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サイエンスが大事にしてる「3ヶ条」。じゃあヒューマニティーズは何を大事にしてるのかな?な話( ´ ▽ ` )ノ

サイエンスが大事にしてる「3ヶ条」。じゃあヒューマニティーズは何を大事にしてるのかな?な話( ´ ▽ ` )ノ_d0026378_23511461.jpg
ピコピコ+サイエンス方面と、哲学+文学方面を行ったり来たりしているので、「人文学Humanitiesって、何を目指しているのかな」ということを考えはじめるように。

というのも、広い意味でサイエンスの世界は目指すものが明快。なんでも科学者が大事にするのはこの3つ:

(1) 計測可能であること
(2) 社会的意義があること
(3) 実現可能であること

ここ最近読んだ中ではベラボーに面白かったデイヴィッド・ボダニス『電気革命』でも、上の3点を念頭に置くと、なるほどなと合点がいく側面がある。

エジソンなんか、当初は「インテリやくざ」そのもののトンデモナイ人で、その点で「科学者」としてはいかがなものか、という判断もされてるみたい。上の三箇条に照らすと、「実現可能」だったら何してもいいとは言えないから。

エジソンはともかくとしても、当人の意図や意思をまるで無視して技術が使われることもあったりするわけで、そういうとき、「社会的意義がある」ことを頼りにして作っただけに、発明や発見をした人の苦渋は察するにあまりある。

ーーと言ったモロモロのエピソードや人々の浮き沈みを見るにつけ、「うーん、自分も好きで関わってるけど、人文学は何を目的にしてるのかな」ということが気になってきたんだな。

ジョージ・スタイナーさんの『青髭の城』を読んだ後では、「ジンブンガクはニンゲンセーのトーヤに役立つ」とは口が裂けてもいえないな、という気分だし。だとするのなんなのかなーという。

数学者にもなれそうだったらしい哲学者の西田幾多郎先生の随筆集を読んだら、科学と対応するものとして「歴史」を取り上げてたな。

科学は「一般性」、つまり「いつでも同じ結果が得られること」を望むけれども、歴史の場合は「特殊性」、つまり「その時、どうしてそんなことが起こったのか」をあらゆる方面から検討するものなんだって。

それを目にした時は「やっぱり尊敬するキタロー先生はよいこと言ってくれるなぁ」と感激したけど、なんでそういう一回こっきりの現象を明らかにしたいと思うんだろうか。

前にマンガ家の井上雄彦さんのエッセイだかを読んでたら、「なぜ書くのか」という問いには「書きたいから」と答えられるけれども、「何のために書くのか」と言われると、答えに窮するという話が。

人文学についても同じような感触あって、文学作品を読んだり、読んだものについて何か言いたくなるのは「そうしたいから」という話になるんだけど、「何のためにそうするのか」と言われると、ウーンと唸ってしまう。

ひとつに「関係性の発見」ということがあって、「すごい!全然カンケーないと思ってたことが、カンケーあったんだ!」と分かるのはメチャメチャ嬉しいし楽しいので、そのためにやってるところはある。

でもそれで言ったら、別にヒューマニテイーズに限らないしな。ちょっと前からベンキョーしてるStatisticsの本を読んでてたら、binominalというガイネンが紹介されたり。

で、どーもこのbinominalというのが、さらにその前に調べてたGeorge Booleさんの考えてたLogicsと全く同じことを言ってる。

そのことに気づいた時は、池上ダレカばりに「そうだったのか!」とメチャメチャ嬉しかったけど、これ、StatisticsもBoolean AlgebraもMathematicsの話だし。別にHumanitiesに固有のことではない。

もっとも、そういう「関係性の発見」はHumanitiesのヨロコビだから、対象の分野は何でもいいんだ、とも言えるんだけど。

そういや前に新聞書評か何かで佐藤良明さんが、「文学はなくならない。いま現在問われているのは(文学の)研究者という脆弱な生き方だ」と言ってたなぁ。

その辺りの区分というか、これもつい先日『在野研究ビギナーズ』という「へぇ」という本も出て、自分のことかな(^-^)?と気になって手に取ったら、山本貴光さんのお名前が見つかったりして。

ブンガクはゲージツだから、オンガクやビジュツと同じでなくなりはしないけど、じゃそのケンキューってなんなのよ、みたいなこともたまには考えてみるべきなのかなーと。

言ってしまえばこういう「◯◯の目的は何か」みたいな問いかけって、野暮っちゃ野暮だから、そんなこと言いなさんなという気持ちもあるんだけど、サイエンス方面に行って「これをなんとかしなくては、でも自分にできるだろうか」という迷いと逡巡の中で必死こいてる姿を知っちゃうと、うーん、ヒューマニテイーズの立ち位置も考えるべきだろうなぁと。

やっぱりアレだ、電話を開発したアレック・ベルさんのことが大きいな。この人、母親が難聴で、ご自身の奥さんも難聴だったそう。

で、ベルさんの親父さんが、難聴の奥さんと何とかコミュニケーションを取るために、読唇とか発声とかを完全にゼロから研究してた由。

それを受けて息子のアレック・ベルさんも聾学校で働き、電気のメカニズムに全く無知なところから「人間の喉の振動」を再現できれば、人の声を届けることができる、と気づいたそう。

当時のアメーリカは電信(telegraph)で大きな波が来てたから、いっちょ電気で声も伝えてやれ、と似たようなケンキューしてた人はたくさんいたみたい。

じゃなんでアレック・ベルさんだけが最終的に電話を開発できたかというと、やはりご自身の生育環境と奥様に対する愛情の深さゆえだ、というのを聞いちゃうと、「野暮なこと言いなさんな」とはなかなか言えない気分に。

サイエンスかヒューマニテイーズか、どっちかだけやってれば考えなくて済んだんだけど、ベル先生がこんな情熱の人だったのかと知っちゃうと、うーん、ヒューマニティーズ側が「おもしろいから」だけでいいのかな、という問いが頭をもたげちゃうんだな。

だからどーするってことでもないんだけど(^∇^)。ただデイヴィッド・ボダニス『電気革命』(新潮文庫)は、そうした創始者たちの情熱に触れるエピソード満載だったので、サイエンスはどうもナーな人ほど読むと感動するんじゃないかな。オススメ。

そんなまとめ(´∀`)  ぜんぜんまとまってないけど( ´ ▽ ` )ノ


# by ulyssesjoycean | 2020-01-26 12:00 | Comments(0)

「タカヤマ文化史」を人文学以外に持っていく時の4つの手順( ´ ▽ ` )ノ

「タカヤマ文化史」を人文学以外に持っていく時の4つの手順( ´ ▽ ` )ノ_d0026378_09521730.jpg
「タカヤマ文化史をパブリックなものにする」というのが、タカヤマ学派の自分の役回りだとすると、当然「じゃ、実際どうやるんだ」という話に。

自分としてもこれまでそういう手法を整理したことがなかったから、この機会にいっちょやってみよう(^∇^)

1. 未知の分野の「概論」を3冊読む

「タカヤマ文化史」を人文学以外に持っていく時の4つの手順( ´ ▽ ` )ノ_d0026378_09540311.jpg

「未知の分野」だと話しづらいから、いっそのことホントに何も知らない「航空業界」をモデルにしてみよ。

*読む人の側で「航空業界」を◯◯として、なんかテキトーな分野名を入れ込んでください^_^

何らかの仕事的なつながりで「航空業界」とのご縁がポッとできる。そうするとこっちにとって「航空業界」は完全に未知の世界だから、まず「それって何かなー」というのを掴むために調べ物をする。

と言ってもあんまりガチガチのハードなものだとシンドイので、『図解雑学』(ナツメ社)や『ブルーバックス』など、児童や初心者向け、あとは必ず「図解つき」のものを3冊えらぶ。

1番読みやすそうなものに付箋をペタペタ貼りながら読み通す。1冊読んだら付箋の箇所をノートに整理。

1冊目を読むとあとは早いので、2冊目、3冊目も同じ要領で進めていく。で、3冊読んでノートを取ったら準備はおしまい。次のステップへ。

2. その分野の「創始者」を探す

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1.の段階で何を調べてるかというと、主に「創始者は誰なのか」ということ。「航空業界」なら、飛行機そのものを発明した人かもしれないし、発明されたものを整理して「産業を興した人」も創始者と言える。

