マンガとアニメーションと人文を、脱線(Digression)でつなぐブログ。
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珍奇な言葉を集めて啓く

あの人はヒマ
ヒマをもてあましている人のもとを訪ねてヒマな話を聞くインタビュー企画。
(唐沢俊一 裏モノ日記)

まだ寝てる 帰ってくると もう寝てる (上方落語)

引っ張るつもりで流しちゃうのを、「引っ張り流し」というんですが、僕たちは「あっちゃ流し」と言ってました。(広沢克実)

雑誌「Hit and Run」(リトルリーグ指導者用雑誌)
しかし、「hit and run」って英語で「ひき逃げ」って意味なんだよね・・・


まったくこの子は勉強ばっかりして、そんなんじゃバカになるよ!(思いついた冗談)

肉とデブ。罪と罰みたいな(伊集院光)

三文作家がやたらに方言で小説を書きたがることと似ているが、かなり事情は異なっている。(ベケットについて 松岡正剛)
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-28 21:28 | Comments(0)

俺のラナちゃ~ん(岡田斗司夫)

「アニメ夜話」の第一回「未来少年コナン」はtechnicalな面に重点が置かれていて満足のいく内容、特に大塚康生(作画監督)さんと宮崎駿(シロクマ注1)の共同作業がどういう風に行われていたか、それを当事者が話しているわけだから、それはもう堪らないものがある。

「宮崎さんがどうしても来てくれっていうんで、じゃあ(大塚)」(コナンに参加した経緯)

「三時ごろに帰ろうとして、お先にって言うと『帰るの?(宮崎)』って(大塚)」
「夜の三時ですか?(江川)」


「ごはんをごはんっていわないんですよ、エサとか(岡田)」
「ガソリン、宮崎さんはガソリンだって(大塚)」


「美少女を痛めつけるのは宮崎さん(笑)。(江川)」

「宮崎さんはアゴをとんがらかすんですよ(江川)」
「大塚さんは邪心なくしゅってまるく(岡田)」
「邪心が(笑)」
「邪心じゃなくて思い入れっていうんですよ『俺のラナちゃ~ん』(笑)(岡田)」
「女性としてのラナを見てしまうわけですよ(江川)」
「ヒドイ番組だ(笑)(岡田)」
「大塚さんいかがですか(乾)」
「いいようがないね(笑)(大塚)」


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注:宮崎駿(みやざきはやお)。押しも押されもせぬ日本を代表するアニメーション監督で、この人は直接的・間接的にではあれ、押井守・庵野秀明に大きな影響を与え、押井さんは「アンチ・宮崎としての直系」であり庵野さんは「エゴイストな部分とサービス精神」を受け継いだというが、ここまで自分ひとりで背景美術・ストーリー・作画と何でもかんでもやってしまうと、なかなか後進は育たないのかな、と思っていたら、最近活躍中の吉田健一氏は元はスタジオジブリ所属ということで、ようやくそういう人が出てきたのか、という感じ。ちなみに「カリオストロの城」を頂点とする氏の監督したアニメーションも面白いが、実は一番面白いのは本人であるというのは、知らない人も多いが、知っている人もそんなに多くはない事実。
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-28 15:11 | 駄文 | Comments(0)

こうやって投げるんだぁー!!(島本和彦のマンガチックに行こう)

毎日「逆境ナイン」ネタですまん。映画公開が間近だと思うといてもたってもいられない、というほどではなくても、非常に楽しみ。なんせ以前映画館で見たのは「華氏911」だもの(悪いとはいわないが)。

そういえば島本和彦氏の日記によると7月2日の公開初日、池袋の映画館に島本和彦氏が来るそう。

今までちょっと事情があってはっきり告知出来ませんでしたが、東京の初日舞台挨拶に正式に島本和彦、参加することになりました!確実なのは「池袋」での18:00からのやつですか?「池袋」はほら、なんというかホームグラウンド?じゃないですか。私にとって?しかも400人入るでかい劇場と言うことで気合い入れた挨拶を考えております(笑)。みなさん、是非お越し下さい!(島本和彦の感想文6月26日)

何かもはやファンサイト以上にファンサイトな様相を呈してきたな。しかしこの手のサイン会・本人が来る試写会には殆ど行ったことがない。「作品は作品。作家は別」だという物分りのいい考えを持っているわけでなく、そこまで好きな作家に会って握手だけなどつまらない、どうせ会うなら突っ込んだ話がしたい、というのは、もはやファンであるのかないのか、それは好事家の詮索に値するものとしておく、というジョナサン・スウィフト(Jonathan Swift)の常套句を使って逃げておく。

