マンガとアニメーションと人文を、脱線(Digression)でつなぐブログ。
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<   2016年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

トボけたおじいさん、西脇順三郎『詩学』

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(日本を代表する詩人の西脇順三郎さん。ヨーロッパの諸語に通じる学匠詩人ーーのはずなんだけど、詩文も散文もどこかトボけた雰囲気で愛読してる次第。全集にセレクションなど色々ありますが、筑摩叢書で購入。この版自体は絶版じゃないかなー)

「影響を受けた人」というのとは別に、「親近感を感じる人」という書き手もいて、それが自分にとっては西脇順三郎さん。

博大な学識教養、ヨーロッパ諸語に通じる慶応大学教授ーーなんだけど、なんとも言えない脱力感と言葉遣いに感激し、いまだに愛読してる。

『最終講義』という詩の最後の一行なんか、「ホー」だもの( ´ ▽ ` )ノ 初めて読んだときはビックリしたなぁ。これ、アリなの?!という。

で、ボードレールよろしく、詩と同じくらい旺盛に詩論も展開されていて、自分としては読んだ記憶なかったので(もしくは忘れているので)、筑摩叢書の『詩学』を購入してみたけど、やっぱりいいわー。このスッとぬけた感じ。

そういえば、自分が憧れ共感するのは、こういう「トボけた老人」だなー( ´ ▽ ` )ノ 先日、
伊集院光さんのラジオに出演された井上陽水さんなんかも、なんなんだそれ、という脱力感が素晴らしい。

でも、そういう人は往々にして若い頃は癇癪持ちだったり完璧主義だったり、脱力の素質(?)はあるんだろうけど、若い頃はジタバタ系だったというのも後年知った。

井上陽水さんのトークは素晴らしいけど、西脇順三郎さんの肉声もどこかに残ってないだろうか。小林秀雄の講演録を聴いてみたら、古今亭志ん生そのものの語り口でビックリしたからなぁ。

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by ulyssesjoycean | 2016-08-25 18:26 | Comments(0)

数式が載ってないよ!デカルト『方法序説』

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(数学史をひもとくと、幾何学と代数学を結びつけたのがデカルトさんの由。xy座標を意味するカルテージアン・コオーディネートも、デカルトの名前にちなむそう。どれどれとフランス語原本を見たけど、あろうことか数式が載ってない。バージョン多数)

とにかく数学史ではこの人、というのが、デカルトの発想。代数学と幾何学を結びつけ、さらには現在の記法である既知数はa, b, c, 未知数はx, y, z, 果てはルートの横棒を足したのまでこの人だという。

せっかく多少はフランス語がわかるのだからと、デカルトの『Discours de la méthode』を読んでみたらーーあろうことか「数式そのものが載ってない」という結果に。

『方法序説』といえば、これのことだと思うんだけどーー色んなバージョンが色んな版元から出ているから、編者の意図が働いているのかどうか。何にしても「これが大元です」と言われている本に該当する箇所がないのは大変困る。

一方また、デカルトさんのフランス語は、16〜17世紀のものとは思えないくらい今と通じるフランス語ーーと、最初は思ったんだけど、これがまた読み進めてみると全く頭に入ってこないのでダブルで困った。

デカルトさんはもともとフランドルの生まれだそうで、それとフランス語の読みにくさが関係あるのか、もしくは時代的なものか、あるいは単にこっちの脳みその問題か、馬の耳と風の方向がどうしたという結果に。

でもまた、大変よくわかることもおっしゃっており、詩文も好きだったけれど、厳密に確認していける数学を選んだとか、どんなに遅々たる歩みでも、先人の教えを盲信せずに自分の理論を貫こうとか、感激する面もあったな。

でもこれ、デカルトさんが「なんで自分はこういうこと始めたか」という自伝的な一冊で、想像でぜんぜん違ったなー。かといって「ルートの横棒を確認する」ためだけによく分からないフランス語と格闘するシュミはないので、この先デカルトさんはどうしたものかと呻吟中。

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by ulyssesjoycean | 2016-08-24 18:26 | Comments(0)

とよ田みのるさんの育児マンガ『最近の赤さん』がフルカラーで!

