本腰を入れてバンドデシネの勉強をするぞ! おー!!と始めたものの、あっという間に閲覧できる資料には目を通してしまった。
いくら勉強とはいえ、まったく嗜好に合わない作品や、邦訳で読んでいるものを除外していくと、けっこうなペースで蔵書を消化してしまう。
こっから先、どういう形でバンドデシネを学んでいくべきか、それが問題だなぁ。
でもそうして、アレコレと目を通していった結果、やっぱりエマニュエル・ギベール
『アランの戦争』がずば抜けて面白かった。
あろうことか、閲覧可能な資料では、なぜか二巻までしか揃っておらず、原書と翻訳をつき合わせて楽しむことはできないのがちと残念。
あとはあれだ、クレシー氏のフランス語はひねりがきいていて、読むのに難儀するということだな。
『JAPON』に入っている掌編も、テクストがけっこう大変。
バンドデシネへの関心は、これからも継続させていきたい。古永真一氏の著書で言及されていた
『ヌーヴィエム・アール』は、げげっ!というような古書価格がついているので、二の足を踏んでしまう。