『君に届け』のオモシロさがマズイ! オモシロイ作品は数あれど、ちょっと違う感動の仕方をしてる。
4巻になって、今までの(絵柄的にも)未整理だった部分がすっきりと読みやすくなり、ヒロインの内的独白にも自然についていける――
そこで思ったんだよね、あっ、まずい! これ本当に感動してる!!(笑)。
感銘を受けるとか、素直に感激するとか、感動の仕方にも色々あったけれど、主人公(この場合はヒロイン)の心情にのっかって
「そのまま」感動するっていうのは、今までなかった。
なるほど、一人称の内的独白は、ジタバタ感にもつながるけれど、うまく作品の波長とシンクロすると、そのキャラクターの心情そのままに感動できるのか!と。
こっちはメインのターゲット層ではありえないので(そりゃそうだ)、気恥ずかしいから今みたいにその感動を分析しちゃうんだけど、これはキャラクターとシンクロするのが上手い人はスゴイことになるなー。
でもこれで5巻まで読んじゃって、あとはもう数冊でしょ? オモシロイ少女マンガというより、こうやって愉しむんだ!という新たな形を教えてもらったので、この先が楽しみでしょうがない。
(そーいったことでなく、普通に楽しみにするほり恵利織氏も、『先生とワタシ。』以降、コンスタントに作品を発表されているようなので、こっちも確認しないと)