フランス語版の文章読本と言うべきルグランの
『Stylistique francaise』、よくよく調べたら、初版は1920年代ということで、やっぱり語彙の要求水準が高い。
そりゃそうなんだな、大正や昭和初期の語彙で良い文を書こうということだから。用例に見たこともない単語がならぶ。
ただ読み進めていて気になるのは、膨大な分量の練習問題に対して、それの解答例がどこにも見つからないこと。
まさか――と思って、最後まで読めばきっと付いているのだろうと、半ば自分を騙しつつページをめくっているのだけど、ひょっとするとコレ、解答はついてないの?
だとすると、とてものことこの水準の問題を独力で解くのは無理ですよ!と叫びたい気分。テクスト部分の説明がすごくオモシロイので、それだけでも損はないのだけど。
(先日からやっている『英文法マスターコース』は、自分の知りたい瑣末な文法の盲点をうまくついていて、非常にやりがいがある。
説明もわかりやすいし。やっぱ買ってよかったなー。英語の再復習をしたい方にオススメ)