務める篠田真貴子さんが訳された『アライアンス』。近年、糸井重里さんのお仕事に再注目した結果、その周辺の動向にもアンテナが向くように。ダイヤモンド社から税込1,620円にて発売中)

尖っているという名前の会社がローマ遺跡によく似た発音の会社に買われたり、リンゴが赤くなった結果、ピコピコは買わないと言われていたフランスパンによく似た名前のエライ人が買ったりと、とかく世の移り変わりが激しい昨今。

そうした時流を反映して、雇ったり雇われたりという関係をゆるやかに見直してみようというのが、この『アライアンス』。

普通なら手に取るまで行かないんだけど、糸井重里さん〜ほぼ日〜CFOの篠田真貴子さん〜翻訳もするんだーという回路から目を通した。

通読した結果、自分が近年提唱している「ルパン三世型」のやり方と思える。

ルパン三世では、次元や五右衛門、不二子が登場するけど、始終一緒にはいない。またベタベタもしない。

ルパンが一声かけると「仕事か」というのでメンバーが集まり、その仕事がハネるとまた去っていくーーこの繰り返し。

自分の中では、今後はこういう「ルパン三世的な働き方」がいいんじゃないかな、と思ってたので、それをアライアンスと呼んでみたりと、やはり同じようなことを考える人がいるもんだな、なんて。

ただルパン三世的な世界では、次元は射撃の名手、五右衛門は斬鉄剣の使い手、不二子は情報屋と、みなズバ抜けたスキルがある。

だからルパン三世的な世界では、スキルを積むことと、そのスキルを持つもの同士をつなげる人(ルパン)が大事になるだろうなぁ、とも思ってるとこ。

カタカナ用語もいいけれど、「ルパン三世」というとムチャクチャ分かりやすくなるのでていしょしてる次第( ´ ▽ ` )ノ。ちなみに『アライアンス』を全ページ通読しても「ルパン三世」という表現は出てこないので悪しからず。

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by ulyssesjoycean | 2016-05-22 12:30 | Comments(0)

「三つ子の魂百まで」がテーマ!次はアタッチメント心理学

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(このところ「三つ子の魂百まで」というのは中々に深い言葉だなと思い、発達心理学など調べていたら「アタッチメント」という考え方にたどり着いた。もともとはボウルビーという学者が提唱したものの由。関連書籍多数)

「三つ子の魂百まで」とはよく言うけれど、あれは案外ふかーい意味があるのではと考え始め、ヴィゴツキーその他、児童の発達心理学を追っかけていたら、「アタッチメント」というジャンルに行き着いた。

何年前か、ウィニコットという一風変わった児童心理学者に凝ったけど、その時は「アタッチメント」という言葉はなかった気がするなぁ。ウィニコット自身、あえて理論家にならない!というスタンスだったので、その辺も関係あるかな。

スマートフォンやタブレットPCなど、「タッチ型」の端末が増えてきたことで、User Interface、さらにはUser Experienceという分野から心理学に脚光が当たってる気がする。

せっかくだからと学び始めたけど、ユング、フロイト、ピアジェあたりとはまた違う盛り上がりを最近はしてるみたい。アドラーなんかも、こんなに名前を聞くようになったのはごく最近だしなぁ。

というわけで、IT時代になったらかえって心理学が求められるという状況は面白いので、しばらくはイモのツルを辿るように心理学書を追ってみたい。

なんかアタッチメント系は大量に関連書籍があるようなので、すでに尻込みしてるけど^_^

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by ulyssesjoycean | 2016-05-21 12:00 | Comments(0)

言いなりになるからこそ調べてみた!心理学書『影響力の武器』

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(最近はちょっとした心理学ブームだけれど、「なーんで自分は人の言った通りものを買ってしまうのかな」という著者が、「それなら自分で調べてみよう!」という学者ならではのアプローチに好感を持った。誠心書房より税抜き2,800円で発売中。ちなみに第二版の値段です)

まず書名からしてスルーするのが普通の心理学書だけれども、版元が誠心書房ということで関心を持ち、実物を眺めてみたら言いなりになりやすいご本人が自らを実験台として研究に取り組む姿勢がすばらしい。

この何年かというもの、ガラにもなくなのか、本来はそっちが向いていたのか分からないど、やたら経済関連の勉強が中心になった。

よくよく考えれば、「ものを買う」というのは日常に欠かせない行為だから、それをちゃんと考えるのは道理に則った考えだと思う。

で、どういう時に人はものを買うのか、または買おうと思ってたのにやめちゃうのかとか、心理学の出番だったりする。

以前読んでいたオグルビーやホプキンスは、実践と多彩な職歴からセオリーを掴んできたけど、それが今度は「研究」というところからスタートするのも、矢印の向きが違うだけで同じこと言ってたりする。

オグルビーさんを深く尊敬するのは、「良い商品だから広めたい」というその一点に尽きる。「良くない商品でも広めます」は絶対にやらない!という矜持があるもんな。

というわけで、そうしたオグルビーさんの足跡を追っていくと、けっこう面白い発見があると分かった。というより、普段自分はどんなトリガーでものを買うのかハッキリしてきて、それが面白いかな^_^

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by ulyssesjoycean | 2016-05-14 13:30 | Comments(0)

アップルでジョブズの「隣」にいた人は誰なんだろう?

