あえてフランスと言わずフランス語圏と言うけれど、なぜかそちらとのご縁が深く、単純に言えば気の合う方が多いので、なんでだろう?と思っていた。
語学的なことで言えば、英語を100とすると、フランス語は50くらい。他にも独伊羅とやっていて、一時は右から文字を書くやつにも通じていたけど、結果、それほどでもないフランス語で話すことが多かったり。
じゃあ、かの地に憧憬の念があるか――というと、そーでもないんじゃないかな。むしろ、かなり希薄なほうだと思う。観光それ自体に強い関心があるわけでなし。
結構づくめということはないにしても、大して通じもしない割に話す人が多いので、これは一体なんなのか――と気になっていた。
縁があるって、大体そんなもんじゃね?と言われてしまえばそれまでだけど、これは何か――と引っかかっていたところ、もしかするとコレか?!というヒントを発見。
正確な表現は忘れたけれど、話す合間に、
「Tout homme n'est pas parfait」だったかな、要するに
「完璧な人間はいない」由。
たまたま一人がそう思ってるんじゃなく、みんなが徹底してそういう認識をしてる――というところが、もしかすると縁の根底にあるんじゃないかと。
「人間はダメなものだ」という認識が根本にあって、それを明るくラテンに吹っ切るか、こっちのように面倒くさく考えるか、そうした違いはあっても、その根っこがおんなじなんではないかと。
あとはもっと単純に、
「ヘンな人」つながりというのもあるよね(笑)。人と違ってるのが悪いことではない――という風に言われたけど、そういう気風なんだろうか。