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(マンガ家のとよ田みのるさんがツイッターで発表し続ける育児マンガ『最近の赤さん』。当の赤さんも娘さんになって、さらには3歳前後の「イヤイヤ期」に突入というのが、8月21日のコミティアで同人誌になるらしいです)

最近はもはや「生きる希望」的に楽しみにする、とよ田みのるさんの『最近の赤さん』。2016年には紙媒体の単行本も発売されたけど、もともとがツイッターペースなので、ドシドシ更新されていく。

それが今回、明日21日に行われるコミティアで、ツイッター発表分をまとめた新刊として、同人誌で発売されるそうな。詳しくは下記リンクを確認ください。


何と言っても注目すべきは「フルカラー」ということ! 紙の単行本ではコストの関係で難しい部分も同人誌で少部数なら釣り合うのかな?

というのも、100回記念の「公園おさんぽ回」は、サイレントにもかかわらず、一読朝から号泣というーーツイッターみて朝から泣いてるのもどうかと思うけど( ´ ▽ ` )ノーーそれがカラーで再現されるとなったら嬉しいなぁ。

当日買える人はもちろん、後日通販に回す程度の部数はあるそうなので、会場に行けない身としては通販を心待ちにしてる次第。画集ぐらいの値段になっても買う!

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by ulyssesjoycean | 2016-08-20 12:18 | Comments(0)

山本貴光さんの真骨頂⁈ 『「百学連環」を読む』

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(古代ギリシャ語を知るゲームプログラマーという異色の書き手、山本貴光さん。WEBでの連載をまとめた一冊が辞書なみの規模と質量で出版された! ーーと思って版元をよく見ると三省堂(^∇^) 税抜き3,200円にて発売中)

通読してからちゃんとした感想を、と思っていたけど、このままだと読みきるのがいつになるか分からないので、現状での感想をひとつ。

山本貴光さんの著作をぽつぽつと読み進めてきたけど、この『「百学連環」を読む』は現時点での最高作と思う。

ギリシャ語の読めるプログラマという不思議な経歴ながら、好奇心を持って誤魔化さずに物事を追っかけてくと、ギリシャ語もプログラミングもちやんと「つながる」という。

で、今までは各ジャンル、特に親しみやすい文章を書ける人が少なさそうなプログラミングを中心に、入門書、紹介本という体裁が多かったように思うけど、「西周」という珍しい着眼のためか、今作ではグッとアクセルを踏み込んだ印象がある。

西周も、ニシアマネとルビを振らないと読めない人名だし、現代の日本語で使われる翻訳語の基盤は殆どこのニシアマネさんのおかげだとも言う。

明治時代や翻訳に関心を持っていると、何かの引っ掛かりで名前を聞くことはあっても、じゃ実際なにをした人で、どんな著作があるのかというのも、まず言及されない。

「それではもったいない」というところからスタートしたのが、山本貴光さんのこの一冊というわけで、今は入手しづらい西周著作集が、実は現代でこそ読み返される価値のある内容と、大変に刺激的な書き出し。

読んでいくにつれ、西周さんは大変な人だったという輪郭が見えてくるけど、それをなぞる過程で、著者の山本さんが「ふだんどんな本の読み方をしてるか」も明らかになってくるのが、二重写しのようで大変興味深い。

ギリシャ語の綴りにこだわるのも、その言語に親しんでいる人だからこその着眼点で、こっちはラテン語はともかくギリシャ語はどうも、というので読み飛ばしちゃうもんな。

*後年、ロシア語を学んだらキリル文字の表記がまんまギリシャ語に使えるとわかって、綴りだけは読めるようになったけれども、ギリシャの作品にウトイのは変わらず

でまぁ、ギリシャ語の綴りを確認してるのに一章使うくらいなので、当然、ニシアマネという怪物を相手にするとなれば、本書自体が辞書じみてくるのもムリはないなーと、そういう印象。

また、「辞書を読む」という楽しみもあって、古くは芥川龍之介も辞書好き、高山宏御大も「百貨通読」と言ったりしてOEDへの傾倒ぶりはすごいし、実際、よく出来た辞典を読み込むのは大変おもしろい。

山本貴光さんのこの『「百学連環」を読む』は、もうひとつの主役として『ウェブスター大辞典』も登場するくらい、ある種、辞書そのものを読みほぐすような作業。

結果、そうそう読み終わらないし(^∇^)、またサッサと読み飛ばすのはあまりにもったいない労作。辞書をめくるような気持ちで観のがいんだろうと思う。

とはいえ、『となりのトトロ』のお父さんを思わせる親しみやすい語り口は従来の作風と変わらず、プログラマらしい周到さ(「こんなこともあろうかと!の精神」)が合わさって、著者の真骨頂であるなぁ、と、ゆるゆるとページをめくりながら感じた次第。

もちろん、この後も出版予定の作品がリストになってるようだし(中には漱石論もあるという)、引き続き目が離せない篤実な書き手だなーと、あらためて思いました^_^

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by ulyssesjoycean | 2016-08-18 19:46 | Comments(0)

