調べることあって90年代のアニメ雑誌を通覧していたら、そこに登場する『ロードス島戦記』の絵柄、というか、出渕裕(いづぶちゆたか)さんの描くディードリッドを見て、いまだ大きな影響があるんだな、ということを再確認。
『ロードス島戦記』の原作小説は全部読んだけど、当時としては、文章に感心したというより、そこにおさめられている挿絵の雰囲気を楽しんでいたような気がする。
で後年、パトレイバーのデザインをやったのも同じ人とわかり、なるほど!と合点がいったけど、もともとメカに疎いのでそちらの方面にハマリこむということにはならず、でもディードリッドはまだ影響を受けているという。
なにより現在まで続く
「エルフのとんがり耳」は、これが発祥と言われるくらいで、絵柄としてもエポックメーキングだったのが、多少とも絵を描くようになった今みても十分に魅力的なのはやっぱりすごい。
当時は眺めるほかなかったけど、今の自分の画力だと描けるんかなーと気になっている次第。あとは久しく色をつけてないけど、こういう水彩の雰囲気だったら、今なら描けるんじゃないかなーと。
(自分の中の「色」の師匠は宮崎駿さんの水彩画だけど、それとは全然違う出渕裕さんの色彩も、いまだったらチャレンジしてみたいと思える)