買ったものの長らくほったらかしになっていた、ルイーズ・ラべのペーパーバックを読み始めたら、最初に見たときと違って、中世の文章だけど、けっこう読めるじゃん!
そしたらマズイことに、その中にオウィディウスへの言及が頻繁にあって、先日読んだモンテーニュもラテン語の引用多いし(モンテーニュさんの場合、父親の方針で、母語がラテン語だったから多少別にしても)、やっぱラテン語ちゃんと覚えたいなーと。
恩師に尋ねたことでは、ラテン語のむずかしさというのは、レトリックの難しさであり、いくらちゃんと勉強しても、実際の作品を読むとなると、その凝りに凝った修辞法に足を引っ張られるという。
一方、同じく古典語として名高いギリシャ語は、覚えてしまえばホメロスなど描写が簡潔なので、かなりのスピードで読み取れるようになるという――そういったところがラテン語とは違う由。
でもなぁ、やっぱりなぁ、ラテン語覚えたいなぁ、と思っていたら、山下太郎さんの
『しっかり学ぶ初級ラテン語』(ベレ出版)が素晴らしい出来で、これをとっかかりにすればいけるんじゃないかと。
(なんにしても、ヨーロッパ言語をやっていてラテン語をやらないというのは問題外なので、せっかくやるんなら読めるとこまで行きたいよね、と。
裏の事情としては、スラヴ系で全く系統の異なるロシア語学習にへこたれたという一面も大きかったりして・笑 今まで覚えた単語が何のヒントにもならないので、これはツライ)