色々の関係から、一巻の次は五巻という、変則的な読み方になってしまった
『神様家族』(MF文庫J)。
その表紙に着想を受けた水彩が自分としても非常に満足のいく出来になったので、もうちょっと読んでみようかな――と、思った次第。
それと同時に読んでみるのが、夏目漱石の
『彼岸過迄』(岩波書店)。
高山宏
『かたち三昧』(羽鳥書店)でも同書の骨格として位置づけられていた漱石論、漱石はちょっとな――という思いがあったんだけど、漱石なりの探偵小説がコレだ――と言われては、読まないわけにはいきません。
実際、その冒頭文が、けっこうすっとぼけたこと言ってて、笑っちゃうんだよね。ずっとニガテだ!と言ってきた作家の文章がオモシロくって、実は、しまった!とか思っていたりする。
あとは、みなもと太郎氏の
『風雲児たち 幕末編』の最新15巻が、とてつもなくオモシロイです。
幕末ってこんなことやってたんだ――から、当時のネットワークのあり方が、今と基本的に変わらないことなど、読み応えがスゴイ。
(これの旧版を揃いで学級文庫に備え付けてくれていた小学校の先生には感謝あるのみ。でも、いま顧みて、読んでるのは自分だけだったような気が・笑)