飛行機だったら、なんとなく「ライト兄弟」という名前を聞いたことあるけど、ライト兄弟のフルネームや出身地、時代的にはいつの人なのかを全然しらない。

それでまあ、ライト兄弟はどんな人たちだったのかを調べて、その過程で「航空業界」と呼べるくらい「産業化したのは誰なのか」というのも調べていく。

映画じゃないけど、こうすると「主な登場人物」が見えてくるので、当初は全く未知の業界についても親しみが湧いてくる。名前を知ってたあの人がけっこう良い人だったとか、案外食えない奴だ、などなど。「人柄」レベルの知識がつく。

主な登場人物とその活躍年代がわかったところで、やっと「タカヤマ文化史の出番」という感じ。

3. 「タカヤマ文化史」の上に、1.2.の知見をのっける

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「史」がつくくらいだから、タカヤマ文化史は一種の「年表」とも言える。18世紀の特徴はこうで、19世紀はこう、みたいな。

そこにさっきの「主な登場人物」や「発明〜産業化」をのっけると、非常によくわかる、という経験をする。やはり発明や人物がポッと出てくるわけでなく、ちゃんと歴史的なつながりあり、同時代の影響を受けるものだから。

こういう手順を踏んでタカヤマ文化史を導入すると、見た人から「ほう!」みたいな反応があったりして。たぶん自分のやってることが歴史地図のなかにピタリとおさまる感じ、なんじゃないかな。

こういうので1番ビックリしたと言えば、ちょっと前に話題になった「ベイズ統計」。新しい情報が得られると、その分だけ選択肢の確証度が上がる、みたいな考え方。

尊敬する小島寛之さんがまさにベイズ統計を専門的に扱ってらっしゃるので目を通したんだけど、この「だんだんと情報が与えられて、対象が確かになってくる」というのを聞いて、

(あれ、コレって『奇想天外英文学講義』に書いてあった、「蓋然性哲学」じゃない?)

と感じたんだな。

道の向こうから人がやってくる、男性か女性か、近くづくにつれて人相風態がハッキリし始め、話してみたらロンドンの商人だとわかる、とかとか。
「タカヤマ文化史」を人文学以外に持っていく時の4つの手順( ´ ▽ ` )ノ_d0026378_09594741.jpg

ピカレスクロマンは「道の小説だ」という話が頭にあったので、くだんのベイズさんについて調べてみたら、まさに18世紀の蓋然性哲学の、しかもイギリスに生まれている!

やっぱり新しいと言われる発想も、その時代の文化や風習、ものの考え方から影響うけてるんだな。と印象深い。

本題に戻ると、タカヤマ文化史のチャート上に、これまで調べた航空業界の知見(人物、年譜、キーワードあれこれ)を乗っけてみると、これまで未知だった分野の「文脈」がよく分かる格好。

でもここまでは調べ物の領域と言えるので、今度はその分野にもともといる人たちについて「こんな風な内容だったよ」とお伝えする手順に。

4. 1〜3までの内容を「A4サイズの1枚」にまとめて「イラスト」をつける

「タカヤマ文化史」を人文学以外に持っていく時の4つの手順( ´ ▽ ` )ノ_d0026378_10562997.jpg

タカヤマ学派にとって1番チャレンジングなのは、この「A4サイズの1枚」に情報を圧縮するということじゃないだろうか。

今回の例にしてみた航空業界じゃなくても、とかく仕事(ビジネス)として◯◯業界に携わる方々は忙しい。business = being busyだもんなぁ。

だとすると、ボーダイな資料をドーンと見せられても先方は困るだけ。ボーダイな資料はあったとしても、見せるのは「A4サイズ1枚」に要点がまとまったもの。

それも「文章だけ」だと理解がスムーズでないので、必ずイラストをつけて図解した方が効果的。なんならA4の方には文章を簡潔に書いておいて、図解はもう1枚用意してもいいと思う。

自分でこういうのをやり始めた時に思ったんだけど、同じ文章を書くのでも、Humanitiesの世界の書き方とBusinessの世界の書き方はまるで別なんだな。

誰だっけ、オルダス・ハックスリーさんも一時期そっち方面の仕事をしたそうだけど、「短く書くのは、小説1冊書くよりことによると大変だ」と痛感したそうな。
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私淑するDavid Ogilvyという、どう発音していいかいまだによく分からないオジサンは、「Literatureは読み返されるにふさわしい書き方をして、Businessは1回読んだだけで全ての内容が伝わる書き方をしなくてはならない」と、両者の違いを説明してたな。

言ってみれば「どっちもタイヘン」だよ、ということ(^∇^)。ブンケー/リケーで対象へのアプローチが真逆だ、という話をしたけど、こと文章だけで言ってもHumanities/Businessはまるでベクトルが逆。

あとは絵かなー。これは押井守さんが言ってたんだけど「文章だけの企画書なんて誰も読まない。どんなに下手でもいいから絵を描きなさい」という。

それくらい、絵が人に与えるインパクトは大きいよ、というんだな。そうだなぁ、アルタミラやラスコーの洞窟画は「ウガウガ時代のパワーポイント」だったそうだから。文字の歴史より絵の歴史の方が古いんだもの。

その点、バーバラ・スタフォード大先生は「絵の教育的な力」に着目してて、最初に読んだときは感激した。言葉ばっかりじゃなくて、絵をやりなさい、云々。

ーーここまで書いてきて思ったけど、もしかするとタカヤマ文化史を広めるには「絵の描き方」を広めるのが手っ取り早いのかな?

自分もそうだったけど、LiteratureやHumanitiesが好きできた人で「絵ごころある」人は多くないかも。
「タカヤマ文化史」を人文学以外に持っていく時の4つの手順( ´ ▽ ` )ノ_d0026378_11223776.jpg

自分の場合、たまたま小林七郎先生の絵の本でスタートできたけど、「何やったら絵が描けるようになるかわからない」ことはありそう。

こういう「長文ブログ」の良いところは、書いてるうちに新しいこと思いつく、というのがあるので、なんだろ、タカヤマ文化史を一般化するために「ビジュアル使えるといいよ」というのも、「絵を描くにはこうすればいいよ」というのを今度から書いてみるかな。

今回のまとめはこんな感じ( ´ ▽ ` )ノ  

[タカヤマ文化史を未知の領域に持っていく時の4つの手順]

1. 未知の分野の「概論」を3冊読む
2. その分野の「創始者」を探す
3. 「タカヤマ文化史」の上に、1.2.の知見をのっける
4. 1〜3までの内容を「A4サイズの1枚」にまとめて「イラスト」をつける

参考になるかならないかわからないけど、自分としてはスッキリしたので満足であります(^o^)

# by ulyssesjoycean | 2020-01-22 12:00 | Comments(0)

タカヤマ文化史は「人文学の深夜ラジオ」? 建築学の渡邉研司さんもタカヤマ学派だったのか(´∀`)

タカヤマ文化史は「人文学の深夜ラジオ」? 建築学の渡邉研司さんもタカヤマ学派だったのか(´∀`)_d0026378_22000055.jpg
(「隠れタカヤマ学派」と呼びたくなるような人が、どの分野にも必ずいるらしい。これまで建築については「まあなー」という関心だったけど、今回はじめて名前を知った渡邉研司さん、バリバリのタカヤマ学派のようだ)

調べることがあってアレコレ建築の本を手に取ったら、なんか聞いたことのある書名を挙げる書き手が見つかる。

リチャード・オールティックの名前を知ってる建築学の人なんているんだ、と思って巻末の参考文献一覧を見たら、ビンゴ! 小池滋先生ほか、「都立大英文」の名前がゴロゴロ。

当然、「高山宏」の名前もその一覧に見つかるわけで、これで急に「渡邉研司」という方のお名前が親しいものになった。

ーーそれで思ったんだけど、このところ「タカヤマ文化史をパブリックにするにはどうするか」というのを考えていて、タカヤマ文化史そのものよりも、「タカヤマ文化史をキーにしてできた交流」の方に意味があるんじゃないだろうか。

