昨日、小学生時代に使っていた水彩セットを引っ張り出して、ものはためしと絵筆をとる――
『アニメーション美術』でも叩き込まれた、基本の立体を使って、塗ってみたら、こんな感じに。
こういう場合でも、面ごとを順番に塗っていくのか、一番明るい色を下塗りしておいて、その上に、各面を濃い色で重ねていった方がいいのか、水引きするのとしないのとでは――等々、試行錯誤(思考錯誤?)が続く。
ただ、本当に十ン年ぶりに絵具を使って絵を描くというのが、ムチャクチャに楽しい! なんだこれは?!というぐらい、原初的な快感がある。
もっとも、鉛筆で描くのとちがって困ったのは、
「まっすぐな線を引くのが大変」なのと、
「面の稜線がにじむ」こと。左下のやつなんかは、典型的にそうですな。
あとは自分の色の好みで、再度の高いはっきりした色遣いより、淡い色調の方が落ち着くということ。右上・左下ぐらいの、あわい緑が一番しっくりきたな。
小学校時代の絵具セットで画材も何もないと思うけど、その中の一本、
「メンソウ筆」(漢字失念)が非常に使いやすく、これだと鉛筆の延長線上でコントロールできる。
それにしても、絵具で描くのがこんな楽しいとは思わなかったなー。ほんとビックリしたよ。早いトコ、小林七郎氏と宮崎駿氏の画集を用意しなくては。描けねーだろうけど。