待望の(*自分的に)
『わたし』シリーズ第三巻は、10月7日発売だー! すっげー楽しみ!!
ヴァニダ氏の作品を
『季刊エス』で知って、フランスから取り寄せて読んでみたら、これにすっかりハマってしまった。
仲間内でギスってるシーンも多いから、そこはつらいんだけど、気さく男子のマティス君など、ちょっと
『となりの怪物くん』を思わせる要素もあって、すっかり作品のファンになる。
このところ、バンドデシネの世界ちゃんと学ぼう!ということで、自分の好みを云々する前に、読めるものは片端から目を通すことにした。
それで
『アランの戦争』を手にとってみたら、これがべらぼうにオモシロイ。何が――というのではないのだけれど、引き込まれてしまう。
作品全体が
「語り」で進行するから、
「複合過去・半過去」が中心となっていてその意味でも読みやすいし、ケチな考え方だけど、フランス語の勉強にもなる。
邦訳も出ているから(というか、だからこそ手に取ったわけだけれども)、ひとまず原書で読み終えたら、
『アランの戦争』(国書刊行会)を日本語で読む楽しみもある。
なんだろう? こうやって
「線」でかっちり捉えてあると、入っていきやすいのかなー。これは自分の嗜好もあるのか。
先日、ロートレック美術館の番組を見たら、やはりグッと来たのは、
『二日酔い』と題された線画の一枚だったからなぁ。