前に伊集院光さんが言っていたけど、テレビと違ってラジオは聴いてる人が少ない分、「あなたもリスナーだったの⁉︎」ということがものすごく大きな共感を呼ぶそうな。

ある種タカヤマ文化史も「人文学の深夜ラジオ」と言えなくもない(^o^)  たまに何かでキーワードが出ると「もしかして」と思う感覚。

前に人工のintelligenceがどうしたとか機械が覚える覚えないという話を拾って行ったら、その著者もタカヤマ学派くさい。最新のピコピコの世界にも読者がいるのかとビックリ。もちろん確証があるわけじゃないけど。

ある種タカヤマ文化史をパブリックにするためには、こういう「隠れ学派」をゆる〜く連帯することが大事になってくるのかもしれない。ニンゲン、「紹介ベース」の方がなにかとスムーズだし。

言ってみれば、自分の現在の交流の何割かが「タカヤマ文化史」キッカケなわけだから、こういうのをもうちょっと意識的にやってく方法はないかなー。

ぜんぜん未知の世界に空手で飛び込むより、そこに知ってる人が一人でもいるとだいぶ気がラクになる。でもそうそうどこにでも知人がいるわけではない。

そういう時に、「タカヤマ文化史」みたいな共通項があれば、直接知り合ったわけじゃないけど、ある意味「本を通じた知り合い感覚」を持つことができるんじゃないかな。

これまで、人的ネットワークというと、ついつい「直接見知った相手」みたいなベースを考えてたけど、そうか、著作みたいな「人じゃないもの」でも共通のベースにはなるんだ、と。

ただワンときてピース!みたいな何百万と読者がいるものだと、それこそ共通項なキハク化しちゃう。その意味で「タカヤマ文化史」はちょうどいいボリュームゾーンなんだろう。

この辺り、追っかけてくとなんか面白そうなヒントがありそうなので、その記録という意味も込めて書いてみた次第。

いや不思議なんだよね、「リチャード・オールティック」という名前が見えただけで「オー、この本は面白いに違いない!」なんて思ってしまうんだもの( ´ ▽ ` )ノ  

この気分には何か大事なことが含まれてる気がするーーという直感があったので、この「知的関心の共通点」は追っかけたら面白いんじゃないかな。ただ困ったことに、何を調べたらこんなココロの動きについて発見できるかわからないけれども(^∇^)

# by ulyssesjoycean | 2020-01-16 21:59 | Comments(0)

坪内祐三さんに合掌! 中公文庫を教えてくれてありがとう!の巻

坪内祐三さんに合掌! 中公文庫を教えてくれてありがとう!の巻_d0026378_21454143.jpg
(61歳で急逝された物書きの坪内祐三さん。近年はあまり追ってなかったけど、初期の著作、特にこの『シブい本』は愛読しました。合掌。)

坪内祐三さん物故の知らせを聞いてビックリ。最近はあんまりチェックしてなかったけど、初期の著作は愛読してたなぁ。

1番影響を受けたのは『シブい本』と、そこで教えられた「中公文庫」の存在。クリーム色の装丁で、「誰それ?」という書き手の「超オモシロイ!」本ばかり揃っているという魅惑のラインナップ。

本を読むのが面白くなってきた頃合だったので、それ以来、古書店を覗いては中公文庫をチェックするのが習慣になった。ある意味いまでも古書店に入ると中公文庫のところを見てしまう。

新陳代謝のやたら激しい自分の本棚で、いまだに残ってる中公文庫のお気に入りといえばこの4点か。

1. 牧野伸顕『回顧録 上・下』
2. 池島信平『雑誌記者』
3. 池辺三山『明治三大政治家』
4. 福田恆存『藝術とは何か』

他に中公文庫で読んで思い出深いと言えば、内田百閒とか、森銑三とか。いまは手元にないけど明治大正の頃の新聞記者が書いた当時のエッセイ集とか。

ぜんぜん知らない人名でも、こんなにオモシロイ本があるんだなぁと宝探し感覚が楽しめる文庫だった。

そうした中公文庫の存在を伝授してくれた坪内祐三さんの学恩に感謝。R.I.P

# by ulyssesjoycean | 2020-01-15 21:45 | Comments(0)

タカヤマ学派が考える「タカヤマ文化史をパブリックにする方法って?」(´∀`) 【その2】

タカヤマ学派が考える「タカヤマ文化史をパブリックにする方法って?」(´∀`) 【その2】_d0026378_13211695.jpg
(【その1】からの続き)  タカヤマ文化史を広めるなら、人文系は外して、むしろ「短期的・実利的・技術主導」なギョーカイに持っていくのはどうだろうか、というのが前回のまとめ。

というのも、「短期的・実利的・技術主導」世界こそ「新しいもの」を必要としてるけど、その新しいものを生み出すための「歴史と文献」に対する関心が乏しいキライがなくもなくもない(どっちだ^_^)
タカヤマ学派が考える「タカヤマ文化史をパブリックにする方法って?」(´∀`) 【その2】_d0026378_15014032.jpg

そういうギョーカイについて、数百年単位でキーになるモノの考え方と展望を与えてくれる「タカヤマ文化史」はとっても有効なんじゃないかなぁって。そういう話。

基本的にビジネスやピコピコの世界は「短期的・実利的・技術主導」を地で行く世界だけど、タカヤマ文化史が広まってる風には見えない。なんでかな?

もちろん、その世界でも人文学の、しかもコアなところに興味を持って取り組んでる人もいないこともないこともないけれど(だからどっちだ^_^)、どー考えてもメインストリームじゃないだろう。

それはどーして?というと、(一見する)タカヤマ文化史は、

(1) 情報量もハンパないし濃密な文章なので読むのに時間がかかる (⇄短期的)
(2) 現実に応用するためには相当な創意工夫が必要 (⇄実利的)
(3) 美術や文学、哲学に歴史が主体 (⇄技術主導)

と、ことごとくビジネスやピコピコの世界とベクトルが正反対。「だからこそ」必要だと言えるんだけど。

しかしニンゲン、いくら内心で必要と感じていても、「ベクトルが正反対」なものには近づきづらいのが人情。

その伝でいくと、ビジネスやピコピコの世界の人に「タカヤマ文化史に関心を持とう!」と、文化史側からアプローチしても望み薄。

じゃあどうするかっていうと、「タカヤマ文化史を身につけた人」が、「ビジネス」や「ピコピコ」に代表される「短期的・実利的・技術主導」な世界を自分に取り込んでしまえば良い。

これまで「短期的・実利的・技術主導」と、取りようによっては悪く聞こえたかもしれないけど、こっち側の世界にあって人文系に不足してるものは「自分がやります」視点だろう。
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2019年に読んで1番面白かったピコピコ本の著者Ben Radyさんも、「誰か、このアイディアを実現してくれる人いないかなーと考えてる人に伝えたいことがある。実現してくれる人がひとりいる。それは”あなた”自身だ」と。

こういう姿勢が、「すぐれた」ビジネスとピコピコ人に共通してるので、言葉に力があるんだな。何事も「他人任せにせず、自分でやろう」という精神は、色んな分野に普及して然るべきだとも思う。

で、その発想をタカヤマ文化史の普及発展に紐付けて考えると、「タカヤマ文化史に関心を持ってもらおうとするより、タカヤマ文化史以外の分野に関心を持つ」方が手取っとり早い。

これもトラクターみたいな名前のエライ人が言ってたけど、「自分に関心を持ってもらおうとするより、他人のやってることに関心を持った方が友人は増える」と。なかなかうがった意見だなぁ。

ビジネスやピコピコの世界も、ある意味非常に幅広いから「取っ掛かり」は見つけやすいということもある。誰しもなにがしかのWork/Jobをやってるわけだし、どっかでComputerに触れてるわけだから。

タカヤマ文化史とビジネスの設定で言うと、1番なじみやすいのは「東インド会社」かもしれない。
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世界で初めて「公務員(Civil Servant)」という呼称が用いられたのも東インド会社。それまで「服を着る(Invest)」という意味しかなかったのに「投資(Investment)」という意味を持たせたのも東インド会社。