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(アップルを時価総額世界一のブランドに押し上げたスティーブ・ジョブズ。産み出した製品はすごいけれど、人格者から程遠い人物像についてもよく聞かれる。多数の版元から、文庫にハードカバー、Kindle版にオーディオブックもあるそうな)

前々からスティーブ・ジョブズ本人よりも、「その隣にはどんな人がいたんだろう?」ということに興味を持っていた。

ジョブズ本人は、良い製品を作るためとはいえ、かなり極端な発言をしていたそうだし、その影響をモロに食らった開発陣も少なくないだろう。

そうした中で、ジョブズの意向を汲み取りつつ、時には「ノー」と言えたのは誰だったのかな?なんて。

チームや組織が強烈な魅力を放つためには、個性の異なる「黄金コンビ」が必要なんじゃないかーーという持論がある。

ビートルズならジョン・レノンとポール・マッカートニー、アニメ界なら宮崎駿と鈴木敏夫、ゲーム業界なら『龍が如く』の名越プロデューサーと菊池プロデューサーのお二人。

だからきっと、ジョブズの隣にもそういう人がいたはずだーーと想像してるんだけど、なかなかその話が聞こえてこない。また、「聞こえてこないようにしてる」という見方もある。『龍が如く』の菊池プロデューサーは「気配を消そう消そうとしてるので」とおっしゃるくらいだし。

考えたところで分かるわけもないから、ほとぼりの冷めた今がジョブズの伝記の読みごろではないか、なんて。

どのみち会社には色んな部署と役職があるわけだから、CEO以外の誰かがそういう「縁の下の力持ち」をやっていたんじゃないかな。まあ、黄金コンビも「狙ってつくれる」わけじゃないから、たまたまそういう人がいたんだろうけど^_^

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by ulyssesjoycean | 2016-05-08 18:27 | Comments(0)

吉増剛造『我が詩的自伝』が講談社現代新書から!

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(間違いなく歴史に名をのこす日本の天才詩人・吉増剛造。今までハードカバーの美本が多かっただけに、講談社現代新書から自伝というのはダブルで不意をつかれた形。2016年4月発売、税抜き950円)

ルビの多様、ダッシュに句読点、そもそも音読不可能と思える自作の朗読パフォーマンスーーふだん詩とは縁遠い自分も、こういう人が本物の詩人と言うのだろうと敬愛してやまぬ吉増剛造さん。

実際、活字からは入れなかったけど、ぶっ飛んだ朗読と肉筆の書体に魅了され、『生涯は夢の中径』(青土社)という折口信夫論はいまも愛読。

古稀を過ぎて自伝というのは分かるけれども、あまり自身の生涯に触れることのなあ書き手と思っていたので、正面切った自伝の出版に驚愕。しかも版元が講談社現代新書?!

講談社現代新書は杉浦康平さんデザインの時代(黄色い装丁)にメチャメチャ愛読してたものの、それがケバケバしい表紙に改まった時点から一顧だにせずで来た。

自分の関心が美術方面に移ったのも大きいんだろうけど、長らく新書の棚は完全スルー、特に講談社現代新書はまず手に取らない!と変な誓いを立てていたので、今回の吉増剛造+自伝という企画には度肝を抜かれた。

全体が語り下ろし、表紙も従来の講談社現代新書に向こうを張るデザインで、これは相当に気合の入った編集人の仕掛けだろう。旧・講談社現代新書の愛読者として万歳三唱(実際のところは知らないけど( ´ ▽ ` )ノ)。

幸いにして密林日本でもカテゴリー1位だかで、吉増剛造さんの愛読者として素直に嬉しい。最近は英語やフランス語でムツカシイ内容と格闘してばかりなので、吉増さんの口調にふれるのを楽しみにしてる。

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by ulyssesjoycean | 2016-05-07 09:58 | Comments(0)

文体の「フレンチ・スタイル」英語作家、フランスを追う

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(気鋭の版元Les Impression Nouvelから流れてきた新作。著者はGilles Philippe。20Euroにて発売予定)

このところマンガ以外の新作にまるで目を通せていないけど、久々に「これは読みたい!」と思った一冊。Gilles Philippeの『French Style』。

フローベールにプルースト、そこからヘンリー・ジェイムズにヴァージニア・ウルフ。要するに、英語圏の作家が新しいフェーズに入ろうとするとき、フランス語圏の作家を大いに参考にしたという流れ。

言われてみればそうだなぁ、ヘンリー・ジェイムズの英語はややこしくて読みきれないけど、あの息の長い独特の間合いはフランス作家の影響か。そう考えると納得。

1920年前後、モダニズムと言われる一連の作家も、影響をうけてるのはフランス語圏だもの。ジョイスの手紙読んでもフローベールとか、ヨーロッパ文学への言及多いし。

でもそこで止まっていたのを、ヘンリー・ジェイムズやウルフもそうです、というのは目からウロコ。19世紀のイギリス文学はやたら厚ぼったい雰囲気で性に合わないと思ってたけど、同時代の作家たちもそうだったのかな。

果たして頭が完全に英語に切り替わっている今、フランス語の本が読めるかわかんないけど、ちょっと気になるなー。ヘンリー・ジェイムズの『デイジー・ミラー』がやたら良かったこともあり、気にはしていたい^_^

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by ulyssesjoycean | 2016-05-05 22:39 | Comments(0)