しかしそれではあまりにもなんだから、島本氏が熱弁を振るう「サンタになれ!」をどうぞ。それにしてもヘタな役者より滑舌がいいのはどうなのか。

ちなみに画像は伝説のOLA(オリジナル・レーザーディスク・アニメーション)「炎の転校生」を使用。これもどうかしている内容で、「レーザーのみで発売された(!)」らしいが、さすがに無茶だということが解かったのか、解からされたのか、レンタルビデオもあるところにはある。ちなみにその制作秘話は「燃えよペン」に出ているが、これもどうかしている内容(ぜんぶそうなんだけどね)。
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-27 18:38 | 駄文 | Comments(0)

試合放棄服同然!!(和泉かねよし そんなんじゃねえよ七巻)

少女マンガ界の島本和彦(ホメ言葉)こと和泉かねよし「そんなんじゃねぇよ 7巻」にも「おまけCD」が! しかもクールな男前の真宮哲を演じるのが、不屈闘志を演じた(!)櫻井孝宏氏であるという、なにか妙な縁を感じたので購入しましたが、こういう真反対の役をやれるのだから、声優というものは恐ろしい。しかし小学館は一体何を考えているのか。どんどんやっていただきたい。
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これの右側の男と
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こいつが同じキャスティングになっている。
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-26 16:18 | 駄文 | Comments(0)

じゃあ男の魂は充電できるのかよ!?(島本和彦)

63分41秒。

さてこれは何かというと、驚くなかれ、逆境ナイン・プラスワンコミックスドラマCDの収録時間(!)である。74分入るCD収録容量のほぼマックスまで使って何をやっているのか。最大級の賛辞を送りたい。
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本編のドラマも、冒頭から力入りすぎで、TVアニメでいうところのアイキャッチまで作りこんでいて、スタッフの熱気が伝わってくるが、聴いていると声優さん方の演技が「Gガンダム」に激似で、やはり島本さんが関わると全てこの調子になってしまうのだろうか、恐るべし島本パワー。

これだけ熱量のあるドラマCDは「岸和田博士の科学的愛情」以来。野沢那智・内海賢二・千葉繁(シロクマ注1)の鬼気迫る演技っぷり。というかもはや演技とかどうとかじゃないな。

ちなみに逆境ナイン・実写版の方もエライことになってますな。

注:千葉繁(ちばしげる)。古くは「うる星やつら」のメガネで知られる声優であるが、(いい意味で)常軌を逸した演技っぷりであるのは、この人の出てるものを見聞きすれば解かる。同業者からの信頼も篤く、やはり一目も二目もおかれる存在(普段はめちゃめちゃ真面目なんだそうだが、そうだろうと思う)。どんな人であるか興味をもたれた御仁は「パトレイバー」シリーズのシバシゲオを見ると良い。ホントーにこのままの人。
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-25 15:16 | 駄文 | Comments(0)

子供たちを助けたいんでしょう!?(トップをねらえ2)

と主人公のノノ(って名前だっけ?)が言うけれど、これ、喋ってるのは、実は後ろのカトフヴァンディス(Quartre vingt dix)ですな(身体を借りて喋っている)。説明は一切ありませんが。気づいている人はあんまりいないようなので(別に気づいたからどうというものでもないが)。
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といいながら実は「トップをねらえ2」「まあガイナだから」とお義理で見ている程度ですが、これ、なんで出てくるロボットの名前がどれもこれもフランス語の数詞なのか。ディズヌフ(dix-neuf、19)ヴァンセット(vingt-sette 27)などなど、そういえば主人公たちの中継基地もフラタニティ(フランス語だとfrataniteだけれども、フランス革命時の自由・平等・同胞愛の同胞愛に相当するもの)、あーだこーだで今こっちにはロボットがン十台しかないからどーのこーのと言っていたような気がするので(本当に適当にしか見てない)、それと絡んでくるのかね。ちなみにカトルヴァンディス(Quatre vingt dix)は何番なのか、フランス語を読むのに不自由はしないけれども、あんなややこしい数詞体系はいちいち覚えてられない。quatreが4で、vingtが20、dixが10だから、えーこれで多分90じゃないっすかね。違ったところでこっちの知ったことではないけれども。