これなんか、タカヤマ御大が一文奏しててもおかしくないテーマだし、それだけにタカヤマ文化史に馴染んだ読者からするととっても入りやすい。そこから会社って何かなとか、会計って何かなという風に進めるし。

ピコピコとの関わりで言えば、タカヤマ本の読者にはお馴染みのライプニッツとか。ドラキュラには電報が出てくるという話もあるけど、「その先」は各種タカヤマ本に出てきてない話題。

スタフォードの本を読んでビックリしたけど、ヴンダーカンマー(Wunderkammer)の区分けされた「オブジェ」と、現代のピコピコ画面上に映し出される「アイコン」が本質的には同じものだ、とかとか。

山本貴光さんが『文学問題 (F+f) +』で取り上げてたように、夏目漱石さん、考え方がまるっきり現代のピコピコラーだ、とか。
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そのことに気づいたのは、たぶん山本貴光さん自身がピコピコラーだからだろう。夏目漱石の本を「文学」としてだけ接してるとわかんないけど、ピコピコの素養ある人が接すると「あっ、この人は良いピコピコラーになれる!」と気づく、みたいな。

パッと思いついただけでもそんな話があるし、タカヤマ文化史のエッセンスを持って「ビジネス」と「ピコピコ」の世界に触れると、相当得るものがあるんじゃないだろうか。

で当然、ビジネスとピコピコのことを調べると、「なんでそこをフォローしてないんだろう」という情報のアナにも気づくから、そこを文化史的な知識で埋めてみると、向こうにはメチャ新鮮に見えたりして。

こうしてみると、ひと頃こっちが関心もってブログに載っけてた「ブンケーリケー」問題も、つまるところ「自分のやってることに関心持って欲しい」をこじらせたところにお互いの「なんだかなー」があったのかもしれない。

「自分のやってることに関心持ってもらう」より、「相手のやってることに関心持つ」方が手取り早いんだろう。

そうは言ってもなかなかね、というところを、なんとかチマチマとでもやってくのがタカヤマ学派の役目だと思うけど、どうだろう(^∇^)。

とりあえず英語でさえアクセスすれば、各種Scienceの世界が超オモシロイとわかったので、その手法を述べ伝えていくのが自分の役目かなー。

とりあえず割とマジメに考えたことを2回に分けて整理できたので、まずは良かった( ´ ▽ ` )ノ  あとは「その3」として、実際問題タカヤマ文化史を適用するときの方法論(実践編)とかをノートしてみようかなと考えてみたり(´∀`)

# by ulyssesjoycean | 2020-01-14 12:00 | Comments(0)

タカヤマ学派が考える「タカヤマ文化史をパブリックにする方法って?」(´∀`) 【その1】

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先日、割とマジメに「タカヤマ文化史を普遍化するにはどうしたらいいのかな」ということを考えた次第。(上のはその時に書いた手書きノート)

「普遍化」というと仰々しいけど、ようは「誰にでも使えるとようにする」ということかな。共有財産みたいなものとして。
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「タカヤマ学派」なんて呼び方があるけど、デザイン思考バリバリの棚橋弘季さんは正面突破の正攻法としてタカヤマ文化史を利用中。

ついにガードナーの『詳注アリス』の訳者あとがきにも名前が出てきた山本貴光さんは、ゲームのプログラミングやギリシャ哲学を載せる「土台」(orマップ)としてタカヤマ文化史を参照してる感じ。
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じゃこっちは何してるのかというと、テクノロジーやビジネスの世界にタカヤマ文化史の方法論でアプローチすると有効だぞ、と。「発明は理論に先行する」(©︎遠山啓)だから、タカヤマ文化史を当てはめると、「そういう文脈があるんだ!」と系譜がつながるというか。

他にも各自がそれぞれのやり方でタカヤマ文化史を広めるべく活動してるけど、実際モンダイとして、どうやったら広まるのかなー、なんて。

ひとつ思ったのは、「タカヤマ文化史を必要としてるところに持っていこう」ということ。つまりは「もともと人文学/humanitiesが大好きです!」という世界にはアプローチしなくてもいいんじゃないかと。

だってタカヤマ御大の著作はすでにたくさん出てるわけだから、その未踏の地とか抜け穴ととかを完遂するのは人文学方面で十分。

タカヤマ学派の自分としては、「タカヤマ学を”深める”よりも”広める”」方に軸足があるから、そのためには「人文学? なにそれ」的な方面に持ってった方が効果が大きい気がする。

じゃ、具体的にタカヤマ文化史を必要としてるところはどこなの?というと、「バリバリの実利的な世界」だろうと思うんだな。回転が速くて、短期的な目標設定、実益優先、技術主導な世界。

人文学のアンテナないからこそ、むしろ必要とされる余地があるんじゃないかなと思うんだな。

そのことをつい先日感じたのが、尊敬するビジネスパーソンの安西洋之さんのポッドキャスト。デザインマネジメント論について、デザイン研究の八重樫さんと小一時間の対談を行なっている。
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で、その中で「ふうん」と思ったのが、デザイン研究の立ち位置。哲学や社会学の方面の潮流を「デザイン研究が追っかける」流れがあるんだって。

でもなぜか「デザイン研究から、そういう潮流を発信する」形になっていかないのはなぜなのか、という話があったんだけど、それは結局「文献と歴史」の積み重ねが少なめだからじゃないかな。

「新しい」っていうと、なんもないところにポコッと出てくるようなイメージがあるけど、これは変な話、無理難題に近いものが。

「新しい」ものも、実は「歴史と文献(データ)」の積み重ねがボーダイにあった中で、それを捻ったり組み合わせたりして考えるものだから。

そういう考え方をしようと思うと、「歴史と文献」がないことは、けっこうな足かせになると思うんだな。デザイン研究は実学とその必要性からスタートした分、短くても数百年単位の歴史の積み重ねということでは、素材そのものが少ないのかも。

それで結果的に、ソクラテスの時代から「歴史と文献」ある哲学と、少なくともマックス・ヴェーバーあたりから「歴史と文献」ある社会学に頼っちゃう面あると思うんだけど、どうだろうか。

で、「タカヤマ文化史」を必要としてるところに話を戻すと、短期的・実利的・技術主導な世界ほど「歴史と文献」が少ないことの不利益があるみたい。

だってMとかBのつくアレなんか、ホントに長くて1年の話だから。またすぐにできる3つの目標とか、中身の話が具体に徹してる。それが大事なところでもあるんだけど。

もっと言うと、「誰の話を聞いても同じような印象」になる面が。それだけパッケージにして「普遍化」したのはスゴイなーとも思うんだけど、日頃1000年単位の文化史をやってる側からすると「うーん」と思わされる。

そうした背景を考えていくと、短期的・実利的・技術主導の分野にこそタカヤマ文化史を広めるのが効果的だと思ったんだな。これむしろ、「人文以外」に持ってった方が良くない?と。

以上を踏まえた上で、「じゃあどうやって広めるの?」というのについては、また次回に( ´ ▽ ` )ノ
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# by ulyssesjoycean | 2020-01-13 12:00 | Comments(0)

ラブレーの『ガルガンチュア』を読むためにグジュネムの『16世紀フランス文法』を見たいけど売ってないのでした(´∀`)の巻

ラブレーの『ガルガンチュア』を読むためにグジュネムの『16世紀フランス文法』を見たいけど売ってないのでした(´∀`)の巻_d0026378_21120478.jpg
プルーストと並んで、周期的に「なんか気になるんだよナー」という気分を起こすフランソワ・ラブレーの『ガルガンチュアとパンタグリュエル』。

プルーストさんの方はついにこの周期的な気分に負けて原文を集めてポツポツ読み進めているけど、なかなかラブレーにはそうした気になれずにいた。何しろフランス語が16世紀のものだから。

ン十年前に、渡辺一夫さんの訳書を見て「なんだこりゃ」と思った頃合、一度原文を手に取ってみたんだけど、現代フランス語と綴りがまるで違うのでビックリ。自分の「やっつけフランス語」ではまるでムリだとサッと棚に戻したな( ´ ▽ ` )ノ

