もーいーくつねーるーとー
『レンブラントの目』ー(語呂悪し)。心境的には歌でも歌いたいくらい、待ち遠しい高山宏氏の訳書。
とは言いながら、サイモン・シャーマ(Simon Schama)については、
『風景と記憶』(河出書房新社)以後、そこそこ原書でフォローした結果、やはり
『富めるが故の惑い』一著に尽きると痛感。
17世紀オランダ文化の精髄を、たくみなユーモアで語った名著で、この印象があまりに強いものだから、以降の著作にリキが入らない――という感じ。
そういった経緯あって、人文関係についてはスタフォード一本槍(入荷待ち)。小説はフランス語とドイツ語で、マンガについては
『北斗の拳』と
『君に届け』。
『君に届け』はやっぱオモシロイね。好悪の情でも、
「好」を中心にすえた物語の運びが良い。むしろ珍しいんじゃないかなー。