フランス語は実はある程度までやればそう読むのに不自由はしないので(ただ英語の頭で理解しようとすると考え方を切り替えるのにエライ苦労をする)、そのうち聞いたり・話したり自然にできるようになる・・・と良かったのだけれど、そこは人間良くしたもので、そうあなたまかせに行く世の中ではない。であるから、いまだに「岩窟王」のアタマに入るフランス語のナレーションがあまりよく解からないでいるが、これ、フランス語で読んでるのは日本人の方らしく、ある種「Kill Bill」に出てくる日本語みたいなもんで、日本人でもよく解からないから、こっちが日本人が読むフランス語を良く聞き取れないのも、これは当たり前である、と理屈をつけようかと思ったが、こりゃまんま詭弁ですな。でも向こうのテレビの方が聴き取りやすいというのは、これ本当。
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-24 23:02 | 駄文 | Comments(0)

Every player deserves a MVP(ティム・ダンカン SAスパーズ)

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「NBAファイナルで三つ目のMVP受賞となりますが、これはマイケル・ジョーダン~シャックに並ぶものですが、いかがです?(インタビュアー)」
「いやいや、このチームは素晴らしいよ、どのプレイヤーにもMVPを手にする資格がある、みんなMVPだよ(ダンカン)」

といってましたね、MVPを受賞して。同時通訳ではかえって解からなくなるので、こっちの記憶に基づきながら訳させていただきましたが、謙虚だよなぁ、だからこそMVPに選びやすいのかもしれませんが。監督であるポポヴィッチも
「まず言っておきたい、ラリー・ブラウン(相手方Pistonsヘッドコーチ)は最高のヘッドコーチだ、彼は素晴らしい」
なーんて言うので感心していたら、オーナーが「Keep on doin’(まだまだやるぜ)!」との挨拶。やはりこういうのもなくては。

そういえばティム・ダンカンのインタビューを聞いていると、発音が西海岸的な気がして(東海岸の方は巻き舌が強く出る)、でも生まれはアメリカじゃないそうなんだが、どうなのか。ダンカンなんて、もろアメリカだがなぁ。
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-24 13:28 | 駄文 | Comments(0)

ご冗談を~(マシュー なまり亭)

マシューTVに多少距離はあってもなまり亭は抜群の面白さで、見ているうちに、なまりがヘンなのではなく、それをまったく除外した共通語というものが、ノッペラボーのバケモノに思えるてくるのが面白い。「ことばについて語ると人は恐ろしく自意識過剰になる」(福田恒存)というのは全く確かなので、ややこしいことは抜きに楽しむようにしている。

中でもレッド吉田氏(京都出身)が母親に電話をかけて「お母さん」という時の、あの不思議さと言うものはなんであるか、まあなんであってもいいのであって、京都出身つながりということでみうらじゅん氏(シロクマ注1)の発言が思い出される。

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みうらじゅん氏によれば、自分の住んでいた地域(つまり京都府)には、「お母さん」も「母上」も「ママ」も「おっかさん」も存在しない、いるのは「オカン」だけだ、ダウンタウンの「オカンとマー君」を見ていて、「なんで自分の母親のことが出てるんだ」と即座に思ったらしいが、要するにレッド吉田氏の「お母さん」が面白く、また「お母さん」と呼ばれた当の母親も当惑するというのは、なるほどみうらじゅんの言う通りであることよ。

注:みうらじゅん。デビューは「ガロ」の元(?)マンガ家・イラストレーター、であるのかないのか、もはやそういった肩書きは当の本人が一番どうでもいいようで、他人が絶対やらないような恐ろしく下らないものをえんえんとやり続けるその姿勢はマジなのか、マジでないのか(恐らく前者だろうが)。この人自身も面白いが、横のつながりも充実していて、いとうせいこう・山田五郎・田口トモロヲなどと、また恐ろしく下らないことをやっていて、どれも腹を抱えて笑うが、ベストは田口トモロヲと組んだ「ブロンソンズ」。ロッキーにテーマにあわせて「ブロ~ンソ~ン、ブロ~ンソ~ン、なんじゃこ~りゃ~」と歌うだけの(!)企画。こんなんばっかし。
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-23 17:14 | 駄文 | Comments(1)

天主さまをお助けください(Samurai 7)

こんなに早く野武士ならぬ野伏りを倒してしまって後の展開をどうするのか、と思ったら嫌な予感的中でテンションダーウン!
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オリジナルである黒沢明の「七人の侍」は、野武士を倒すことそのものが目的であったため、それ以降の話などないわけで、同じGONZOの「岩窟王」など、岩波文庫で全七巻を読み通している人間などそうそういない上に、オリジナルに忠実に作っているため現在までネタ切れを起こしていないが、「Samurai 7」がネタ切れを起こして、最終回に「なんだそれ」みたいにならないことを望む(とはいいながらいや~な予感が)。