そういう「手に取っては戻す」を以来なんども繰り返してきたんだけど、先日、何度目かの棚から引っ張り出しをやったところ、これがマズイことに「あっ、けっこう読めるぞ!」という感触を得てしまう。

初見の時とは違って、色々の紆余曲折からフランス語も相当修行を積んだこともあるし、あとまた自分が「古典ばっかり読むスピード感」になってきたせいなのか、割合しっくり来るという。

ラブレーもちゃんと目を通したいとは思うものの、それ以前に16世紀のフランス語ってどういうものなのかなーをちゃんと掴みたいという思いも。
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その手の導入では古典とされるGeorges Gougenheim,   « Grammaire de la langue française du XVIe siècle »があるんだけど、変な話、これがラブレー本体よりぜんぜん買うのがムツカシイ。

この「グッゲンハイム」と思わせて、実は「グジュネム」という読み方をする名前のおじさん、フランスの言語学ではけっこうな権威だったみたい。

実際、自分が本式にフランス語に取り組んだ頃、西村牧夫先生のご本に感銘を受けてアレコレ読みあさっていたら、この西村先生の恩師にあたるのがグジュネムさんだった由。
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やっぱり篤実な学究はエライ先生に就くもんなんだなと感慨深いものがあったけど、グジュネム先生の本が手に入らない状況に変わりはなし(^∇^)

いや、別に買えないことはないんだけれども、元の値段の10倍以上もかけてフランスから輸入するというのもどうなのよ、という気分なんだな。別にこっちはフランスの16世紀文学が大好きというのでなし。

プルーストについても、こういうアーダコーダの期間がずいぶん長かったんたけど、結局、GF版で原書が本棚に揃っていることを鑑みると、ラブレーさんやグジュネム先生についても同じことになるのかな^_^

何にしても、むかしは「読めないなー」という気分だったものが「お、なんか親しみを感じる」というふうに変化してくるのはありがたいので、ピコピコや数学で疲れた時はこういう「古典!」がありがたいやね(´∀`)

# by ulyssesjoycean | 2020-01-11 12:00 | Comments(0)

ファラデーさんはやっぱりスゴイ人だった! 講演録を読むと物理の内容が手にとるようにわかる!ヽ(´▽`)/

ファラデーさんはやっぱりスゴイ人だった! 講演録を読むと物理の内容が手にとるようにわかる!ヽ(´▽`)/_d0026378_12390248.jpg
(令和2年の初読書は、実験化学者マイケル・ファラデーの講演録。これまであんまり化学実験とかにキョーミを感じてこなかったけど、この講演内容はスゴイ!と目を開かれる思い。Machal Faraday, The Forces of MatterはDover Publicationsから税込798円で発売中)

2019年はやたらと自然科学やキカイ工学の本を読んだ一年だったけど、2020年に初めて手に取ったのはこのマイケル・ファラデーさん。

とにかく化学と名のつくものには必ず名前の出てくるファラデーさん。電気関係の用語もほとんどこの人が定着させた格好。

ご当人は小学校すら行っていない環境で、19世紀イギリス一の実験化学者になったのだからスゴイ。またそこにエジソン的なねじくれ曲がった性根の悪さが微塵もないあたり、スゴイ人だったんだなと思わされる。

で、こっちとしては電気関係のことだけ読めれば良かったんだけど、ファラデーさんの講義は連続モノなので、まずGravityから始まってCohesionその他へと進んでいく形。MagnetismとElectricityの話はけっこう後の方。

仕方がないので最初から読み始めたところ、マー、ファラデーさんの説明が冴える冴える。簡潔明瞭ながら、化学の芯は外さないというあたり、相当の手だれ。

実際、ファラデーさんの所属してた王立協会は講演が主な収入だったそうで、そこから各研究員への予算も配分されるわけだから、講演はメチャ重要だったんだって。

実際、実験とその理論化では優秀でも、講演はナーという人が代表になったりすると、とたんに協会自体が左前になる由。それだけにファラデーさんも講演については人のを聴いてメチャメチャ修練をつんだみたい。

で、そのファラデーさんの講演なんだけど、自分が一番感激したのは「基本原理が無理なく覚えられる」ような内容だってこと。

自分で数学やピコピコやって分かったのは、ナンダ、こっちも覚えることはたくさんあるではないか、「語学は覚えることが多くて」と言われるけど、その内容については自然科学やキカイの世界も負けてない。

ところがファラデーさんの話を聞くと、仕組みを原理的に解説するので、それを一般化した理論がストン!とアタマに入るんだな。

光の屈折とか入射角がどうした、というのは、理論だけでキチンと扱おうとするとそれなりに厄介。ところがファラデーさんはGravityの説明と実演をしたのち、光が水に当たるとこうなる、というのを見せてくれる。

だからか!と一瞬で理論がアタマにインプットされるので、このことには感激したな。光の屈折に重力を結びつけるとこんなにスッキリするのか!なんて。

こういう一見明瞭な話は、言われてみれば「なるほど」なんだけど、その素材と手順と説明を関連づけるのは並大抵のことではない。よく思いついたな!という感じ。

新しい分野のベンキョーをするときは、こっちにまだ十分な受け皿ができてないから、ゆっくり進めるしかないんだけど、この受け皿を作るまでの段階でこんなに目の覚めるような思いをしたのはファラデーさんが初めてかもしれない。

19世紀の英語なので、これなにかな〜という実験用語もいっぱい出てくるんだけど、ツボをおさえた展開に感激しきり。

化学や科学に携わる人は、ファラデーさんにはなれないまでも、この水際だった手並は参考にすべきなんじゃないだろうか。

この分で行くと、正直あんまり興味なかったElectromagnetismについてもスパーン!と分かるようになるかもしれない。一応ピコピコ屋である以上、そういうのも知っておいた方がいいから。

というわけで、小著ながら大変すばらしい内容で、新年はこれをしばらく読んでいくことにしよ( ´ ▽ ` )ノ  オススメ。




# by ulyssesjoycean | 2020-01-07 18:00 | Comments(0)

2019年の読了リストを大公開! 誰がヨロコブか知らないが268冊を並べてみた( ´ ▽ ` )ノ[下半期]

2019年の読了リストを大公開! 誰がヨロコブか知らないが268冊を並べてみた( ´ ▽ ` )ノ[下半期]_d0026378_21504134.jpg

7:合計19冊】


7/7

128.井上幸治、『ミラボーとフランス革命』(木水社)


7/9

129.W.ベックフォード、小川和夫/野島秀勝訳、『ヴァセック/泉のニンフ』(国書刊行会)

130.青木茂・酒井忠康監修、『日本の近代美術 1 油彩画の開拓者』(大月書店)

131.青木茂・酒井忠康監修、『日本の近代美術 2 明治の洋画家たち』(大月書店)

132.青木茂、『美術の図書旧刊案内』(三好企画)


7/10

133.月本昭男訳、『ギルガメシュ叙事詩』(岩波書店)


7/11

134.シェイクスピア、小田島雄志訳、『ハムレット』(白水Uブックス)


7/12

135.副島正光、『釈迦 人と思想』(清水書院センチュリーブックス)

136.WB・イェイツ、鈴木弘訳、『善悪の観念』(北星堂)

137.WB・イェイツ、鈴木弘訳、『ヴィジョン』(北星堂)

138.新倉俊一、『詩人たちの世紀』(みすず書房 大人の本棚)


7/16

139.高田瑞穂、『新釈現代文』(ちくま学芸文庫)


7/17

140.『世界人生論全集 5(筑摩書房)

141.ルクレーティウス、樋口勝彦訳、『物の本質について』(岩波文庫)


7/23

142.飯盛義徳、『地域づくりのためのプラットフォーム』(学芸出版社)


7/24

143.國領二郎、飯盛義徳編、『「元気村」はこう創る』

(日本経済新聞社)

144.鎧淳訳、『バガヴァッド・ギーター』(講談社学術文庫)


7/29

145.賞雅寛而、『船のしくみ』(日本文芸社)


