年4回発行される、アニメ~マンガ~美術もろもろを網羅する
『季刊エス』(飛鳥新社)。絵の勉強をし始めたころに見つけて、そのクオリティに驚愕、毎回なめるがごとく耽読してきた。おかげで本棚のひとつ丸々が
『季刊エス』という状態。
しかしそれもこの12月15日発売号で終焉を迎えるというので、色々と感慨深いものがある。巻末に、飛鳥新社での発行は、という限定がついていたから、版元を変えて続いていくのかもしれないけど。
ではそれをものすごく惜しんでいるかというと、それがまた微妙。自分が読み始めた10号~11号の頃と比べて、インタビューでのやり取りが平板になっているように見えたし、おやおやっという印象が文面から伺えたので、作っている人が変わったのかな、と思っていた。
とにかく読み始めたころの、
『季刊エス』編集部の人は超人が揃っている!と思い、作家さんだけでなく、その相手役を務める無名の聞き手のコメントを読むのが楽しみで仕方なかった。
これが贔屓の引き倒しなのか、実際に作る人が変わっているのかはわからないけど、ひとまずこれまでの
「偉業」に感謝をささげるつもりで、最新号を買った次第。本当にこれだけのクオリティをよく続けてきてくださいました。ありがとうございます。