その昔マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)(シロクマ注1)という恐ろしくヘンなアーティストが、
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「芸術家の使命は作ることではない、選ぶことだ」といみじくも喝破して、まさしく20世紀の作品群はそれでいいわけで、要するに作品の源流をたどってしまえば、全て神話に行き着くことを考えれば、最初っから神話を選んでその上に作品を構築すればいいじゃないかというので、「Samurai 7」「岩窟王」など、黒澤作品やアレクサンドル・デュマを神話として「選んだ」わけで、驥尾に付して言わせてもらえば、選んだものを「どう並べるか(lay out)」という問題が次に出てくるぞ、などということをしたり顔で言っていたら、松岡正剛(まつおかせいごう)氏がとっくの昔(といっても90年代だが)に言っていて、がっかり。

注:マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)。網膜(retina)をキーワードとする20世紀を代表するアーティスト、らしいのだが、こっちは美術史(Art History)など何も知らぬから美術的にどういう位置づけになるかは知ったことではない。ただ恐ろしくぶっとんだヘンさで他の追随を許さぬあたり尊敬に値する。また作品の「見せ方」にもただならぬ神経を使い、それが代表作「与えられたとせよ・・・」だそうだが、これはアメリカのフィラデルフィア美術館まで行かねば見ることは出来ない(見ることは出来るが面白みはない)。ちなみにこの人の言葉で最も気に入っているのは「il n'est pas de solution, parce qu'il n'est pas de probleme(回答はない、というのも問題がないからだ)」
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-22 17:48 | 駄文 | Comments(0)

アニメ夜話は、また収録してるらしい。(いしかわじゅん)

唐沢俊一氏が、裏モノ日記で、

文字で語るとき とテレビのトーク番組で語るときとでは論というものは性質がまるで違ってくる。テ レビの場合、限られた時間内でこの線に沿って話を盛り上げるという演出上、まず語 ることありきで、データは補助線の役割。今回はとにかく、この補助線上で語るよ、 というワク決めでしかない(しかなくもないが、まあ、しかない)。そこがテレビの 限界であり、また、テレビならではの視点が出て面白くなってくるところでもあるん である。唐沢俊一 裏モノ日記 6月7日)

「BSアニメ夜話」についてのコメント。こういうタレントならざる人の「テレビ」視点が面白い。そういえば夏目房之介氏も

テレビ的につくられる人格をそのまま信じもしないし、それが本人とまったくちがうとも思わない。両方とも、その人なのである。(中略) 漱石が千円札になった1980年代、僕がマスメディアで「漱石の孫」を演じることに、いわば「あらたな人格」をつくっていく面白ささえみいだすことができる気がしたのは、つまりそういうことだ。むろん、過剰な露出と演出は自分の輪郭をどんどん溶かしてしまうので、うまく制御しないと精神的にアブナくなるが(夏目房之介 漱石の孫 p78)

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なーんてつらつら引用してきましたが、とうとう「いしかわじゅん」氏のHP上に、
アニメ夜話は、また収録してるらしい。
はたして、本家マンガ夜話(シロクマ注1)は消滅してないだろうか。

やっぱり終わったんじゃないっすかね。「視聴者が見たいもの」「出演者がやりたいもの」との乖離がはっきりし、番組の長期化による定型化とモチベーションの低下が拍車をかけた、ということでしょうが、「終わってしまった」というのも一つの言い方であって「マンガ夜話はその役目を果たした」という言い方もできるはずで、少女マンガと少年マンガの「文法」の違い、なんて、そもそも「マンガの文法」というような言い回しが定着し、使えるようになったのは、マンガにまつわる印象批評を脱却する大きな一歩だったのではないでしょうか。「終わった」と言って私小説的な愚痴を並べるより、功績を讃えた方が生産的な気がする、ということにして逃げておく。

注:マンガ夜話(まんがやわ)。NHKBSが誇る日本一の教養番組、であるかどうかは知らないが、「ただ読んでいた」マンガに「なんとなくではない」読み方を、書き手側から発信してくれる唯一のテレビ番組ではあったわけで、この番組によって夏目房之介・いしかわじゅん・岡田斗司夫の名前が記憶に残り、その後のマンガ論の土台を作った、というかマンガ論なんてものの存在を認めた、などというのは少々口幅ったいが、事実そうである点は大いに評価できるが、こういう番組に対していまだに「批評なんてものは必要ない」という意見が散見されるのは困ったもの(存在を否定しちゃあいかんよな)。
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# by ulyssesjoycean | 2005-06-21 20:39 | 駄文 | Comments(0)