7/31

146.池田良穂、『船の科学』(講談社ブルーバックス)


8:合計33冊】


8/1

147.池田良穂、『図解雑学 船のしくみ』(ナツメ社)


8/2

148.R.C.Andersonほか、松田常美ほか訳、『帆船 6000年のあゆみ』(成山堂書店)

149.夏目漱石、『定本 漱石全集 第十五巻 文学評論』(岩波書店)


8/3

150.藤原治、斎藤眞『トコトンやさしい 地質の本』(日刊工業新聞社)


8/5

151.青木正博、『鉱物・岩石入門』(誠文堂新光社)

152.ピーター・D・ウォード、垂水雄二訳、『恐竜はなぜ鳥に進化したのか』(文春文庫)


8/8

153.高橋康也編、『逸脱の系譜』(研究社)


8/11

154.アンナ・フロイド、外林大作訳、『自我と防衛』(誠信書房)

155.中村元編、『原始仏典』(筑摩書房)

156.アリストテレス、『二コマコス倫理学 上巻』(岩波文庫)


8/14

157164.『日経ESG 201928月号』(日経BP)

165.R.エルマン、大澤正佳訳、『ダブリンの4人』(岩波書店)

166.赤木昭三・赤木富美子、『サロンの思想史』(名古屋大学出版会)


8/16

167.高畠潔、『イギリスの鉄道のはなし』(成山堂書店)

168.A・ウェイリー、小川環樹・栗山稔訳、『李白』(岩波新書 評伝選)

169.アーサー・ウェイリー、加島祥造・古田島洋介訳、『袁枚』(東洋文庫)

170.平川祐弘、『アーサー・ウェイリー』(白水社)


8/20

171.持田幸男・村岡健次監修、『現代ヨーロッパの探究14 鉄道』(ミネルヴァ書房)


8/22

172.中村元訳、『ブッダのことば スッタニパータ』(ワイド版岩波文庫)


8/23

173.新藤信、『クレーの旅』(平凡社コロナブックス)

174.新藤信、『パウル・クレー 地中海の旅に』(平凡社コロナブックス)

175.宮下誠、『越境する天使 パウル・クレー』(春秋社)

176.中村元訳、『ブッダの真理のことば 感興のことば』(ワイド版岩波文庫)


8/27

177.エッカート・ノイマン、向井周太郎ほか訳、『バウハウスの人々』(みすず書房)

178.デューラー、前田誠郎訳、『ネーデルラント旅日記』(岩波文庫)


8/30

179.宮本昭三郎、『源氏物語に魅せられた男 アーサー・ウェイリー伝』(新潮選書)


9:合計25冊】


9/1

180.『わがまま歩き フランス』(ブルーガイド)


9/2

181.『地球の歩き方 パリ&近郊の町』(ダイヤモンド社)


9/3

182.ボブ・ケイトー他、柳瀬尚紀訳、『肖像のジェイムズ・ジョイス』(河出書房新社)


9/4

183.新井明、『ミルトン 人と思想』(清水書院)

184.ジャネット・フラナー、吉岡晶子訳、『パリ点描 1925-1939(講談社学術文庫)


9/6

185.ubuntuはじめる&楽しむ100%活用ガイド』(技術評論社)

186.梶村秀樹、『排外主義克服のための朝鮮史』(平凡社ライブラリー)

187.貴田庄、『西洋の書物工房』(芳賀書店)


9/7

188.坂巻佳壽美、『トコトンやさしいアルゴリズムの本』(日刊工業新聞社)

189.武田幸男編、『朝鮮史』(山川出版社)


9/10

190.EL・アイゼンステイン、別宮貞徳監訳、『印刷革命』(みすず書房)

191.シュテファン・ツワイク[ツヴァイク]、関楠生訳、『マリー・アントワネット』(河出書房、世界文学全集)


9/11

192.真山明夫監修、『トコトンやさしい印刷の本』(日刊工業新聞社)

193.藤本隆、『印刷発注の基本がわかる本』(日本能率マネジメントセンター)


9/12

194.尾島庄太郎、『イェイツ・人と作品』(研究社)


9/13

195.Richard Ellmann, YEATS THE MAN AND THE MASKS, LONDON, Macmillan, 1949.

196.谷光太郎、『ルーズベルト一族と日本』(中央公論新社)

197.長田彰文、『セオドア・ルーズベルトと韓国』(未來社)

198.塚原史、『ダダイズム』(岩波現代全書)


9/17

199.朝比奈なを、『ルポ 教育困難校』(朝日新書)


9/19

200.杉山寿美子、『モード・ゴン』(国書刊行会)


9/25

201.ポール・スミザー、日乃詩歩子、『日陰でよかった! ポール・スミザーのシェードガーデン』(宝島社)


9/26

202.ピーター・バーンスタイン、『リスク・上 神々への反逆』(日経ビジネス人文庫)


9/30

203.ピーター・バーンスタイン、『リスク・下  神々への反逆』(日経ビジネス人文庫)

204.ウィリアム・バーンスタイン、『交易の世界史 上』(ちくま学芸文庫、2019)


10:合計15冊】


10/2

205.『名画への旅22(講談社)

206.『名画への旅23(講談社)

207.『名画への旅24(講談社)


10/4

208.小川剛生、『兼好法師』(中公新書)


10/7

209.山田英世、『ベンサム』(清水書院)

210.佐藤夏生、『スタール夫人』(清水書院)

211.角田幸彦、『キケロー』(清水書院)

212.角田幸彦、『セネカ』(清水書院)


10/15

213.滝川幸司、『菅原道真』(中公新書)


10/16

214.沢田正子、『紫式部』(清水書院センチュリーブックス)

215.鳥谷朝代、『イラストでわかる 今日からあがらずに話せるコツ』(リベラル社)

216.アレクサンドル・ファルヌー、木村凌二監訳、『ホメロス』(創元社)


10/18

217.ベンサム、山下重一訳、『道徳および立法の諸原理序説』(世界の名著38、中央公論社)


10/22

218.ホッブズ、永井道雄、上田邦義訳、『リヴァイアサン I(中公クラシックス)


10/30

219.坂巻佳壽美、『トコトンやさしい組み込みシステムの本』(日刊工業新聞社)


11:合計23冊】


11/1

220.中村庸夫、『海の名前』(東京書籍)

221.石井美樹子、『図説エリザベス一世』(河出書房新社)


11/3

222.柳原正治、『グロティウス』(清水書院)

223.ホレス・ウォルポール、エドマンド・バーク『英国十八世紀文学叢書オトラント城 崇高と美の起源』(研究社)

224.エドマンド・バーク、半澤孝麿訳、『フランス革命の省察』(みすず書房)


11/6

225.Miriam Letanbaum, Alexander Pope’s ‘OPUS MAGNUM’ 1729-1744, Oxford.


11/8

226.八木誠一、『イエス』(清水書院)


11/12

227.『フランス革命事典 3  人物II(みすず書房)


11/14

228.iPhoneアプリ開発集中講座』(ソシム)

229.『トコトンやさしいプロジェクトマネジメントの本』(日刊工業新聞社)

230.コングリーヴ、笹山隆訳、『世の習い』(岩波文庫)

231.今井宏編、『イギリス史 近世』(山川出版社)


11/15

232.志賀美英、『鉱物資源問題と日本 枯渇・環境汚染・利害対立』(九州大学出版会)


11/17

233.門田和雄、『トコトンやさしい歯車の本』(日刊工業新聞社)


11/18

234.『フランス革命事典 7 歴史家』(みすず書房)


11/20

235.触媒学会、『トコトンやさしい触媒の本』(日刊工業新聞社)


11/22

236.藤田和男ほか編、『トコトンやさしいレアアースの本』(日刊工業新聞社)


11/24

237.田中亮三ほか、『英国貴族の邸宅』(小学館)

238.Alexander Pope, “Selected Poetry and Prose”, (Rinehart Edition)

239.折口信夫、『山のことぶれ』(平凡社スタンダードブックス)


11/28

240.中澄博行・福井寛、『トコトンやさしい染料・顔料の本』(日刊工業新聞社)

241.吉村泰治、『トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞社)