次は遠山啓『数学入門』(岩波新書)か

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(名著『数学でつまずくのはなぜか』の著者・小島寛之さんが韋編三絶したという、数学者・遠山啓[ひらく]さんの新書。だいぶ数学の知識もついてきたことだし、次はこれかな。岩波新書の緑版として発売)

最近はキャプションに書いた小島寛之さんの新書だったり、デカルトのDiscours de la méthodeを取り寄せて座標の確認をしようと思ったら、座標以前に数式が一箇所も出てこなくてたいへん困るなど、数学三昧。

ニガテだった分だけ、分かり始めると大変に新鮮な分野。ただやはり得意不得意はあるらしく、えんけいに関する部分やカントールの集合論は複数の書籍に当たってもよくわからない。

もともとは、ファイナンスという経済や金融の実学で用いられる数式をちゃんとやろうということだったので、集合はわかんなくてもいいかな、などと思っているところ。

あとはもっと身近なところで、「数とは何か」を考えたのが遠山啓さんらしい。小学生の娘さんが算数の勉強でつまづき、「数を数える」のではない、「集合を使った対応関係」で教育しよう!という画期的なことを実践した人の由。

数というのもあまりに身近すぎて、数学の言葉で定義しようとすると相当大変らしい。カントールの無限級数(だったかな?)という集合論を使うことでやっと自然数の考え方にもメドが立ったそうだから、ギリシャ時代から考えると2000年近い時間がかかってる。

数学者でも大変なのに、「子どもが取り組んで分かりやすい数の教え方」というのはとんでもない離れ業。それを遠山さんは調査研究を重ねて集合を使った平易な数の捉え方に成功したという。

そこまで言われたら、やはり目を通すべきでしょう!というわけで、次は遠山啓さんの本を手にしてみたいんだけど、そもそもの発端となったファイナンスの本やValuationの大冊がおっぽりっぱなしなのは、これはこれでどうなのか^_^

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by ulyssesjoycean | 2016-08-13 12:30 | Comments(0)

待望の『ダンジョン飯』第3巻は8月12日発売!

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(いまや押しも押されぬ人気となった九井諒子さんの『ダンジョン飯』。所持金ゼロのパーティがダンジョン内で捕獲したモンスターを美味しく調理するというRPG土台のギャグマンガ。エンターブレインから8月12日に3巻が発売される予定)

連載の第1回から、「雑誌をスクラップして単行本が出るまで保存」という内職じみた作業を延々としてきましたが、その『ダンジョン飯』もついに3巻かー。

今回の表紙はてっきり「センシ」(ドワーフ族のパワーファイター、ダンジョン内で自給自足する色んな意味でスゴイやつ)かと思ってたけど、
おお、ハーフフットのチルチャック!

連載ではけっこう進めんでいて、この先の展開が気になるけど、それはさておき単行本の3巻をこのお盆に楽しめる喜びを噛み締めたいところ。

あとは15日前後に連載誌『ハルタ』も出るから、その両方を楽しめるのはありがたい。本誌では森薫さんの『乙嫁語り』が良い感じなので、パリヤ編の単行本だけ買おうかなと思う次第^_^

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by ulyssesjoycean | 2016-08-09 18:12 | Comments(0)

『風立ちぬ』現象の再来?『シン・ゴジラ』

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(庵野秀明監督による『シン・ゴジラ』。もともと特撮魂のある方だけに、どんな風に仕上げたのかな、という興味と、あとはとにかく賛否の振り幅がデカイ。劇場で見ておくべきだろうか)

話には聞いていた庵野監督の『シン・ゴジラ』。近年劇場へ足が遠のくばかりだけど、久々に気になる作品。

というのも、周辺から聞こえてくる感想が、「最高だ!」から「ダメダメ」まで、その中間も含めてものすごく振り幅がある。

自分にとって『風立ちぬ』は世界最高の作品となったけど、見終わってポカーンという人も多く、それと同様のことを『シン・ゴジラ』に思うというか。

みんながこぞってツマラナイという作品もキツイけど、みんなが揃ってオモシロイという作品も見辛いものがある。

観た人が全員ちがうことを言う作品の方が良いような気がする昨今、『シン・ゴジラ』の振り幅はすごいなーと。

IMAXシアターや3Dは、三半規管がことのほか弱い自分にはお呼びでないので、フツーの環境で観るとどーなのかなー。

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by ulyssesjoycean | 2016-08-04 20:08 | Comments(0)