よほど興が乗ったのか、
『Children's Literature』は、あれからあっという間に読了。でも期待していた、日本マンガへの言及等はなかったなー。
でも末尾に、
「Perhaps this explains the feature that contemporary Japanese anime artists find so compelling: children with overly large eyes, yet little button noses.」(p. 331.)というくだりがありましたな。
なるほど、ちょんとだけついている鼻のことを
「button nose」と言うのか――と、その表現に興味を引かれる。
そしたらちゃんとここには原注がついていて、
Sianne Ngai, "The Cuteness of the Avant-Garde", (Critical Inquiry 31), 2005.という文章を教えてもらった。
最近やっと外部資料が使用可能になり、こうした論文雑誌も閲覧可能になったので、今度調べてみようと思う。
以前、ティエリー・グルンステン氏の講演を聴きにいったときも、鼻に対する日欧の意識の違いということを言われていたので、やっぱり気になっちゃう。
そういったことでは、最近読んでいるヴァニダ氏の作品では鼻に特化した描き方というのはないかも。日本人読者でもスーッと入っていける絵柄になってる。これは意識してそうしてるのかなー。
あとは、どーしても調べがつかないフランスの俗語は、ネイティヴの友人に訊いてみたよ。さすがに根掘り葉掘りというわけにはいかないけれども(笑)。
なるほど、そういう感情がこもってるのか――と、得るものが大きかった。ただ、そのたびに尋ねるのではいくらなんでもアレだから、やっぱりリファレンス(資料)が欲しいなぁ。
(別な方面にもご相談していたけど、やはりネット上に何がしかのレファランスがあるはずだ――という話に。
流行り廃りのある分野だから、それこそインターネット向きだと思うのだけど、なかなか「これだ!」という感じにならず。腰を入れて調べよう)