11/29

242.加納邦光、『ビスマルク』(清水書院)


12:合計26冊】


12/1

243.ウェルギリウス、小川正廣訳、『牧歌/農耕詩』(西洋古典叢書、京都大学学術出版会)

244.朱牟田夏雄、『英文をいかに読むか』(文建書房)


12/3

245.弘山勉、『最高の走り方』(小学館)

246.小山昇監修、『リチウムイオン二次電池の性能評価』(日刊工業新聞社)


12/4

247. 水野貴明、 “Web API : the good parts”(オライリージャパン)

248.『初めてのGraphQL(オライリージャパン)


12/6

249.岩崎泰男、『スウィフトの時代の政争と文学』(英宝社)

250.アレグザンダー・ポープ、岩崎泰男訳、『アーバスノット博士への手紙』(英宝社)


12/7

251.林道義、『ユング』(清水書院)

252.安田一郎、『フロム』(清水書院)


12/9

253.エーリッヒ・フロム、安田一郎訳、『権威と家族』(青土社)


12/10

254.Herbert Allen Giles, “China and the Chinese”, (The Columbia University Press, 1928)


12/13

255.山﨑耕造、『とことんやさしいエネルギーの本』(日刊工業新聞社)

256.クレッチメル、相場均訳、『体格と性格』(文光堂)

257.クレッチュマー、内村祐之訳、『天才の心理学』(岩波文庫)


12/14

258.野本哲嗣・浅井宏、『図解雑学 国際金融』(ナツメ社)


12/16

259.森田敬愛、『トコトンやさしい燃料電池の本 第2版』(日刊工業新聞社)


12/18

260.川辺謙一、『燃料電池自動車のメカニズム』(講談社ブルーバックス)

261.石川憲二、『電気自動車が一番わかる』(技術評論社)


12/20

262.呉茂一、『ギリシア神話 上』(新潮文庫)

263.デイヴィッド・ボダニス、吉田三知世訳、『電気革命』(新潮文庫)

264.『トコトンやさしい水素の本』(日刊工業新聞社)


12/22

265.後藤憲一、『ファラデーとマクスウェル』(清水書院)


12/23

266.エドマンド・ホワイト、田中裕介訳、『ペンギン評伝双書 マルセル・プルースト』(岩波書店)


12/26

267.William A. Gordon, Writer & Critic, Louisiana State University Press, 1968.


12/28

268.秋元英一、『世界大恐慌』(講談社選書メチエ)



[まとめ:ノートをつけてみた感想]


日頃から「頼まれてもいないリサーチ」をやってるので、実際どのくらい目を通してるのかな?と思ったら、けっこうな分量に。


積読が増えてきたからどうなのかな、とは思ったものの、そこそこ読了してるんだとわかって面白かったです。


*読了してないものもカウントしはじめると手がつけられないのもあるけど…


あとはせっかくStatisticsのベンキョーしてるので、この読了ノートを素材にして、「毒蛇」でデータ解析などしてみようと思います。


ではでは皆様もよいお年をヽ(´▽`)/


# by ulyssesjoycean | 2019-12-31 12:01 | Comments(0)

2019年の読了リストを大公開! 誰がヨロコブか知らないが268冊を並べてみた( ´ ▽ ` )ノ [上半期]

2019年の読了リストを大公開! 誰がヨロコブか知らないが268冊を並べてみた( ´ ▽ ` )ノ [上半期]_d0026378_21255896.jpg

ピコピコ道の師匠、アザット・マーダン先生にあやかって、2019年は読了読書ノートを付けてみた。


2019年に読み切ったのは268冊だったみたい。記録の付け方もテキトーだから、誤差もあるだろうけど( ´ ▽ ` )ノ


*そもそも、「読んだけどキロクしてないもの」もあった気がする

*マンガも入ってないし


「特に面白かった!」と思ったものは、太字にして色を変えておきたいと思います。

*人文系で「良かった!」のは緑色

*理工系で「良かった!」のは青色(自分的にベーコンさんはDatabaseの生みの親なので青だったりもする)


1:合計24冊】


1/2

1.マルカム・カウリー『亡命者帰る』(南雲堂)


1/3

2.エリザベス・シューエル『ノンセンスの領域』(河出書房新社)


1/4

3.今井むつみ『学びとは何か』(岩波新書)

4.ダニエル・ゴールマン他『EQリーダーシップ』(日本経済新聞社)

5.ダニエル・ゴールマン『EQ こころの知能指数』(講談社)

6.今井むつみ『ことばと思考』(岩波新書)


1/6

7.大橋健三郎編『20世紀英米文学案内 21 ドス・パソス』(研究社)

8.刈田元司他編『現代アメリカ文学全集 17(荒地出版社)

9.杉本喬他訳『現代アメリカ文学選集 7(荒地出版社)


1/7

10.片山洋次郎『骨盤にきく』(文春文庫)


1/20

11.Chaucer, The Franklins Prologue & Tale, Cambridge.


1/21

12.ドス・パソス、並河亮訳、『U.S.A. III 上』(新潮文庫)


1/22

13.JPRS、『DNSがよくわかる教科書』(SBクリエイティブ)

14.網野衛二、『3分間DNS基礎講座』(技術評論社)


1/23

15.E・アウエルバッハ、篠田一士・川村二郎訳、『ミメーシス 上』(筑摩叢書)


1/25


16.『日経NET WORK(20175月号)

17.ネットワークマガジン編集部、『すっきりわかった! DNS&メール』(アスキー)

18.岡嶋裕史、『実験でわかるインターネット』(岩波ジュニア文庫)


1/27


19.杉本英二、『インターネット時代の情報システム入門』(同文舘出版)

20.中村真一郎、『中村真一郎評論集成 2 私の西欧文学』(岩波書店)


1/28


21.Stoyan Stefanov, React Up & Running, O’Reilly

22.橋本文夫、『ドイツ語の基礎』(郁文堂)


1/30

23.ジョン・レイマン編、加納秀夫ほか訳、『五十年代の文学』(南雲堂、双書・不安の時代)

24.アーノルド・トインビー、フィリップ・トインビー、黒沢英二訳、『現代人の疑問』(毎日新聞社)


2:合計17冊】


2/2

25.篠田一士編、『集英社版世界の文学38 現代評論集』(集英社)


2/7

26.M.J.アドラー、外山滋比古訳、『本を読む本』(講談社学術文庫)

27.M.J.アドラー、稲垣良典訳『天使とわれら』(講談社学術文庫)

28.ヨアヒム・シルト、橘好碩訳、『ドイツ語の歴史』(大修館書店)


2/15

29.シェイクスピア、小田島雄志訳『ヘンリー五世』(白水Uブックス)


2/19

30.阿部謹也、『ヨーロッパを見る視角』(岩波書店)


2/21

31.深瀬基寛編、『エリオット』(筑摩叢書)

32.伊藤信吉編、『大手拓次詩集』(世界の詩 28、彌生書房)

33.吉増剛造、『詩をポケットに』(NHKライブラリー)


2/22

34.深瀬基寛他編訳『エリオット全集 5 文化論』(中央公論社)


2/24

35.中山喜一朗監修、『別冊太陽  仙厓 ユーモアあふれる禅のこころ』(平凡社)

36.勝田吉太郎、『人類の知的遺産 49  バクーニン (講談社)

37.リットン・ストレイチー、片山正樹訳、『フランス文学道しるべ』(筑摩叢書)


2/25

38.Ben Rady, Serverless Single Page Apps, Pragmatic Bookshelf.


2/26

39.TS・エリオット、矢本貞幹訳、『文芸批評論』(岩波文庫)


2/28

40.ジョンソンほか著、榊田博訳、『医学とキリスト教の連携』(すぐ書房)

41.フォントネルほか著、赤木昭三ほか訳、『ユートピア旅行記叢書 4(岩波書店)


3:合計16冊】


3/1

42.エーリッヒ・アウエルバッハ著、篠田一士・川村二郎訳、『ミメーシス 下』(筑摩叢書)


3/5

43.ルネ・クルヴェル、三好郁朗訳、『ぼくの肉体とぼく』(雪華社)


3/6

44.西脇順三郎、『西脇順三郎コレクション III 翻訳詩集』(慶應義塾大学出版会)

45.ブリア・サヴァラン、関根秀雄訳、『美味礼讃』(白水社)

46.JG・フレイザー、神成利男訳、石塚正英監修、『金枝篇 呪術と宗教の研究 1 呪術と王の起源[上]』(国書刊行会)


3/8

47.エピクテトス、鹿野治助訳、『語録 要録』(中公クラシックス)


3/12

48.宮谷宜史、『アウグスティヌス』(清水書院、センチュリーブックス)


3/20

49.『ネルヴァル全集 VI(筑摩書房

50.『日経NETWORK これでばっちりルーティング』(20172月号、日経BP)

51.『日経NETWORK バッチリVLAN講座』(20182月号、日経BP)

52.Vue.js入門』(技術評論社)

53.パスカル、前田陽一・由木康訳『パンセ I(中公クラシックス)


3/22

54.Ilya Grigorik, High Performance Browser Networking, O’Reilly.


3/27

55.パスカル、前田陽一・由木康訳『パンセ II(中公クラシックス)


3/28

56.『日経NETWORK(20185月号)


3/30

57.CS・ルイス、中村妙子訳、『悪魔の手紙』(平凡社ライブラリー)


4:合計14冊】


4/2

58.オウィディウス、高橋宏幸訳、『祭暦』(国文社)


4/4

59.モリエール、内藤あろう、『人間嫌い』(新潮文庫)


4/7

60.ゲオルク・グロデック、岸田秀・山下公子訳、『エスの本』(誠信書房)


4/9

61.ハイデッガー、岩田靖夫訳、『ハイデッガー全集 40 形而上学入門』(創文社)


4/11

62.CS・ルイス、早乙女忠・中村邦生訳、『喜びのおとずれ』(冨山房百科文庫)


4/12

63.AE・ハウスマン、『ハウスマン全詩集』(沖積舎)


4/15

64.エイミー・カディ、『パワーポーズ』(早川)


4/17

65.岩田宇史、『いちばんやさしいJavaScriptの教本』(インプレス)


4/19

66.モンテーニュ、荒木昭太郎訳、『エセー I(中公クラシックス)

67.Adam Smith, Wealth of Nations, Everyman’s Library.


4/23

68.大久保康明、『人と思想  モンテーニュ』(清水書院)


4/26

69.モンテーニュ、荒木昭太郎訳、『エセー II(中公クラシックス)


4/27

70.モンテーニュ、荒木昭太郎訳、『エセー III(中公クラシックス)


4/29

71.ショーペンハウアー、西尾幹二訳、『意志と表象としての世界 I(中公クラシックス)


5:合計32冊】


72.山本純子『入門クラウドファンディング』(日本実業出版社)

73.丸山隆平『中小企業のためのクラウドファンディング入門』(経済産業調査会)

74.川上清市『事例でわかる!クラウドファンディング成功の秘訣』(秀和システム)

75.中山亮太郎『クラウドファンディング革命』(PHP研究所)


5/4

76.ショーペンハウアー、西尾幹二訳、『意志と表象としての世界 II(中公クラシックス)


5/7

77.ショーペンハウアー、西尾幹二訳、『意志と表象としての世界 III(中公クラシックス)

78.『ショーペンハウアー全集 6(白水社)


5/8

79.朝井淳『C言語ポインタが理解できない理由』(技術評論社)

80.鈴木一郎訳『ホラティウス全集』(玉川大学出版局)


5/14

81.逸見喜一郎、『ラテン文学を読む』(岩波書店)

82.小川環樹訳、『老子』(中公クラシックス)

83.ジャンコクトー、堀口大学訳、『ジャンコクトー全集 4 (阿片)(創文社)


5/15

84.マシュー・アーノルド、西山哲三郎訳、『文学論 下』(琉璃書店)


5/20

85.鈴木修次『荘子 センチュリーブックス』(清水書院)

86.堀田彰『エピクロスとストア センチュリーブックス』(清水書院)

87.三野博司、木谷吉克訳、『愛の神のいたずら ラ・フォンテーヌの小話2(教養文庫)

88.W.H.ハドスン、黒田晶子訳、『鳥たちをめぐる冒険』(講談社学術文庫)


5/21

89.JB・ワトソン、安田一郎訳、『行動主義の心理学』(河出書房新社)


5/24

90.ニーチェ、川原栄峰訳、『この人を見よ 自伝集』(ちくま学芸文庫)

91.ピエール・ガスカール『博物学者ビュフォン』(白水社)

92.富士川義之、『気まぐれな読書』(みすず書房)


5/25

93.『ヴァレリー全集 7 マラルメ論叢』(筑摩書房)

94.金田法子『人と思想  ジェイムズ・ジョイス』(清水書院)

95.出隆・岩崎允胤『エピクロス 教説と手紙』(岩波文庫・青)


5/28

96.成田成寿訳、『ベーコン 随筆集』(中公クラシックス)

97.河盛好蔵、『私の随想選 1 私のパリ』(新潮社)

98.森三樹三郎訳注、『荘子 内篇』(中公文庫)

99.中川信訳、ヴォルテール『寛容論』(中公文庫)


5/30


100.Norman Douglas, Siren Land, Penguin Travel Library, 1983 (first published in 1911),


5/31

101.カロリーヌ・フランクラン=グルー編、滝澤壽訳、『フローベールのパンセ』(駿河台出版社)

102.ニーチェ、『悦ばしき知識 ニーチェ全集8(ちくま学芸文庫)

103.WH・ハドスン、『ラ・プラタの博物学者』(講談社学術文庫)


6:合計24冊】


6/1

104.堤虎男、『レオパルディ研究』(村松書館)


6/3

105.フォースター、『EM・フォースター著作集 民主主義に万歳二唱 I(みすず書房)

106.フォースター、『EM・フォースター著作集 民主主義に万歳二唱 II(みすず書房)


6/4

107.ドルバック、野沢協訳、『キリスト教暴露』(現代思潮社)

108.ウェルギリウス、岡道男・高橋宏幸訳、『アエネーイス』(西洋古典叢書)


6/5

109.ヴァレリー・ラルボー、『A.O.バルナブース全集 上』(岩波文庫)

110.ヴァレリー・ラルボー、『A.O.バルナブース全集 下』(岩波文庫)


6/9

111.朝尾幸次郎、『英文法の「なぜ」』(大修館書店)

112.ジェラルド・ハード、深瀬基寛、安田章一郎訳、『堕落論 歴史の中に神があるか』(筑摩叢書)


6/11

113.ニーチェ、池尾健一訳、『人間的、あまりに人間的 I(ちくま学芸文庫)


6/12

114.ヘミングウェイ、高見浩訳、『移動祝祭日』(新潮文庫)


6/13

115.櫻井正一郎、『最後のウォルター・ローリー』(みすず書房)

116.GP・グーチ、堀豊彦、升味準之輔訳、『イギリス政治思想 I (岩波現代叢書)

117.野村正人、『諷刺画家グランヴィル』(水声社)


6/14

118.佐藤賢一、『フランス革命の肖像』(集英社)

119.フランシス・ベーコン、『学問の進歩』(岩波文庫)


6/17

120.リチャード・バトラー、磯野友彦訳、『ジョージ・サンタヤーナ』(早稲田大学出版部)

121.藤井昇訳注、『マールティアーリス詩選』(大学書林語学文庫)


6/19

122.伊東冬美、『フランス大革命に抗して シャトーブリアンとロマン主義』(中公新書)


6/24

123.スピノザ、工藤喜作・斎藤博訳、『エティカ』(中公クラシックス)


6/25

124.筒井賢治、『グノーシス 古代キリスト教の異端思想』(講談社選書メチエ)


6/26

125.阿部謹也、『中世を旅する人びと』(ちくま学芸文庫)

126.大貫隆、『グノーシスの神話』(講談社学術文庫)


6/30

127.W・シュテーケル、松井孝史訳、『女性の冷感症』(河出書房)



# by ulyssesjoycean | 2019-12-31 12:00 | Comments(0)